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ある呪術師の秘密な恋  作者: ゆな
3/13

3.調査報告と金龍様からの大切な話

杏:「金龍様はまだいらっしゃらないのかな?」


登:「もう少しでいらっしゃると思うよ。」


杏:「だね!ありがとう!」

  金龍様は500年前からこの世界をおさめてるめっちゃ偉い龍なんだよっ!

  そんな方に久しぶりに会えるなんて〜!楽しみ!


金龍:「おやおや、みんな揃っているね。」


五人:龍と共にひざまずく


金龍:「そんなにかしこまらないでおくれ?」


五人:「はいっ。」


金龍:「では調査報告からまいろうか。」


葉瑠:「では、碧梅家から参ります。近頃西の領域では強い呪霊が頻繁に目撃されているのに対して

   東の領域では西程強い呪霊の目撃されていません。これについては呪力の強いものが西に、

   弱いものが東に集まっているからだと考えられます。しかし、呪力の強い者は自身の力で呪霊を

   祓える為さほど大きな問題では無いと考えます。その他に異常は見当たりませんでした。」


金龍:「うむ。では碧梅家の領域は今後もその方針で続けておくれ。次。」


琉衣:「次、朝黃家。近頃は呪霊の目撃数も死傷者数も討伐隊のおかげで減ってきています。

   そのためこのままの方針で良いかと思います。」


金龍:「問題無しじゃ。次は誰かね?」


杏:「はい!紅蓮家の杏です。最近は呪霊の目撃数が多くなっています。その理由は国民の呪力の増加が原因

  でしょう。しかし、呪力の強いものが多くなった今、呪霊の目撃数が増えても死傷者数は減少傾向に

  あります。なのでこのままで良いかと思います。」


金龍:「国民の呪力増加は何が原因と考えるかね?」


杏:「それにつきましては、ほとんどの原因は私ではないかと思います。お恥ずかしながら元々紅蓮国の

  国民は他国の国民の方々と比べて呪力量の平均値が高くありませんでしたが、私が生まれた年から

  呪力量と質が増加傾向にあります。これは強い呪力を持つ者が現れると周りも影響を受け呪力の量や質が

  向上する説に関係があるのではないかと思います。実際私は呪力の量も質も初代五代柱の平均値だと

  伺っているので。詳しく調べておらず申し訳ありません。」


金龍:「なるほど。興味深い内容だ。今後も調査すると良いぞ。次。」


登:「白鷺家。特に異常は見当たりませんでした。」


金龍:「よし。最後じゃ。」


翼:「黒影家調査結果。呪霊の目撃数、呪霊による死傷者数が最近急激に増加しているため各国の皆様に

  討伐隊を依頼したく思います。」


金龍:「どうだい?みんな。」


葉瑠:「俺の国から呪術師レベルが3以上の者を10名程黒影国の臨時討伐隊に1年の契約として入隊させる     よ。」


杏:「私の国からは呪術師レベル3のものを5名、レベル4の者を3名程度1年の契約として入隊するよう

  要請をかけてみます。」


琉衣:「僕の国は討伐隊を使わせてもらっている状況だから僕の国から入隊できる者を出すことは難しいね。」


登:「僕の国からは呪術師レベル4の者を6名レベル5の者を2人出せるようにするよ。契約期間は2年かな?」


金龍:「翼どうじゃ?これで足りそうか?」


翼:「はい。この恩は必ず返します。感謝する。」


金龍:「では、本題に入ろう。わしは調査結果を聞くためだけにここへ皆を読んだのではないのじゃ。

   もっと大切な話がある。続きは花ノ宮の茶室でどうじゃ?」


五人:「御意。」


金龍:「では皆これらに着替えるのじゃ!よろしく頼んだぞ。」


杏:「えっ!かわいい〜!」

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