00 主人公、神と話す
少しずつ一生懸命頑張ります
俺、水留彩輝は真っ白で地平線もないような空間に立っていた
「ここは?ていうかさっきまで部屋のベットで横になっていたのに…」
不思議に思いながら左右を見渡していると後ろから若い男のような中性的な声が聞こえた。
「いやいやー、こんにちわって…あれぇ!?僕が呼んだのは男はずなのに?」
「いやっ、わた「ごめんねー?間違えちゃったかも!」」
「いやっ、だから「本当は水留って男の子が来るはずだったんだけどさー」」
「………「本当ゴメンねー?でも待っててね、今から確認に行くから」」
「てめぇいい加減に話聞けよ、あぁ?こらぁ?」
「えっ…なにこの子怖い」
「だからさっきから人の話を遮りやがってよ、私が水留だよ!性別は男だ!!」
「あっ、はい……」
少し時間をかけて両者とも落ち着くのを待ち、落ち着いたとこで話が再開?する
「それでね、さっき言った通りなんだけど君には異世界に行ってもらうんだけど質問ある?」
「うん、強制だね。質問ならどういう世界でどういう立ち位置でとかたくさんあるけど」
「説明するのは面倒だから配下をプレゼントするよ、異世界特典の武装龍ってものを」
自称神様は指を鳴らすと小さな煙と一緒に足元に膝くらいまでの小さな龍が現れた
「ピギャー!、ギギャッ!ガギャグララ!」
「何を言ってるかわからない」
「まあ、異世界に行ったらわかるようにするから」
そこまで言うと背を向け少し歩いて、くるりとこちらを振り向いて両手を振り上げ叫んだ
「さぁっ!!これから君の冒険が始まるだろう、神として君を見守り加護を与え続けよう!!
この君にとっての異世界『グランニア』の最高神であるこの僕、英雄大神『ギルハザード』の名において!
君の運命が!波乱と!激震と!笑顔に溢れることを!!私は君を見守っているよ!
世界と共に君を歓迎するよ、水留彩輝!僕の世界を堪能しておいでよ!!!!」
その直後に意識は遠のき視界は黒く染まっていった…