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死神少女と俺の距離は壁一枚。  作者: 江間 黒明
6/9

卵と神様と妹。

前回のカルマが出掛けてから鳴海が何をしてたかの話です。

仲直りするの次回になりそうです!ごめんなさい!!

はあ、なんでこうなっちまったんだろうな。

たった3文字も言えないなんて、なんて情けないんだ。

せっかくのチャンスを逃すなんて・・・本当に情けねぇ。



もう、3時か・・・。

買い物、行かなくちゃな

いつまでも落ち込んではいられない。




そうだな・・・あいつの前でくらい、笑顔でいないとな。

いつまでも落ち込んでるなんてらしくない!切り替えていくぞ!!

そうと決まれば晩御飯の献立を考えるか!

えっとそうだな、せっかくだし、あいつの好きなモノを作るか!

あいつの好きなモノ。えーと、なんだったかな。

あっ思い出したオムライスだ!

なら・・・まずは買い出しからだな。

卵とバターを切らしてたはずだからコンビニ・・・って

スーパーのチラシがあったな。

どれどれ特売品はなんじゃらほーっ!?

「いっ!?」





特売品 卵 バター



なっなんだってぇーー!?

なんて偶然だっ!?

今すぐっ今すぐ買いに行かねばっ!!

そうして高速で用意した俺は自転車に乗ることも忘れてスーパーに駆け出した。




「はぁ、はぁ、つ・・・着いた・・・。」

自転車に乗らずに家から結構距離あるスーパーに行くとか自殺行為だな・・・。



辛うじてバターはあった。しかし肝心の卵の棚が見当たらない。

まさか・・・売り切れ・・・だったり・・・しちゃう感じ?

あっ!あった・・・が・・・。しかし・・・

(なんて人の量だ!!)

たくましきオバ・・・貴婦人の皆さま方が争っておられる・・・。

ああ、ここまでなのか・・・神よ・・・。いないのか・・・神よ・・・。



「あれ、お兄なにしてんの?」


「・・・?白那か・・・。」


神じゃないけど妹が居た。

白那(しろな)は卵コーナーの争奪戦と俺の顔を交互に見て、一言。




「えっと、卵・・・いる?」





訂正します。神様でした。


「いいのか・・・?」

「うん、いいよ。別に。お一人様2パックまでだし。はい、あげる。」


「なあ、白那よ。何かほしいものはないか?」

「・・・いや、待って。そんなつもりであげたわけじゃ・・・。」

「いや、俺はお礼がしたいんだ白那。」

「うーん・・・じゃあ・・・今日晩御飯一緒に食べていい?」

「ああ、いいぞ。今日はオムライスだ。」

「本当!?ラッキー!!お兄のオムライス美味しいから楽しみー!!」

「同居人も一緒だけどいいか?」

「お兄が言ってた外国のロリっ娘ちゃん?」

「一応19歳らしいからロリっ娘ではないだろ。」

まあ、外見ロリだから合法ロリだが。

「あっでも警戒心強めだし今絶賛喧嘩中なんだよな・・・。」

「へーー。お兄が他人と喧嘩なんて珍しいのー。」

「しょっちゅうだよ。無口だから察するのが大変でさ。」

「なるほどねー。」

なんて言いながら歩いてると家に着いた。


そして、何故か玄関前にカルマがいたのでただいまを言おうとした時、




カルマが突然走り出した。



一瞬何が起きたか分からなかった。

気づいた時にはかなり遠くにカルマがいた。

幸い一直線に道が延びているがその先は小さな森がある。

迷ったら大変だ。

「悪い白那。追いかけるわ。荷物と鍵、あと留守番頼む。すぐ戻るから、待っててくれ。」

「ん。りょーかい。ついでにママに連絡しとくわ、ご飯いらん。お兄のオムライス食べるって。」

「行ってくる。」

「うん。いってらー。」


全くもう、世話がかかるなぁ。家の同居人は!!

俺は全速力でカルマを追いかけ始めた。





時計の針はすでに7時近くを指していた。



なんか今更だけどタイトルオーズっぽくなってるのどうでもいい

あっ次回もお楽しみに~。

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