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始まりました。

戦闘シーンてきとーですいません。

うまく書けなかっただけです。

うぅ、視線がイタイです。


『これで揃いましたね。よってこれからS戦第1試合を開始します。ご存じとは思いますが今回は特別ルール、S戦のみ2人1チームとしてのチーム対決です。』


「はぁ?2対2?」


知らねぇよ。俺の声聞こえただろうに司会無視したよ。姫悲しい。


『では第1回戦、赤獅子・セイレンVs姫宮・八王子、始め!』


うっわー、始まったよ。つーか、赤獅子ってなんだ。セイレンって海の精霊だっけか。本名か?だとしたらうけるな。ぷぷっ。


「……一応言っておくけど本名じゃないわ。通り名みたいなもんよ。」


まじか。つまんねーな。

相手は赤髪のまぁイケメン男と眼鏡優等生然とした女だった。男の方は髪の色から赤獅子って名なんだろう。が絶対染めてる。根元のこげ茶の髪が俺には見えるよ。


「おい、てめぇらが噂の転校生かよ。まぁ、この俺にかなうはずはないからさっさと終わらせようぜ?」


激しく同感です。さっさと終わらそう。1回勝てば王子だって満足だろうし。


「ちょっと!何一人で戦おうとしてるのかしら。足手まといは下がっていてください。赤い猫ごときが。」


なんか仲間割れしてるよ。楽そう。よいしょっと。


「あんだとこの眼鏡女、あぁっ!?」


どっかーん!と音がしてリングにひびがはいる。勿論やったのは俺だ。分かりにくいように上から狙ったのに、そこそこ本気の俺の蹴りは躱されてしまった。伊達にS戦参加者じゃないってことか。

まさか攻撃してくるとは思わなかったようで、赤獅子は怒鳴った。煩いなぁ。


「てめぇ!人が話してる途中にいきなり攻撃してくんな!」


「もう試合は始まってますけど?勝手にそっちが言い合いしてただけで俺達には関係ないし。まったく、避けないでほしかったなぁ。俺、早く終わらせたいんだよね。」


ニッコリと微笑みかけてまたよいしょという掛け声とともに俺は赤獅子を攻める。

赤獅子は余裕はなさそうだが、俺の攻撃をきちんと受け止めた。流石。


「くそっ、お前肉体強化系の能力か、よ!」


「うわぁ。」


弾き飛ばされた。やっぱりちゃんとした男の子は力がある。それにきっとこいつは肉体強化系だろう。それじゃあ、腕力じゃ敵わない。ただでさえ俺筋力ないのに。


「俺は肉体強化じゃないよ。王子、そろそろ俺も力使うよ!」


セイレンは名前通り水系の能力者のようだ。どうぞ、という王子の返事を聞いて俺は能力を発動させた。


「じゃぁ遠慮せずに。」


俺は水の弾丸を赤獅子に打ち込む。肉体強化ならひたすら打ち込んでればそのうちダウンするだろう、俺はそう思ってた。が、俺は勘違いしてた。

俺の弾丸は獅子に届くことなく霧散した。


「な、どういう事?肉体強化じゃない。」


悠長に考えている暇はなかった。獅子は俺の攻撃を無効化してすぐ俺に攻撃しかえしてきた。

悪寒がして咄嗟に右に飛び退くと獅子の攻撃と思われる衝撃が俺の居た場所を通過する。逃げ遅れた俺の髪が何本か飛び散る。

でも今のでだいたい何の能力か分かった。


「風の能力っ!肉体強化に見えたのは身体の周りに風を纏わせてたからか。」


俺の出した答えは正解だったようで獅子はニヤリとした。


「その通り。たった一撃で見抜くなんてなぁ。」


言いながら俺にする攻撃はもはや嵐だ。これは他の方法を考えないと。なるべくなら手の内は明かさないでおきたいんだけど仕方ない。

違う種類の力を俺が使おうとしたちょうどその時、獅子は結構俺にはデカい爆弾を落とした。


「お前こそそのひょろっちい身体であの攻撃力なんて肉体強化かと思ったぞ。まぁ水の能力みてぇだし、能力を2つ持つなんて準能力者じゃあり得ないから、馬鹿力なのか?」


ちょっと待てや。前後の感想とかどうでも良いけど、複数能力を持たないのか?え、結構城の連中5,6個とかふつーに能力もってたよね。

王子を見るとセイレンの攻撃を避けながらも唖然としてる。説明されてないようだ。ならばと裕樹を見ると明後日の方向を向いている。また忘れてやがったのか。

複数能力が使えないんじゃぁコイツとやり合うのは面倒そうだ。他の手なんて思いつかないししょうがないか。


「王子。相手、交換しようか。」


氷の壁を作って獅子の攻撃を防ぎながら王子に言う。王子の相手は水系。王子は風系だから、交換したら同じ系統の対戦になるからきっとやりやすいはず。

なんだか周りがざわざわしてるが、王子が了承したので同時に移動して相手を取り換えた。


「ごめんねぇ?勝手に相手交換しちゃって。でも同じ系統の方がやりやすいし、良いよね?」


比較的友好そうに話し掛けたのにセイレンさんから睨まれました。何故。


「そのチャラチャラした喋り方はどうにかできないのですか。うざったいですよ。」


うわー。何この女。俺の嫌いなタイプだわー。さっさと終わらそ、ホントに。


「えいやぁ。」


やる気ゼロの掛け声と共に放たれた攻撃によってセイレンは気絶した。

ちゃんと色々説明しても良いんだけど俺飽きたから良いでしょ。


結果、俺達の圧勝。俺達は2回戦進出です。

誤字などありましたらご連絡ください。

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