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休養期間の過ごし方(前編)

──11月2週土曜、京都競馬場にて──


《場内アナウンス》


 お知らせいたします。京都第3レース、3コーナー手前で4番セットアッパー号の騎手が落馬して競走中止になった件につきまして審議を致しましたが、同馬が道中でつまづいたためによるものとわかりましたので到達順どおりにレースは確定します。


 審議の青ランプから赤ランプになって確定が出るいつもの競馬場の光景。セットアッパー号は診断の結果、馬体に異常はなかった。しかし騎乗していた岡西は落馬した影響で胸を地面に叩きつけられた。岡西はすぐさま競馬場の医務室に運ばれた。


「ま、まなさん! 大丈夫ですか?」


血相を変えて駆けつけてきた道明が岡西が運ばれた医務室に入ってきた。


「おお、ミッチか。俺、どうやらアバラをやってしまったみたいだ。今日明日はたぶん騎乗できないだろう……。お前が準備した道具一式を各乗り鞍の担当の調教師さんに持って行って乗り替わりの騎手を用意してもらうようにするんだ」

「は、はい……。僕、できるでしょうか……。こういうパターンははじめてなもので……」

「アホ、いきなり弱気でどうするんだよ。まだお前が見習いの時に俺の従兄弟にやり方教えてもらっただろ? あれを実践する時だ。先のレースから優先して渡していけばいいんだよ」

「あっ、はい……。や、やってみます……」


不慮の事態に道明は混乱状態だった。その時、今日の5Rの騎乗依頼をしていた国木田調教師が岡西のところにやってきた。


「岡西君、大丈夫かね?」

「国木田先生、すいません。どうもアバラをやってしまったみたいです。替わりの乗り手を準備してください。ミッチ、国木田先生に5Rの分の一式を渡してくれ。他のレースの分も全部持ってこい」

「わ、わかりました! 今すぐとってきます」


岡西に指示された道明は猛ダッシュで準備した道具一式を急ピッチで各担当の陣営に渡したという。その時の道明は自分が何をしたかを覚えてないくらい夢中で走り回っていた。その後、岡西は救急車で近くの○○総合病院へと搬送された。道明も今日のレース分の道具一式を渡し終わり、後を追うように○○病院へと急いだ。


──競馬関係者席にて──


「今週はエリザベス女王杯の週かぁ。最近ちっとばかり冷え込んできたわぁ。便所が近くなる一方やしなぁ」


押切は自分の管理馬が出てるわけではないのになぜか京都競馬場の競馬関係者席にてのんびりしていた。レース日は自分の管理馬がいない時は岡西が騎乗する競馬場に足を運ぶことが日常化しているからである。その時、電光掲示板で騎手変更についてのテロップが表示された。


《騎手変更のおしらせ》


京都 5R  6番 マイルプリウス   岡西→蛇奈

京都 6R 11番 ダンブルドア    岡西→藤井

京都 8R 10番 リョウナンシオン  岡西→吉井豊

京都11R  5番 アルマイヤマンセル 岡西→安城勝

京都12R 16番 カンデオン     岡西→池越


「な、なんやてぇ? お、岡西君が落馬やて~! い、い、一大事や~!!!!!」


押切は電光掲示板の騎手変更のお知らせを見て真っ青になった。岡西が落馬したことを知ってしまい人間業とは思えないくらいの猛スピードで医務室へと駆け抜けていった。


「オイ! 岡西騎手はどこの病院に運ばれたんやぁ?」


医務室の係員にいきなり詰め寄る押切。


「あの~、ここは競馬関係者以外立ち入り禁止のはずなんですけど……」

「はぁ? オマエの頭には脳みそ入ってへんのか? ワシは調教師じゃ、ボケ!」

「し、失礼しました……。えっと岡西騎手はさきほど○○病院に搬送されました……」

「○○病院やな! 急いで向かわなアカンな!」


病院の名を聞くやいなや押切は再び猛スピードで競馬場を飛び出して愛車に飛び乗って目的地の病院へと車を飛ばした。



──○○病院、診察室にて──


「岡西さん、レントゲンで調べたところ左胸の数箇所のアバラ骨にヒビが入っています。幸い軽症ではありますがこの状態で騎乗をすると怪我の悪化は免れません。医師の診断といたしまして全治2週間くらいです。治ったとしても今年いっぱいは騎乗数を制限してもらわないといけません。最初の1週は1日1鞍。それから週ごとに1つずつ増やしていくパターンになります。もちろん追い切りの騎乗も禁止です」

「そ、そんな! この大事な時期に……。せっかく匠さんからリーディングを奪取できるチャンスなのに……」


担当医師の診断結果に体を震わせながら悔しさを表す岡西。岡西は10月終了時点で武井匠との勝ち鞍の差を毎週4ずつキープしながらリードを保っていた。しかし今日のレースで怪我を負ってしまい、しかも秋のG1戦線真っ盛りの時の手痛い戦線離脱、リーディング奪取に向けての計画が一瞬にして無駄になってしまった。やり場のない怒りをこらえるのに岡西の精神状態は一杯一杯だった。


「悔しい気持ちは痛いほどわかりますけど、岡西さんはまだ若いですのでチャンスはいくらでも来ますよ。わたしの知り合いにも競馬好きの人がいまして岡西さんの乗る馬に相当思い入れを持ってるらしくいつも自慢話のように語っていました。ここで痛み止めなどをして無理をすると騎手生命を絶たれる可能性だってあります。落馬して殉職した人や騎手生命を絶たれてしまった人に比べて岡西さんはマシなほうです。応援してくれているファンの人や関係者の方々のためにもここ2週間は安静にしないといけません」

「……」


医師の一言で岡西は黙り込んでしまった。競馬会に入って9年間、岡西はストイックに騎手という仕事に没頭し続けてきた。しかも騎乗停止や大きな怪我を負ったことはなかったため休養という言葉には無縁だった。騎手という名の職業病が体にしみついてる岡西にとって何もできないことというのがなによりもつらいものだった。結局、納得いかなくても医師の指示にしたがって休養期間を取らざるを得ない状況だった。しばらく担当医師と雑談をした後、岡西は診察室を後にした。


「うおおおおお! どいてくれーな! 緊急事態なんやぁ!」


ちょうど岡西が診察室を出たのと同時に聞き覚えのある声の主が岡西に迫ってきた。さきほど京都競馬場内で取り乱していた押切であった。


「お、押切先生?」


岡西はなんでこの先生がここにいるんだと瞬時に頭の中に疑問がよぎった。


「ゼェハァゼェハァ……。お、岡西君が落馬した話聞いたさかい……、駆けつけてきたんや……。し、診断の結果は……ど、どないやったん?」

「押切先生、ずいぶん息切らしてますね……。とりあえず近くのベンチに座りましょうか」

(どれだけ全力疾走でここまで走ってきたんだこの先生は……。加減を知らないどこかの飼い犬かと思ったよ……)


岡西は苦笑いをしながら押切を落ち着かせるためにベンチに座った。


「はぁ、どうにか落ち着いた。ほんで診断の結果はどないやったん?」

「はい、アバラにヒビが入ってまして全治2週間と担当医師から診断されました。このように今は固定パットを体に装着しています。したがいまして僕はジャパンカップの週まで騎乗できない状態です」

「う~わ、ホンマかいなぁ。しかし軽症ですんでホンマによかったわぁ。これで意識不明の重体とか言われたらワシ心臓麻痺でポックリ行くところやったわぁ」

「でも騎乗ストップ期間を過ぎても今年一杯は騎乗数は制限するように言われています。せっかくリーディング獲れるチャンスをこんな形で失ってしまって……」


岡西は再び体を震わせながら押切に自分の胸中を語り始めた。


「岡西君の無念はワシの無念でもある。リーディングは岡西君が騎手続けてる限りいくらでもチャンスはくるさかい今は治療に専念してーな。乗り手にとって馬に乗れへんことはなによりもつらいことや。来週の追いきり日になにもすることなかったらワシんところの厩舎に気軽に来てーな。ひょっとしたら新たな発見があるかもしれへんから」

「そうですね、そしたらユーロステイテッドの追い切りを調教スタンドから見てみたいのですけど」

「おうよ、それくらいならお安い御用やでぇ。それよりもどっか飯食いに行かへんか? 今日はワシが奢るさかい」

「ありがとうございます」


押切の意外な思いやりに岡西は新鮮さを感じていた。一段落した後、押切と岡西は近くの定食屋で食事を共にした。



──3日後、栗東トレセンにて──


 いつもと変わらないトレセンの朝。各厩舎はいつもと変わらず各競走馬をそれぞれの調教師の指示されたメニューをこなしていた。栗東トレセンの中を岡西は1人寂しそうに歩いていた。行く先は押切厩舎。調教助手が競走馬に乗ってる姿を見て自分も乗りたいという衝動に駆られるのを抑えながら歩いていた。ちょうど押切厩舎の入り口のところに1組の母子連れがいるのを見かけた。母親のほうは40代くらいで、子供のほうは2歳くらいの女の子だった。実はこの母子連れは小倉橋の妻と娘であった。娘の名前は美鈴といって本岡厩舎のオンリーゴールドが大のお気に入り。そのため特製の子供用勝負服を一式着て厩舎に遊びに来ていた。


「あっ、岡西さん。いつも主人がお世話になってます。お怪我のほうはどうでしょうか?」

「あっ、おはようございます。全治2週間で治る予定ですので……。ご心配おかけしてすいません」

「いえいえ、そんな。わたしの子供達にこんなにいい服を頂いてもらいまして……。優也や美鈴も大変喜んでます」

「そうでしたか。それは僕も勝負服を製造してる職人さんに頼み込んで作ってもらった甲斐がありますよ」


岡西は美鈴がオンリーゴールドとお揃いの勝負服一式を着て嬉しそうに走り回ってる姿を小倉橋の妻と穏やかな表情で見守っていた。しばらくすると岡西と小倉橋の妻のところに美鈴が駆け寄ってきた。


「おはよう、美鈴ちゃん。勝負服よく似合ってるじゃないか」


岡西は美鈴の頭をやさしく撫でながら語りかけた。


「美鈴はオンリーゴールドが戦線離脱したときはずっとグズついてまして……。最近オンリーゴールドが復帰したという話を聞いて厩舎に遊びに来たのですよ。優也のほうはユーロステイテッドが好きで主人が仕事してるところをじっと見つめています」

「なるほど、そうでしたか。ねえ、美鈴ちゃん。今から実物見に行かない? 写真とかもいいけどやっぱり本物には敵わないからね」


岡西の呼びかけに美鈴は嬉しそうに岡西に抱きついてきた。


「よっしゃ、それじゃ行くか!」


岡西は美鈴を背中に背負って早歩きで本岡厩舎の馬房に向かって行った。


「菅野さんいます?」

「あら、岡西君じゃない。怪我は大丈夫なの?」

「ええ、まだ騎乗はできませんけど……。今からゴールドは森林馬道で駆歩運動ですか?」

「そうよ。復帰したばかりでいきなりキャンター走らせるのはさすがに厳しいからね」

「それはちょうどよかった。駆歩運動の時にこの子乗せてってもらえますか?」


そう言って岡西はオンリーゴールドの勝負服を着た美鈴を菅野に披露した。


「アハハハハ、可愛い! ブーツやらズボンやらここまできれいに揃ってる子供服はじめてみたわ。ひょっとしてお手製?」

「いやいや、僕が特注で注文して買ってあげたんですよ。生地だって本物と同じですから。この子は押切先生ところの小倉橋さんの娘さんで美鈴ちゃんというんですよ。実はオンリーゴールドが大のお気に入りで。僕が復帰するまでこの子にゴールドの主戦騎手になって負荷運動を手伝ってもらおうと思ったんですよ。15キロくらいならゴールドにとってちょうどいいんではないでしょうか?」

「なるほど、いいアイディアだけど鞍とかはどうするの?」

「あー、ご心配なく。小倉橋さん手製の子供用の鞍を事前に借りてきましたので」

「ずいぶん用意いいわね」

「美鈴ちゃん、ヘルメットは何色がいいかな? ん? 赤色だね。ではこの3枠の帽子をかぶろうね」


そう言って岡西は美鈴に子供用の3枠ヘルメットをかぶせた。


「そこまでフル装備されたら乗せないわけにはいかないわね」


菅野はオンリーゴールドの背中に子供用の鞍を装着させた後、美鈴をオンリーゴールドの鞍部分にちょこんと騎乗させた。


「ハハハ、美鈴ちゃん。けっこう様になってるじゃん。ゴールド、俺が復帰するまではこの子が主戦騎手だからよろしくな」


岡西はオンリーゴールドの鬣を優しく撫でながら語りかけた。しばらくして美鈴を乗せたオンリーゴールドは菅野に誘導されながら森林馬道方面へと向かっていった。オンリーゴールドを見届けた後、岡西は押切が待つ調教スタンドへと向かっていった。現役のG1馬に本物の勝負服を着た2歳の女の子が騎乗してる姿を見て他の厩舎スタッフがあっと驚かせたのは言うまでもない。


──調教スタンドにて──


「押切先生、今日のユーロステイテッドの坂路調教には誰が乗ってるのですか?」

「不覚にもちゅんや……。本来なら岡西君に調教つけてもらいたいんやけど……。おっと、アカンアカン……。このワシが滅入らせてどないするねん」

「いえいえ、気になさらずに。そういや坂路ずいぶんぬかるんでますね」

「ああ、昨日ごっつ雨降っとったさかい泥んこ状態やわ。そろそろ走らせるさかい岡西君も気づいたことあったらいろいろ言って~な」

「あっ、はい」


そう言ってちゅんが乗るユーロステイテッドは坂路を駆け抜けようとしていた。その様子を押切と岡西はそれぞれの双眼鏡で追い切りの様子を見ていた。


「ん? 押切先生……。ずいぶんユーロの行きっぷり悪いですね。不良馬場に脚を取られてるみたいです。どうも走る気が感じられないように思えるんですけど……」

「あのアホタレが……」


押切は舌打ちをしてちゅんの携帯に電話をかけはじめた。


「このアホタレがぁ! 馬を調教せなアカンオマエが調教されてどないするんじゃボケ!」


突然の押切の一喝にそばにいた岡西は焦って押切を諌めに入った。その間に周りから失笑が飛び交う。


「ちょっ、ちょっと押切先生……。気持ちはわからなくもないんですけどそれはマズいですよ……。今のに関してはユーロが不良馬場に脚を取られていましたし、たとえ僕が乗ってたとしてもあまりいいタイムは出なかったと思います」

「う~ん、岡西君がそういうならしゃーないかぁ」


激高していた押切は一瞬で元に戻った。その光景を見てた他陣営の関係者は岡西のことを療養中でも猛獣押切を諌めきれる数少ない競馬関係者と称したという。


「あの~、この間のJBCクラシックを回避したのって天気予報で不良馬場になるのを察知してたからですよね? それだったらわざわざ電話ごなしに怒鳴る必要はなかったんではないでしょうか?」

「ワハハハハ、岡西君。これは他陣営を撹乱させるための演技なんやでぇ」

「は、はぁ……」

(この先生に演技なんてできるのか? どっから見ても悪役専門のセリフのないモブキャラにしかなれないし、それに今のはどう考えても素で頭に血昇ってるようにしか見えないんだけど)

「それに悪役の汚名かぶりながらユーロの機密事項隠すのもなかなかつらいものやし。さて、そろそろ厩舎に戻るかいな」

「は、はい……」

(悪役の汚名をかぶるっだって? 普通に自分で進んで地雷踏んでるという認識はこの先生にはないのかなぁ? いや、今はあれこれ考えるのはやめよう……。精神的なものから俺の復帰が遅れる可能性もあるので……)


岡西は押切のきまぐれを自分なりに割り切って、悠々と調教スタンドを後にする押切の後をついていった。


「せや、実は来週あたりにワシんところにミニチュアホースがやってくる予定になってるんやぁ」

「ミニチュアホースですか? 厩舎内でマスコットキャラでも飼育するのですか?」

「まあそんなところや。なんか買い手がおれへんで売れ残ったらしいから薬殺処分されるのは気の毒いうことでワシんところで飼育することになったんやぁ。エエ当て馬にもなるさかい一石二鳥や」

「やってきたら僕もそのミニチュアホース見てみたいですね」


押切と岡西は他愛もない世間話をしながらトレセン内を一緒に歩いていてた。話し込んでるうちに押切厩舎前にたどり着いた。


「押切のおじちゃ~ん」


2歳くらいの女の子の押切を呼ぶ声が聞こえた。


「ん? なんや? えっ、えぇぇぇぇぇぇ!」


押切が声が聞こえた方向を見たのと同時にビックリ仰天した。押切に話しかけてきた女の子はオンリーゴールド号に騎乗してる美鈴で本物とお揃いの勝負服をフル装備で着ていた。


「うわぁ、美鈴ちゃんええなぁ! 現役のG1馬に乗せてもらえるなんてまず有り得へんことやでぇ。本物と同じ勝負服まで新調してもらって格好も様になってるやんけぇ。アホのちゅんよりエエ騎乗するんちゃうか?」

「ヘタレ兄ちゃんより?」

「そうそう、あのヘタレやヘ・タ・レ。美鈴ちゃん、よーわかっとるやんけ、ワハハハハ。いやぁ、オモロいわぁ」


押切は美鈴のヘタレ兄ちゃんの言葉に腹を抱えて笑ったという。


「この格好で森林馬道まで歩いていたらいろんな人の注目の的になってたわよ」

「ですよね~、普通追い切りの時にレースの勝負服着てる騎手誰もいませんから。美鈴ちゃん、ゴールドがキャンター走れるようになるまでよろしく頼むね」

「うん」


その後、美鈴を乗せたオンリーゴールドは菅野に誘導されて自厩舎の馬房へと入っていった。無邪気に手を振りながら去っていく美鈴を押切と岡西はやさしく見守ったという。


(こういう日もたまにはありだな……)


岡西は美鈴の無邪気な姿を見て、今まで自分が常に勝負事に縛られていて、心のゆとりを持つことを忘れていたのを気づかされたという。

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