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オイリュートの魔法の本 5

ひと区画丸ごと親族が住んでいることなどザラにある。

レルレネーではこういった大家族が一般的であった。


なぜならエバーグリーンは、大地神から授かる加護のおかげで農業が盛んであり、食べるものに困るどころか、健康でとても長生きする。


なので男がいうような飢え死にすることなど滅多にない。

滅多にないが、香辛料はとても高価で、塩以外は流通量もとても少ない。


逆にいえば塩だけが安く手に入る。

昔は香草も薬草も手軽に入手出来ていたそうだけど、隣国シルバーラグーンとの国交が断絶されてからは密輸でしか手に入らない高級品となっていた。


塩が手に入らなければ、味のない食事をしなければならず、シャルルは苦いだけの青野菜や、口の中がモッサモサのふかし芋を想像して、少しだけ男に同情した。


ギラリ

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