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カフェ ムーン  作者: 月夜
1/53

こころ優しいカフェで一時を

 

 だる・・・

 

 六畳の大学寮の一室で寝込んでいる俺



「う~」



 薬を飲み寝込んでいる



 ブーブー


 携帯を見ると先輩からで


〖休んでどーした?〗


《風邪ひいたみたいで、寝てます》


 返信をし、瞼が重くなり眠りに落ちた


 

 次の日、熱が下がり目が覚め、

 先輩から返信が来ていた

 

〖食事はちゃんと、とっているか?

 駅裏にあるカフェ ムーン

 安くて旨いから言ってみるといい〗


 

 それから、1ヶ月・・・



 朝7時


 カランカラン


 ドアを開け


「まだ、ありますか?」


「はい、ありますよ。

 いつものでよろしいですか?」


小さくガッツポーズをとりながら


「よっしゃぁ!いつもので」


 息をととのえながら

 いつもの窓際に座り

 外の景色を眺めていると


「おまたせいたしました」



 テーブルの上には


 焼きたてクロワッサン


 甘い香りがするマフィン


 ふわふわ卵のオムレツ


 カリカリのベーコン

  

 食べやすいされたサイズにカットされた


 フルーツとサラダ


 いい香りがするコーヒー



 そして、ランチBoxには


 色とりどりのおかずとおにぎりが入っている


 お弁当付の朝食set


 限定10食!!


 ピシッと背筋を伸ばし、

 手入れの行き届いた白髪

 黒の膝下まであるスカート

 白フリルが上品な白いブラウス


 この老齢の女性が、朝食とランチBoxを

 作っていると知ったのは、一週間前の事


 

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