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七夕シリーズ

 時は2005年シーズンの7月2週。舞台は夏の日差しが本格化し始めた福島競馬場。中央で最も小さな競馬場で、レースの大半を500万円以下条件という最下級条件戦と未勝利戦とが占める。この競馬場の歴史の流れは1918年に静岡県の藤枝競馬倶楽部から移転の形で公認競馬を誘致した福島競馬倶楽部が使用する競馬場として開催されたことからはじまる。戦争を経て、1949年に国営競馬に移管されて競馬開催が再開され、最終的に1954年にJRAに移管されて現在に至る。

 この日はG3重賞の七夕賞が開催される。このレースは1番人気が勝てないというレースで知られていてそれが20年以上も続いているという。また1.2番人気での決着は過去に一度もないというほど馬券師にとっては難解なレースの1つである。押切厩舎所属の馬がそれぞれ9R織姫賞9番シーレイラ号、10R彦星賞15番ネオリキッド号、11R七夕賞14番アノヨロシ号といずれも岡西騎乗で出走してくる。まずは織姫賞と彦星賞のレース途中のダイジェストから……。


9R 織姫賞 芝1800M 良


《実況アナ》


 各馬4コーナーを回って前の4頭が粘っているが、5番手以下の集団に飲み込まれる勢い! ここで先頭はヘイザンパイソン! セントーブライトナとカンフーブーメランも食い下がる! 大外からロッジバーザム! シーレイラも連れて突っ込んできた! 残り200を切った! 先頭はロッジバーザム! シーレイラもいい脚で伸びている! ロッジバーザム! シーレイラ! ロッジバーザム! シーレイラ差し切ったゴールイン!


【結果】


 9Rでは岡西騎手騎乗の9番シーレイラ号がハイペースのレース展開から直線に入っていい脚で伸びてきて、同じく絶好の気配で伸びていたロッジバーザム号との競り合いを制して勝利。


10R 彦星賞 ダ1700M 良


《実況アナ》


 4コーナー入って先頭はフリースペース! 半馬身後ろにアグリメンフィス! 3番手ネオリキッド! 残り200を切った! 先頭はここでアグリメンフィスに替わった! フリースペースも内で懸命に粘っているが! ネオリキッド、ジワジワと先頭に迫ってきた! アグリメンフィス! ネオリキッド! 2頭並んでゴールイン! ゴール前際どい判定ですがわずかにネオリキッド体勢有利で差し切ったか?


【結果】


 10Rは最後のゴール前3頭の叩き合いでしたがクビ差で差し切って15番ネオリキッド号が勝利。岡西騎手は9Rに続き連勝です。なお1番人気だった12番キルトマーベル号は2コーナー付近で馬体に故障が発生し競走中止になりました。


 このように押切と岡西のゴールデンタッグが2連勝してメインを迎えた。馬柱表は以下の通り。


福島11R 七夕賞 G3 芝2000M 良 発走 15:40


1枠 1番 ブラスストライカー 牡6 55 勝田  美・尾方

1枠 2番 ケイエムクロード  牡7 54 十和田 栗・石本

2枠 3番 エアロバリオス   牡8 56 前藤  美・仁藤正

2枠 4番 ダンテスペース   牡4 53 武者  美・松川

3枠 5番 グラリオリッター  牡5 57 柴畑善 美・小宮山

3枠 6番 チェリーカーラ   牝5 53 中田勝 美・小柴

4枠 7番 アルマイヤエンゲツ 牡6 55 村井  美・木場

4枠 8番 メイトウタダカツ  牡7 55 中竹  栗・足立

5枠 9番 カンフーシェンロン 牡4 53 小森徹 栗・佐渡

5枠 10番 タニーネイル    牝6 52 蛇奈  美・阿仁原

6枠 11番 セイギノシルシ   牡5 55 吉井豊 美・古久保洋

6枠 12番 マイルピッケル   牡7 54 木場田 美・稲田

7枠 13番 ネオインパルス   牡4 55 秋川  栗・尾崎

7枠 14番 アノヨロシ     牡6 53 岡西  栗・押切

8枠 15番 メルティサックス  牡5 55 新川  栗・藤波範

8枠 16番 ナンザンステルス  牡8 54 下村  栗・芦口


──15:00頃、控え室にて──


「ワハハハハ、いや~愉快愉快♪1日で2勝するなんて開業以来はじめてやわぁ」


押切は先週のジャパンダートダービーを制してからというものの常にルンルン気分で、あまりの不気味さに栗東トレセン内では新たな噂が流れるほどであった。ひどい内容になるとLSD服用疑惑が流れるほどだったが、もちろん当の本人は服用もしてないし極めて素である。今週は七夕シリーズで織姫賞・彦星賞と自分の管理馬が連勝してきたのもあって押切の脳天気ぶりに拍車をかける一方である。


「あの~、押切先生。もう少し自重してもらえないでしょうか? 勝ててうれしいお気持ちは十分わかりますけど……」


周囲の様子を探りながら困惑した表情で押切を諌める岡西。自分自身の勝ち鞍は順調に積み重ねてるとはいえ押切の脳天気ぶりにはつくづく悩まされている。しかも諌め屋の小倉橋が今日はいない。


「いやいや、ワシにとっては歴史的瞬間やさかい喜びが隠せへんのやぁ。岡西君と知り合う前やったら1日2勝なんて富士山が噴火してもありえへんことやったからなぁ」

「富士山の噴火って……。ずいぶん物騒な例えですね。ところでアノヨロシの作戦はどうしましょう? なにか策があれば確認をしたいところなんですけど」

「作戦は~、委任! 岡西君に任せる!」

「えっ、マジですか……」

(ったくも~俺を頼りにしてくれるのはいいんだけど、もっと調教師らしく策を言ってくれよなぁ)


ちなみに9.10Rの時の打ち合わせも委任の一言で済んでいた。それでも岡西は自主的にレース展開を読んで勝ち鞍を挙げているのである。もちろん数日前の最終追い切りで馬の癖や特徴を把握してることが前提であるが……。


「いやいや、ワシが下手に作戦立てるより岡西君の腕に任せたほうがええんやわぁ。今日かてそれで結果出てるさかい」


押切と岡西がタッグを組んでからというもの複勝率が格段に上がったのは確かである。押切厩舎は現時点で真向かいの本岡厩舎より賞金と勝ち鞍を挙げている。もちろん管理競走馬数が倍ほど押切のほうが上というのもあるが、今までの押切厩舎の経営がいかにひどかったかというのかがわかる。


「ではそろそろパドックに向かいます。また後で」

「おうよ、3タテよろしゅう頼むでぇ」


岡西は駆け足でパドックへと向かっていった。押切は右手の親指を上に立てて、去って行く岡西を姿が見えなくなるまで見送った。


──パドック内にて──


(さて、ライバル馬のチェックをするか……。人気は割れてるし特に仕上がりが際立ってるライバル馬はいないなぁ。いちおう柴畑さんの馬が現時点で1番人気だけど重賞での連対実績がある分斤量がねぇ。ローカル巧者の中竹さんの馬はさすがにけっこう人気してるなぁ。肝心な俺の馬は3週ほど前から福島輸送していたので輸送減りの影響はほとんどないな)


岡西はまず各出走馬の馬体と気配のチェックを確認した。岡西が乗るアノヨロシは現時点で10.1倍の4番人気。前走1600万下の条件レースは2着でこのレースは格上挑戦である。本来なら二桁人気でもおかしくないのだが、鞍上が連勝で勢いに乗る岡西ということもありやや過剰人気気味である。


(次はレース展開だな。若い馬は比較的少ないのでスローペースになるだろう。先手を取るのは俺の馬か隣のシンの馬だな。馬場状態は福島の最終週のためイン寄りの芝状態はかなり悪い。俺の馬は外枠寄りなので走りやすいと思う。スタートさえミスらなければ勝ち負けには持っていけるだろう)


馬体のチェックの次はレース展開を頭の中でシュミレートしていた。


「摩那舞……」

「ん? なんだい?」

「ハナ切る?」

「たぶんね……」

(ビックリした……。俺以上に孤独が好きなシンが話しかけてくるなんて……。レース展開の探りを入れてるつもりか? 他の同期の連中に対してはいろいろとはぐらかすネタあるけど、コイツだけはわかんないんだよなぁ)


岡西は不意に隣の騎手に話しかけられた。話しかけてきたのはちょうど岡西の馬と同じ7枠に入っているネオインパルス号に乗る秋川真二騎手であった。秋川は岡西と同期で毎年30勝以上コンスタンツに勝ち鞍を挙げている堅実な騎手だが、G1の勝ち鞍は現在のところはない。この秋川の最大の特徴は同期の中で最も寡黙な人間だということである。その寡黙な秋川が話しかけてきたことに岡西は戸惑っていた。


「譲るよ」

「そ、そうか……」

(おいおい、手の内明かしてどうするんだ。まあアノヨロシは前のほうで競馬しないと持ち味出せないからなあ。瞬発力勝負になったら分が悪いし……。シンの馬は踏み込みがイマイチなのでヘタに競っても勝ち負けにはもっていくの難しいからなあ。今回は叩き台といったところか?)


岡西が秋川の心理をいろいろと考えてるうちに騎乗指示がかかり、各騎手はそれぞれの馬に騎乗した。そして馬道を通り本馬場へと入っていく。


──レース発走10分前──


 スタート地点では16頭の出走馬達が輪乗りをしていた。競馬関係者にとってもファンにとってもおなじみの光景。出走馬の中には強くなりつつある夏の日差しで発汗が目立つのがほとんどだった。岡西が乗るアノヨロシも例外ではなかった。


(しかし暑いなぁ。コイツは夏には強いはずだからそれなりの競馬はできるはずだが……。少なくともゲート入りの時に嫌がったりしてスタミナをロスってしまうのは避けないと……)


 福島競馬場の正面スタンドのメインモニターにスターターの係員が向かってるシーンが映り、いつも通りスタート台から白旗が横にふられた。それと同時に福島&新潟で使用される重賞ファンファーレが鳴った。


《実況アナ》


 お待たせしました。本日のメインレース七夕賞・グレードスリー芝2000メートル良馬場で行われます。福島開催のファイナルを締めくくる名物レース。奇数番の馬からゲート入りしてます。あっと13番のネオインパルスが尻っぱねをしてゲート入りを嫌がっています。もう一度係員に誘導されて……。まだ嫌がっています。どうやら目隠しをしてのゲート入りです。秋川騎手に慎重に押されてやっと収まりました。続いて偶数番の馬がゲート入り。こちらは順調です。最後に16番ナンザンステルスが入りまして体勢完了……。スタートしました! ちょっとバラついたスタート。ダンテスペース・グラリオリッターあたりがちょっとダッシュがおぼつかないか? 好スタートは7枠オレンジの帽子の2頭ネオインパルスとアノヨロシです。各馬正面スタンドを通過。1コーナーから2コーナーを通過し向こう上面に入っていきます。まず先手を取ったのはネオインパルス、3馬身後方にアノヨロシ、その2馬身ほど離れまして内からアルマイヤエンゲツ、タニーネイル、おっつけるように11番のセイギノシルシ、その外にピンクの帽子メルティサックス、半馬身後方にブラスストライカー、その横チェリーカーラはちょっとかかり気味。その半馬身外にマイルピッケルとナンザンステルスが併走、間に挟むように青い帽子8番メイトウタダカツ、1馬身後ろに3馬身エアロバリオス、そのすぐ後ろ内にケイエムクロード、お終いから3番手にダンテスペース、半馬身後ろに1番人気5番のグラリオリッター、果たして1番人気馬の連敗は今年は阻止できるのか?そして最後方に9番のカンフーシェンロンという体勢……。


(シンの奴、俺に譲る言っておきながらハナ切ってるし。まあその馬はテンション高かったから先頭に立たざるを得なかったと思うけどな。後続集団に追いつかれないようにそろそろ前に進出するか)


岡西は秋川の馬と3番手以下の後続集団の間をポツンと走らせていた。残り1000Mを通過し、1ハロンあたり1馬身の間隔で先頭を走る秋川の馬と差を詰めていった。


《実況アナ》


中間の1000メートルを61秒で通過、ややスローペースの流れ! 先頭はネオインパルス! 2番手のアノヨロシ徐々に前に進出、先頭との差は1馬身から2馬身の間。3番手以下の馬群も徐々に前に進出! 最後の直線に入った! 先頭はネオインパルス! 連れてアノヨロシも迫ってきた! 7枠2頭の叩き合い! 残り200を切った! ここで先頭がアノヨロシに替わった! ネオインパルスも粘っているが! アノヨロシ先頭! 内から青い帽子メイトウタダカツがいい脚で迫ってきた! ネオインパルスは一杯一杯か? アノヨロシ! メイトウタダカツ! アノヨロシ! メイトウタダカツ! 並んでゴールイン! わずかに14番アノヨロシが体勢有利か? 3着には伸びてきた10番タニーネイル、4着入線は粘った14番ネオインパルス、1番人気だった5番グラリオリッターは5着と掲示板まで……。今年も1番人気の馬が敗れてしまいました。


(ふう、危ねぇ。たぶん俺のほうが残っただろう……。やっぱ中竹さんローカルでは怖いなぁ。スタートでムキになってハナ主張しなくてよかった。あそこで行ってたら差されてたな)


岡西はゴールした後、アノヨロシを誘導しながら2分間のレース内容をざっと振り返っていた。見た目では際どい判定だが1着入線の自信はあった。


「摩那舞、おめでとう。今年のお前はすごいな。ダービージョッキーになって一皮むけたみたいだな」


1人のベテランジョッキーが話しかけてきた。2着に入線したメイトウタダカツ号に乗っていた中竹騎手であった。


「あっ、中竹さん。ありがとうございます。このレースではローカル巧者の中竹さんがどのタイミングで差しにくるかを計算に入れて逃げを打ってましたので。ペース配分間違ってなかったので今回は逃げ切れましたけど」

「たいしたものだな。わたしが駆け出しの時のお前に営業のイロハを教えていた頃が懐かしいものだ」

「あの頃は所属厩舎の事情で路頭に迷ってた時だったので、僕の中ではあれが騎手人生の大きなターニングポイントの1つでした」

「はっはっは、そうかそうか。実質上最初から所属フリーだったお前がわたしが知らないうちにいろんな厩舎と交流をもてたのもお前自身の強みの1つだったんだろうな」


鞍上で昔話などの雑談しながらそれぞれのゲートに競走馬を誘導させる2人。岡西にとって中竹はかけがえのない先輩騎手の1人で、人脈の重要性をいろいろと教えてくれた実質上の師匠であった。


「そういや摩那舞によく騎乗依頼してくる異様な容姿の調教師の噂を聞いたことあるのだが、あそこにいる人間かな?」


中竹の目の先には1着のゲートのところで満面の笑みで岡西を待ってる押切の姿が見えた。


「え、ええ……。まぁ~。今年知り合ってまだ3ヶ月ですけど最近お世話になってる先生なんですよ。僕と世代も近いというのもありまして」

「今年のアーリントンCでわたしを差し切ったのもあの調教師の管理馬か?」

「いえ、オンリーゴールドは本岡先生という今年3年目の調教師の人の管理馬です。あの馬は今、怪我で療養中ですけど」

「開業してから浅い調教師に勝ち鞍をプレゼントするところは昔と全く変わってないな。まあこれからもがんばれよ」

「はい、ありがとうございます」


そう言って中竹と岡西はそれぞれのゲートに競走馬の誘導を完了させた。


「いやいやいや~、岡西君やってくれたわぁ。やっぱ岡西君はちがうなぁ。3タテなんて開業以来はじめてやでぇ。ほんまにご苦労さん!」

「福島開催のフィナーレを勝利で飾れてよかったと思ってます」


押切は相変わらずの脳天気モード全開で岡西とがっちりと握手する。岡西は嬉しさと苦笑いを混ぜた表情でそれに答える。


「うんうん、ほんまに大収穫やったわ。せや、せっかく福島に来てるさかいレース終わったらどっかに行ってパーっとしたいものやなぁ。賞金とかもぎょうさん入ってくるんやから」

「う~ん……。あっ、そうだ! 押切先生、前に本岡先生から聞いたことあるんですけど、このへんにいい温泉宿があるみたいなんですよ。確か名前は飯坂温泉だったかなぁ。奥州3名湯の1つに数えられてる温泉みたいですけど」

「夏の温泉かぁ。オモロそうやなぁ。ほなみんなで1泊しに行くか~! もちろん立役者の岡西君は強制参加やでぇ」

「まあ僕は独身だからその点は問題ありませんけど、厩舎スタッフ全員で行って大丈夫なんですか?」

「大丈夫やぁ。手は打ってある」

「そ、そうですか……。では後検量と最終レースありますのでまた後で」

「おうよ! ほなワシはいろいろと準備するさかい後でな! 最終レースで落馬せ~へんように気をつけて~な」


押切と岡西はそれぞれの準備をするためその場で別れた。


──レース後──


「あっ、まなさん。今日もお疲れ様でした」

「おう、ミッチ。今日もありがとな」


着替えを終えた後、福島競馬場の外で話す岡西と道明。2人にとってレースが終わった後のごくありふれた光景である。


「今日のまなさん絶好調でしたね」

「まあ今日はレース展開に助けられたこともあったからなぁ。今年は夏のリーディング狙っていきたいぜ。そうだ、今から俺が世話になってる厩舎のイベントで温泉に行くんだがお前も来るか?」

「えっ、僕もですか?」

「ああ、1人くらいならあの先生も大歓迎してくれると思うからさ」

「う~ん、せっかくですけど今日は予定がありますので遠慮しておきます」

「そうか、まあほんの1時間も前にいきなり決まったことなので無理もないか」

「すいません、事前に言ってもらえればよかったんですけど……」

「いいよいいよ、ほれこれは今日の手当てだ」


そう言って岡西は道明に今日の分のバレット代を封筒で手渡した。


「あっ、ありがとうございます」

「来週の分の日程が決まったら連絡するから」

「あっ、はい。では失礼いたします」


道明は岡西に一礼して帰路についた。道明の姿が見えなくなるのを確認した後、岡西は押切が待ってるところに荷物を持って向かっていった。

《モデル騎手紹介》


秋川真二→秋山真一郎(騎手)

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