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話は元に戻ります。

楽しんで頂けたら幸いです。

うだうだいまさら言ってももう帰れないし、俺も色々説明口調にするのは飽きてきたので(最後愚痴だったとかそんな言葉は聞こえません。)話を元に戻そう。


俺の背後にいる金髪碧眼の美形王子様も実は≪王国≫から送られてきた能力者だ。というかこの人は俺のs


「姫様、お会いしとうございました!あなたのいないこの数か月がわたくしにとってどれほど辛い日々だったか……!」


……俺の世話係兼護衛役なのです。別に俺弱くないから。この人護衛役だけど俺が弱くて付いてるわけじゃないから。むしろ逆だし。勘違いしないでよねっ!


…そ、そして俺の“姫様”呼びが気になった人が居ると思う。居て欲しい。俺が無理やり呼ばせてるとかでは断じてない。


だって実は俺、



女なのです☆



引かないでほしい。嘘じゃない。

今更だが俺の見た目を説明しておくと、身長176cm。髪の色、金。瞳の色、青。顔の造りは日本っぽいが、所謂イケメン。つまり髪染めてカラコンいれたちょっと不良チックな男子・・高生(実際は染めてもいないしカラコンもいれてない。天然だ)。細身だが女が男装してなれるような見た目はしていない。

ならどこら辺が女だよ、と思うだろう。そう、俺は男なのだ。

正確には俺は女だった。


さっき長々とした話の中に薬の話が出てきたのを覚えているだろうか。

今使われている薬では滅多に起こらないのだが、初代組に使われていた薬は死亡率が高いだけでなく、副作用があるのだ。まぁ、身体が細胞単位で変わっていくのだから副作用くらいあっても当然だと思う。軽いもので言えば身長が変わる(何故だかみんな高くなる)、髪や目の色等が変わるなど。重いものだと手が無くなる・増える、見た目が動物チックになるなど。あと上位能力者は年を取らなくなるとかさらにいろいろある。

そして中でもトップクラスで珍しいものがある。それは世界で二人しか事例がいない、性転換だ。

お分かりいただけたと思う。俺は性転換したうちの一人。人工的に男になるのとも違う。完全な男になってしまったのだ。

俺はきゃぴッとした女の子が女時代から苦手で、男になって男子校に通いたいとか思ってた。よって男に変わった時も背が高くなったとか、本当にアレがついてるとか感動したくらいだから別に特に気にしてないし(背が約20センチも違うのに体重が10キロも変わらないと知った時にはもの凄く複雑だった。別に俺めちゃくちゃ太ってた訳じゃないのに)、第一女だったのはもう何年も前の事だからなんとも思わない。もう一人の性転換者は男から女になったのだがそいつも特に気にしてなかった。どころかアイツは「リアルで百合が体験できる!」とか叫んでた(ついでに言うとソイツも俺と一緒に皇陵高校に転校してきた。アイツは女子の方なので今頃きっとパラダイスだ。死ねばいいと思う)。


なら俺の物語冒頭の“女の子がいないとやっていけない”の意味がわからないとか思う人、居るだろう。確かに俺は女時代男子校に通いたいとか思ってた。

でもね、俺能力者になってからは男とか女とかで括られるようなことはなかったし、しかも俺は中高一貫の女子校・・・出身なわけです。今時の男子高生がどんなんだとか全然分からないしちょっとだけ怖い。おまけに、能力の制御法だとか訓練受けてて俺の実年齢は20半ばだ。年代まで違う。どうしよう。


そして、女だったというのは分かったが何故姫呼び?と思わないだろうか。

さらに実は俺、≪王国≫のNo.3なのです。


分かりにくいところや誤字・脱字などありましたら是非お願いします。

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