もしもこの人物が大河ドラマになったら 2
もしも本当に大河ドラマ『日野原重明~命とは~百寿の病院長・聖路加の奇跡~』が制作されたら、という仮の話。
実現性はほとんど無いが、それでもあえて書いてみた。
名前
日野原重明
よみかた
ひのはらしげあき
職業
聖路加国際病院名誉院長・医師
生没年
1911年【明治44年】~2017年【平成29年】
備考
享年105歳
名前をどこかで聞いたことある、という人はいないだろうか。
要するに、お医者さんである。お医者さんを大河ドラマでやったら、さしずめ『医療大河ドラマ』といったことになる。
大河ドラマといえば、武将たちが武勲を立てる、立身出世の物語、そのためには敵と戦って、討ち取る。敵兵の首をいくつ取るかが手柄、戦果になる。そんなイメージがある。
ところが『医療大河ドラマ』では、一人でも多くの患者の病気やケガを治し、命を救うのがミッションであり、ある意味、命を救うための戦いだ。
そんな戦いをこの人物は、105年もの長きにわたり続けてきた。
その105年にも及んだ生涯の中で、
救った命は、いくつある?
救えなかった命は、いくつある?
先立った人たちは、何人いる?
新たに出会った人たちは、何人いる?
年号は明治から大正、昭和、そして平成へと変わり、さらにいえば、日本の総理大臣なんて、その間何人変わっただろう。
西暦では20世紀の初頭に生まれ、ついには20世紀から21世紀に移り変わる時代まで生きてきた。
105歳まで生きた、しかも現役の医師だった、そして病院長だった、ということは当然、自らの健康管理にも気をつかっていたからこそ、ここまで続けてこられたということだ。そういう意味でも、評価されて然るべきところ。
とまあ、こんな感じで制作されることになるだろう。もし仮に実現した場合は、このようになるという妄想をいだいている。
あと何十年かして、没後の何十年か、あるいは生誕150周年くらいの年になれば、その頃の時代まで大河ドラマがやっていたら、もしかしたら…。
いや、またありもしない妄想をいだいてしまった。
日野原先生ごめんなさい。勝手なことを書いてしまって。
最後に、今はただただ、ご冥福をお祈りするばかりです。