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帰り道、はなし話  作者: vastum


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31/52

「1984」

「今日は海外文学。ちょっと重いけど有名なやつ」

「当てていい?」

「どうぞ」

「1984?」

「正解。ジョージ・オーウェル」

「監視社会の話だよね」

「そう。全部見られてる世界」

「怖いな」

「ねえ」

「なに」

「もしさ」

「うん」

「この会話全部見られてたらどうする?」

「急に怖い話」

「文学だから」

「またそれ」

「答えて」

「うーん」

「うん」

「最初はちょっと嫌」

「なんで?」

「全部知られる感じする」

「確かに」

「でもさ」

「うん」

「別に悪いこと話してない」

「それはそう」

「そっちは?」

「私は」

「うん」

「少し恥ずかしい」

「なんで?」

「この会話」

「うん」

「ちょっと特別だから」

「なるほど」

「ねえ」

「なに」

「もし誰かが」

「うん」

「この会話読んだらどう思うかな」

「難しいな」

「うん」

「変な二人って思うかも」

「確かに」

「文学ばっかりだし」

「うん」

「でもさ」

「うん」

「ちょっと羨ましいかも」

「どうして?」

「こういう会話」

「うん」

「できる人って少ない気がする」

「……」

「どうしたの」

「ちょっと嬉しい」

「なんで?」

「だって」

「うん」

「この会話」

「うん」

「二人だけのものって思ってたから」

「なるほど」

「ねえ」

「なに」

「もしさ」

「うん」

「全部見られてても」

「うん」

「この会話続ける?」

「簡単」

「またそれ?」

「うん」

「続ける」

「なんで?」

「だって」

「うん」

「君と話すの」

「うん」

「結構好きだから」

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