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29:SMO討伐!

この物語は双子姉妹(Blanc Twins)の冒険談を『夢とは?』いうテーマで描いたパラレルワールドでの物語です。彼女達にぼんやりと見える『夢』を無意識に追いかけて行くとそこに『幸せ』が見つかるのか?を綴っていきたいと思います。


このエピソードからはSeason3ー余燼(よじん)が燻る編ーのスタートです。

実はシーズン1の前にプロローグ的な『成り行き』の詳しいお話があるのですが・・・それはこのシーズンが終わった後に公表したいと思います。(文芸:ヒューマンドラマにて)

そしてこの双子は稀に見るとびっきりの美人姉妹なのです!まるで光と陰。ロボットや兵器類も言葉では7割しか描けませんがカッコいいはずです。荒廃したパラレルワールドでの彼女たちの活躍とクールな兵器類をイメージしながら、世界地図を片手に読んでいただけると楽しめると思います。これって現実なの?それともSF?と言う狭間で大人も楽しめるギリギリのラインでどんどん進めていこうと思います。


エッセイもその他カテゴリーのエッセイにて投稿中です!

シノが「行きます!」と合図し、静かにフライングエンジェルを起動した。可能な限り静かに低速で、ビルに沿ってまるで外壁を登っているかの如く上がっていっている。しそして予定通りに展望台フロアー下のガラス面をデバイスで切開し侵入に成功した。


「これから、エレベーター内部に入ります。」と言いシノはエレベーターの扉を開けて内部の最上階へと続くエレベーター稼働空間をゆっくりと登っているところだ。集音器を使いながら各フロアーの状況を緻密に探りながら同時に赤外線探知器でもイザベラ・ルイーズを検索している。


ついに12階上のフロアーに監禁されている部屋らしき区画を発見した。そして、赤外線探知機に写っているその2体は動かず寄り添っているように見えた。

「リーダー格はレザーキャノンがあるフロアの上にいるようです。イザベラ・ルイーズはその12階上にいます。」とシノがレポートした。


ジュリアが、「わかったわ。じゃソフィアにド派手にぶっ放してもらっている間に、あなたはそのフロアに潜入して、2人を確保して!いいわね!」

「私は反対側から攻めるから、じゃーソフィア! ロックンロール!!」と号令をかけた。

ソフィアとガリオンは待ってましたという勢いでレーザーキャノン砲をぶっ放した!


敵フロアのガラスは割れまくり、どんどん2人の餌食になっていった。

そして、その面の敵レーザーキャノンも排除できた。

そんな状況下でレーザーが飛んでくる方向を確認できたのであろうか?敵6人が急いで階下に降りて行く。やはりドローンで来るのであろう。


そして、この射撃が終わる頃、ジュリアは全速力で飛び立ちあっという間に展望テラスに着地しフライングエンジェルを畳み(格納すると小さくなるので邪魔にならないのだ)シールドと珍しくショートソードを持ち中に入って行った。


ジュリアに不意をつかれた敵はやはり実弾のマシンガンで撃ってきたのだが、彼女はそれをシールドで巧みにかわしている。そしてシールドで押しながら進み、ショートソードで突き1人また1人と刺していって進んだ。人間を殺すことを嫌う彼女であるがテロリストに対してはお情けはないようだ。内部には50人以上はいるのであろうか?


ソフィアの射撃で10人はやられている。そして、このマシンガンの連中もすでに10人は殺している。マシンガンをクリアした後にはアーマーを着用してショットガンを持った連中がさらに10人ばかり出てきたのだ。


その頃敵別動隊は武装ドローン3機でクライスラービルに向かっていた。

シノは2人の監禁部屋を突き止め安否を確認しているところである。

『ドンドンドン』「シノよ! イザベラ、ルイーズいる??」

口を塞がれているのかしゃべれないようで唸り声のようなものが聞こえる。

『やっぱり、ここだわ!』


シノはその部屋のドアの鍵をピッキングして開けているところだ。そこに2人が捕虜を移動させようとやってきたのだった。彼女は咄嗟にジュリアからもらったボウガンで1発・2発と撃った。やはり敵アーマーを見事貫通し2人ともバタッと倒れた。やっと鍵が開いた。ドアを開けてみるとイザベラ・ルイーズが手足を縛られて横たわっていた。


「イザベラ・ルイーズ大丈夫?」と言いながらシノは駆け寄っていった。

「うんうんうん」イザベラが何かを言いたがっている。

シノはそれを理解しまずは口に貼られたテープを剥がしてあげた。

「シノ、有難う!! どうなるかと思ったよ〜 あいつら殺してやる!! この縄を切ってよー!」


シノが縄を切ってあげると、2人は立ち上がってどうにか大丈夫そうである。

「私らあれから何も食べてないんだよ。最初はこの隔離部屋で自由だったからトイレとか行けたんだけど、出せーとか騒いでたら、あいつら結びやがったんだ。それからトイレも行けてないんだ。悪いけど今行ってくるよ。」するとルイーズも「私もよ!」と2人とも呑気にこの部屋のトイレに駆け込んで行ったのだった。


このもしかしたら奴らに殺されてしまう状況の中である意味余裕な行動である。シノはあいつらが来るかもしれないという状況の中でヤキモキしながら2人を待っていた。


「ごめん!お待たせ!あいつら殺してやるからな!!」とルイーズが言った。シノは持ってきていた短刀を2人に1本づつ投げ渡し「奴ら実弾を撃ってくるから、気をつけてね!」と言うや否や、また廊下から敵が入ってくるような音がした。


「また、奴らくるわよ! 縛られてるフリして!」とシノが小声で言うと、イザベラ・ルイーズはまた元の状態に戻ったフリをして横たわった。シノは忍者の特技である天井に忍者ツールを使い張り付いて奴らが入ってくるのをじっと待っていた。


『ガタガタ』とドアを開ける音がして、やはり男が3人捕虜を確保にやってきたのだった。「良かった!まだいるぜ! この2人をピックアップドローンに載せるんだってよ!」と言いながら2人に近づいていくと、横たわっているフリをしていた2人がスッと立ち上がって短刀を男2人に両脇から刺した。そしてその後ろにいた3人目を天井から飛び降りてきたシノが忍者刀で背中を刺したのだった。刺された3人はその場に「うっ」と言いながら倒れた。


「やったぜ!! ざまあ見ろ!! 俺様を舐めんなよ!!」とルイーズが怒った表情で叫んだ。

「今のうちにジュリア達に合流しましょう!下のフロアにいるはずよ!」

「わかった。シノ有難う!!恩にきるよ!!じゃ、行こう!」


さてクライスラービルにいるソフィアとガリオンは?というと、まずは撃ちまくった後に飛行体制に入り離脱しエンパイヤーステートビルに向かっていた。すると向こうからこっちに向かってきている武装ドローンが3機見えたのだ。ソフィアはその3機をガリオンに託して、飛行ルートを変えてエンパイヤーステートビルへと向かったのだった。


「ガリオン、今日は私の言う事を聞いてね! あいつらをやっつけちゃって!よろしくね!」

彼は、了解という意味の「ガウォーン」と雄叫びをあげたかと思うと、敵に向かって突っ込んで行った。


ジュリアの方は敵の無数のショットガン攻撃を浴びていた。

「カンカンカンカンカンカン」

屈んでシールドに隠れまずは様子を見ていたのだが、そのショットガンは2発しか装填できないようで2発撃った後の装填の隙間時間がある。10人が撃っているため防げない数発が彼女のアーマーに当たってはいるのだが問題はなさそうだ。彼女はショートソードを腰の後ろにしまいロングソードを抜いた。


*エッセイ(その他ーエッセイ) 『夢の形』日記 エッセイ

*短編集(文芸ー純文学) 『幻影(短編集!)』

でも投稿しています!こちらも宜しくお願い致します!!

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