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秋競馬に向けて

 時は2005年シーズン9月3週日曜、場所は中山競馬場。この日の中山メインは菊花賞トライアルのセントライト記念が行われる。テレビの競馬中継や専門誌も無敗の二冠馬ギガクロスブレイクの秋初戦ということで注目を集めていた。


──競馬関係者席にて──


「藤枝先生、ギガは夏を無事に越してくれて秋初戦を迎えましたね」

「そうだな、馬体重も16キロプラスされてたくましくなった。太め感もなく順調に調教をこなしてきたのでデキそのものは悪くない」


ギガクロスブレイク陣営の照準は当然のごとく三冠目の菊花賞。現時点では8割のデキでここで1戦叩いて本番に繋げるというのが狙い。春よりも馬体も精神面もたくましくなって帰ってきたギガクロスブレイクの様子に藤枝と岡西は『夢の三冠』に向けての手ごたえを感じていた。


「なにか騎乗指示とか気に掛かるライバル馬の情報とかあります?」

「う~ん、そうだな。レース自体は皐月賞の時のようなレース運びで問題ないだろう。距離自体も全く問題はない。ただ本賞金が十分足りてるとはいえずさんなレースはできないぞ。ダービー馬らしい内容のある競馬をしないとな。ライバル馬に関して実力はほぼ横一線と思ってるので特に気にしてはいない。摩那舞がパドックでみて気になる上がり馬がいるならチェックしていてくれ」

「わかりました。では行ってまいります」

「うむ、頼んだぞ」


岡西は藤枝に一言言ってパドックへと向かって行った。ちょうど岡西が去って行ったのと入れ替わるように馬主の吉原が藤枝のそばにやってきた。



「藤枝先生、ギガクロスブレイクの調子はどうでしょうか?」

「あっ、オーナー。いつもお世話になってます。仕上がりは8割程度ですがこのメンバーでは普通に勝ち負けですよ。メンバーが強力になるのは本番の菊花賞ですので」

「なるほど、それは楽しみですね。数年前に自分の所有馬で三冠を阻止された悔しい思い出がありますので今度はぜひとも達成させたいですね」

「吉原さん、その思いはトレーナーのわたしも同じです。三冠への挑戦なんてめったにないことですからね。乗り手の摩那舞も三冠への意欲は人一倍強いはずですので」

「その岡西君なんですけど今年はすごいですね。弥生賞の時はもう1年岡路さんに現役でいてもらいたかったって思ってたんですけど、今では彼は岡路さん以上のポテンシャルを発揮してますし」

「そうですね、夏のリーディングとサマージョッキーシリーズ優勝を同時に達成してるくらいですからね。わたしも摩那舞の急成長ぶりには正直驚いてますよ。地方交流重賞も相当勝ってるみたいですし」


藤枝と吉原はリラックスして岡西の話をネタにいろいろと談話をしていた。岡西はパドックに向けて現在移動中のため、その間にセントライト記念の馬柱表を紹介。枠順は以下の通り。



中山11R セントライト記念 G2 芝2200M 良  15:45~発走


1枠 1番 ダンテヴィオラ   牡3 56 柴畑善 美・田沼

1枠 2番 ウインザートーレス 牡3 56 前藤  美・大東

2枠 3番 オリモアルバトロス 牡3 56 中田勝 美・的野

2枠 4番 ダイヤルスト    牡3 56 北町  美・下原

3枠 5番 タイガカルチャー  牡3 56 横井典 美・戸部

3枠 6番 マイルスロード   牡3 56 勝田  美・畑山

4枠 7番 ギガクロスブレイク 牡3 56 岡西  美・藤枝和

4枠 8番 ブレスレットシティ 牡3 56 佐渡哲 栗・笹見晶

5枠 9番 オリエンタルバード 牡3 56 蛇奈  美・鹿野

5枠 10番 ウイングブロー   牡3 56 江戸照 美・外野

6枠 11番 リベリアプリンス  牡3 56 武者  美・堀江

6枠 12番 チェリースティング 牡3 56 吉井豊 美・小柴

7枠 13番 ノボルゲンスイ   牡3 56 吉井瞬 美・天馬

7枠 14番 ブラスデンプシー  牡3 56 村井  美・尾方

8枠 15番 アルマイヤゴールド 牡3 56 安城勝 栗・松木博

8枠 16番 メディアアクトレス 牡3 56 増岡  栗・村下



──中山競馬場客席にて──


「さあメインレースだな。お前どれから行く?」

「う~ん、7番は外せない思うんだけどなぁ~。相手がどれくるかわからん……。ギガクロスブレイクの対抗馬って関西馬に集中してるからなぁ」


いつぞやの二人組の男がセントライト記念の買い目について話し合っていた。実はこの2人、春競馬の八重桜賞の時にトメさんの3連単1300万馬券に泣かされた二人組である。


「俺、ギガクロスは今回外そう思ってるんよ」

「なんで? 1着は完全に鉄板やろ……」

「あのなぁ、過去の名馬もこのトライアル落としてる奴がほとんどなんよ。しかもギガクロスの脚質追い込みやから逃げ先行有利の中山では脚余して取りこぼすってのもあるんよ」

「でもあれ無敗馬だぞ? 中山の2000で2勝してるんやったら問題ないだろ……」

「俺さぁ、岡西とどうも相性悪いんだよ……。5年前の有馬記念のトラウマのせいかなぁ。あの時以来岡西絡みの馬券で取った覚えないんよ……」

「そのトラウマって?」

「その時の有馬はロベッシャータという馬の秋古馬三冠がかかってたレースだったんだ。だが前日にその馬の主戦騎手が落馬負傷して岡西に乗り替わりになったんよ。その日俺は外せない仕事入ってて前日にロベッシャータの単勝10万買ってたんだ。そんで結果はハナ差の2着……。的中させて年を越すつもりだった俺の予定がぶち壊しだったよ……。」

「それでその落馬した騎手は誰?」

「玉本だよ。残念ながら玉本は落馬した2ヶ月後に亡くなったよ……。俺、ショックだった……。その年の天皇賞秋・ジャパンカップと玉本にはすげー世話になってただけに……。だからあの有馬記念以来どうしても岡西が好きになれないんだよ……」

「ふ~ん、それで岡西の馬買えないんだ……。そんでどんな組み合わせで行くんだ?」

「2-5の馬連だよ。内枠有利でハナを切るこの2頭の前残りや思うんだ。ギガクロスはよくて3着だろ……」

「俺は7-15の馬連で行くよ。たぶんギガクロスは外せないと思うぜ」


競馬場ではこの2人以外でもいたるところで買い目についての討論が常に繰り広げられているという。



──レース10分前、スタート地点前──


 本馬場入場を終わらせてスタート地点前で輪乗りをしてる出走馬16頭。大本命馬ギガクロスブレイク以外の他の陣営は菊花賞優先出走権取得、または本賞金を少しでも多く稼いで菊花賞に出走させたいと必死の思いだった。


(さっきパドックでライバル馬チェックしたけど特に目立った馬はいなかったな。そうなるとレースの鍵を握るのは展開……。多分横井さんとマエティさんの馬がハナを主張するだろうな……。2200Mは外回りだから内回りに比べて差しも決まりやすいのでいつも通りに自分の競馬をすれば勝ち負けまで持っていける)


ゆったりとギガクロスブレイクを歩かせてる岡西のレースプランはすでに決まっていた。そして数分後、東京&中山の重賞ファンファーレが鳴って、それと同時に各馬が係員によってそれぞれのゲートに誘導されていく。


《実況アナ》


 お待たせしました。本日のメインレース、セントライト記念グレードツー芝2200メートル良馬場16頭で行われます。奇数番の馬が次々とゲートに入っていきます。続いて偶数番の馬も次々と入っていきます。ゲート入りは順調、最後に16番のメディアアクトレスが入りまして体勢完了…スタートしました! きれいに揃ったスタート! まずは最初の先行争い…2番ウインザートーレスと5番タイガカルチャーがハナの奪い合い、3番手に外からスッと上がってきた15番アルマイヤゴールド、1番ダンテヴィオラ、6番マイルスロードなどが先団を形成しています。各馬1コーナーから2コーナーを通過して外回りコースへと入っていきます。先頭はタイガカルチャーが3馬身から4馬身のリード、2番手にウインザートーレス、すぐ外にアルマイヤゴールド、その内にダンテヴィオラとマイルスロードが並んで併走、半馬身後ろにダイヤルスト、その外に10番ウイングブロー、1馬身後ろにオリモアルバトロス、リベリアプリンス、チェリースティングが並んで追走、その後ろに8番ブレスレットシティ、半馬身後ろ内からノボルゲンスイ、ブラスデンプシー、お終いから3番目にオリエンタルバード、すぐ外に16番メディアアクトレス、そして殿に7番注目の青い帽子ギガクロスブレイク、岡西はどのへんで動いてくるか?


(横井さん、思ったより突き放しに来たなあ……。だがギガの気配はバッチリ。残り1000Mに差し掛かる前にボチボチ進出するか……。そして最後に差し切る!)


岡西は残り1000Mの標識を右前方で確認したのを見計らってギガクロスブレイクに進出の合図を送った。するとギガクロスブレイクはギアを1段階上げて前を走ってる馬群へと入っていった。まずは目の前を走っていた14番ブラスデンプシーと9番オリエンタルバードの間、次に11番リベリアプリンスと12番チェリースティングの間、4番ダイヤルストと10番ウイングブローの間を楽な手ごたえですり抜けあっという間に先団まであがっていった……。


《実況アナウンサー》


 さあ早くも先頭は3コーナーから4コーナーの間に入っていきました。先頭はタイガカルチャー、リードは6馬身ほど、2番手にウインザートーレス、3番手にアルマイヤゴールド、さあ7番のギガクロスブレイクが馬群をぬってスルスルと上がってきた! さあ先頭は最後の直線コースに入った! 先頭はタイガカルチャー! 5馬身のリード! 2番手のウインザートーレスがじわじわと迫ってくる! 外からギガクロスブレイク上がってきた! アルマイヤゴールドも連れてあがっていく! 残り200を切った! 先頭はタイガカルチャー! ギガクロスブレイク一気に迫ってきた! タイガカルチャー! ギガクロスブレイク! ギガクロスブレイク差し切ったゴールイン! ギガクロスブレイクです! 三冠に向けて視界良好! ダービー馬の貫禄を見せつけました! 2着に粘った5番タイガカルチャー、3着に2番のウインザートーレス、半馬身後に15番アルマイヤゴールド、5着には10番のウイングブローがそれぞれ入線。確定までしばらくお待ちください。


(うん、無駄のない内容のあるレースだった)


岡西はギガクロスブレイクの鬣をやさしく撫でて労った。8割の仕上がりでこれだけのレースができたことに岡西も納得の表情だった。


「よう、摩那舞。おめでとさん。お前の馬強すぎだろ?」


3着に入線したウインザートーレス号に乗ってた騎手が岡西に話しかけてきた。この騎手の名は前藤浩明という岡西より5つ年上の先輩。前藤の特徴はなんといってもヒーローインタビュー時のウケ狙い。今まで重賞勝ちをするたびに様々なパフォーマンスをして笑わせてきたという。


「あっ、マエティさん。ありがとうございます」


岡西は前藤にペコリと一礼した。ちなみに『マエティ』とは前藤のニックネームのことである。


「お前今年相当稼いでるなぁ。三冠余裕で行くだろ?」

「いやいや、油断はできませんよ。来週の神戸新聞杯組のメンツを見てみないことには……。上がり馬の中に思わぬ刺客がいるかもしれませんので」

「相変わらず慎重だな。俺がお前の立場だったら間違いなく舞い上がってるんだけどな。まあ競馬関係者の縁故がない騎手代表として頑張ってくれよ」

「縁故がないですか……。そういやマエティさんもムチ一本で競馬会入って来たんですよね?」

「ああ、そうだぜ。そのためなのか俺はクラシックにどうも縁がないんだよなぁ。いちおうG1勝ちはいくつかあるんだけどなぁ」

「今から20年前ほど前、無敗で三冠を達成した岡路さんも競馬関係者と縁故がない人でしたから家系は関係ないかと思いますけど……」

「ハハハ、そうだったな。まあ菊花賞お互いに頑張らないとな。それと来週の調整ルームでは馳走になるぜ」


岡西と前藤は話し込んでるうちに着順ゲートに到着した。そしてそれぞれのゲートに競走馬を誘導させて馬を降りた。1着の着順ゲートには藤枝と草野が待っていた。


「ご苦労さん、いい内容だったな。これで菊が見えてきたな」

「そうですね。休み明けを叩いていい感じで本番を迎えられますね」


岡西と藤枝はガッチリと握手をした。


「今日のレースで気になる馬はいたか?」

「う~ん、ライバル馬では特にはいなかったですけど騎手ではやっぱ横井さんが要注意です。菊花賞ではハナ切って逃げ残り狙ってくると思います。長丁場実績は関東が横井さん、関西は匠さんが群を抜いてますからね。僕はステイヤーのレースがあんまり得意なほうではないので……」

「まあ長丁場のレースに関しては過去に岡路さんが勝った菊花賞や天皇賞春などのレース映像を参考にするといいだろう。次走もよろしく頼むぞ」

「は、はい」


藤枝との談話後、岡西は後検量に向かって行った。そしてしばらくしてレースは無事に確定した。



──中山競馬場、モニタールームにて──



「やっぱ勝ち馬強いなぁ。残り1000切る前にあんな楽な手ごたえで前に徐々に進出されて最後はキッチリと差し切るって……」

「まるで忍者みたいにスルスルって狭い間を縫って上がってきた感じだった……」

「しかしアイツの馬群さばきのコントロールすごいなぁ。普通ならどっかで追い出せずに引っかかるはずなのに」


さきほどのセントライト記念で敗れた他の騎手達はモニターでレースを振り返りながら談話をしていた。どの騎手も春の時以上にギガクロスブレイクがグレードアップしていて、なおかつ完勝されたことにお手上げ状態だった。ちなみにこの時ギガクロスブレイク陣営はウイナーズサークルにて表彰式の最中である。


「まあ確かに馬は強いな。だが競馬には『絶対』というものはない……」


ほとんどの騎手がお手上げの状態の中、1人異を唱える騎手がいた。さきほどのセントライト記念で2着だったタイガカルチャー号に騎乗していた横井典だった。


「横井さん、なんか秘策でもあるんですか?」

「秘策というより鞍上のヤツが長距離をうまくこなせるかどうかだよ。鞍上が長距離のG1を何勝もしてる匠だったらお手上げだけど、マナでは長丁場の重賞で勝てるというイメージが全くない。しかも初クラシック制覇でいきなりの三冠挑戦ってなるとなおさらだ……。菊花賞当日にかかるプレッシャーとかも尋常じゃないはずだ」

「た、確かに……」


横井典の言葉に納得する後輩騎手達。さすがにトップクラスのベテラン騎手は岡西より倍以上の経験を積んできてるのもあって冷静だった。横井典の裏づけどおり『重賞ハンター』で知られる岡西でも3000M以上の長丁場の重賞はなるべく避けてるという傾向がある。他にも本屋で販売されてる重賞攻略本でも買えない項目に3000M以上のレースで『岡西騎手騎乗の馬』がよく挙げられている。ちなみに横井典の場合は『人気薄でも黙って買い』というふうに軸馬に真っ先に挙げられるという。


 岡西が果たして専門書の下馬評を覆して菊の舞台で勝てるかどうかは本人の腕次第。自分との戦いは果てしなく続く……。



──PM16:00頃、栗東トレセン押切厩舎休憩所にて──



「いや~、やっぱ岡西君は違うわぁ。昨日の新馬戦といい今日のセントライト記念といいすごい馬乗ってるなぁ。やっぱ一流の証なんやろうなぁ。こりゃ秋のG1戦線オモロなるでぇ」


押切は寝転がってテレビで競馬中継を観ていた。昨日のデビュー戦で圧勝劇を見せたリディアスルーン、さきほどのセントライト記念で他馬を完封したギガクロスブレイク。自分の厩舎とはどちらも関係がない馬であるが岡西の活躍を1人でベタ褒めし続けていた。


「ギガクロスはもう三冠確定やな。中山のコースで殿から楽に進出して最後はキッチリ勝つんやから同世代ではもう敵ナシやろ……。こりゃ三冠達成後の恩恵を考えておかないとな! ワハハハハ!」


押切の頭の中はすでに三冠祝勝会のことで頭一杯の妄想モードに入っていた。



「あの~、先生……」


押切が寝転がってる部屋に小倉橋が急に入ってきた。


「あっ、小倉橋さんどないしました?」


寝そべっていた押切はのんびり起き上がった。


「実はユーロステイテッドの今後のローテについてなんですけど、やっぱり定石どおりにJBCクラシックを使ってJCダートと行くのですか?」

「あ~、ユーロのローテですかぁ。まあ普通ならそう行きたいんですけど……。ちょっとダービーGPの時は不安要素が思わぬ形で出ましたからねえ。まああの時は岡西君の腕でどうにか勝てましたけど。そこでワシなりにローテを考えたんですわぁ」

「と、いいますと?」

「まずは10月2週くらいに金沢の交流重賞の白山大賞典、そして12月の交流重賞の浦和で行われる浦和記念で行こう思ってますわ」

「ええ? どちらも交流重賞ですけど……。普通ならJBCクラシックやジャパンカップダートなどのG1狙いにいくのが妥当なはずなんですけど……」

「ちょっと今の状態で一級戦の古馬との勝負は避けたい思ってるんですわ。この間の時みたいにまた悪い癖が出たら困りますので」

「し、しかし白山大賞典では斤量61背負わされますし……」

「ワハハハハ、大丈夫ですって! 地方の雑魚ホース共なんてハンデ背負っても楽勝ですわ!」

「こんなローテで岡西君は納得するでしょうか?」

「大丈夫でっせ! 岡西君の騎乗は超一級品やさかいどんな苦難でも乗り越えまっせ! ワハハハハ!」


一般的に考えたら有り得ないローテーション。このローテの裏づけとして押切が地方のグルメ所に行きたいという身勝手な意思が含まれてるからである。しかし自分の欲望のために思いついたこのローテーションがのちに思わぬ形で功を奏するとはこの時誰も思ってなかったという……。

《モデル騎手紹介》


前藤浩明→後藤浩輝(騎手)

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