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ディーヴァ7 美少女戦隊の雑用係になった少年は変身ヒロイン達に襲われ一滴残らず搾り取られる  作者: 猫屋犬彦


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第弐話 クールビューティーお姉さんに抜かれてボーイッシュボクっ娘に搾り取られる

(*´∀`*)久しぶりに続き書くかぁ〜と思ったら1年経っててビッくらポンだぜぇ〜

「んっ、んぶっ、んんむっ、んっ」

 クロウの股間で激しく頭部を前後する女性。

「うおおおっ!?ちょっ!あんた誰っ!?てか、待った!タンマタンマタンマぁぁぁぁっ!?」

 クロウの頭は状況について行けない。

(何何何?誰?え?なんで?)

 しかし悲しきかな男の性。

 肉体は快楽には勝てず。

「うっ!」

 思わずお姉さんの頭を抑える。

 腰が自然に持ち上がり、根元までしっかりと咥え込ませる。

「うああ〜………」

「ん…ごく…ごく」

 お姉さんは眉根を寄せて苦しそうにするが、クロウのものを全て飲み干してくれる。

(な、なにこれぇ…)

 むっちゃタイプなお姉さんからされるおはようフェラ。

 衝撃と興奮と快感で身体が震えて止まらない。

 お姉さんも嚥下しながら身体をぶるりと震わせている。

「―――ふぁっ!…ふぃふぁっふぁ…ふぇんふふぉんふぁっふぁ…」

 彼女は何かにハッと気付き、少し困った様に呟く。

「うおおっ!?そ、そのまんま喋らんといてぇ〜!?」

 咥え込まれた状態でモゴモゴと喋られると、舌と喉奥と歯による刺激で、デリケートな状態の息子が激しく反応してしまう。

「ふぃふぁふぁふぁい…」

 お姉さんはそのまま舌先で鈴口を刺激し始める。

 静と動。

 緩急を付ける様に、一転して静かな攻め方にシフト。 

 さらには細くたおやかな指先でクロウのふぐりを優しく揉み出す。

「あっ!だめっ!?それだめぇっ!」

 クロウがお姉さんの頭を掴んで引き剥がそうとする。

 流石にそれはマズイと思ったからだ。

 しかし間に合わず…

「あ、で、でるっ!?」

「〜〜〜〜〜っ!?」

 さっきとは違う開放感と共に解き放たれる熱い奔流を、お姉さんは全て受け止め、受け入れてくれる。

 お姉さんも流石に顔に驚きを滲ませるが、少し眉根を寄せて目を閉じると、それすらも飲み込んでくれるのだった。

「ごくん。ごく…ごくっ…」

「ああ、ああ、ご、ごめんなさ、い」

 クロウはお姉さんの口を便器の様に使ってしまった事に罪悪感を抱く。

「ごくんっごくっごきゅん…」

 お姉さんは特に気にした風も無くそのまま一滴も零さすに全てを飲み干すと、クロウのモノをしゃぶり続ける。

「ちゅっ、ちゅぱっ、ちゅっ」

「あ、ああ〜、し、幸せぇ…」

 此処が何処で自分はいったいどうしてこうなってるのかとか本当にどうでも良くなってきた。

 きっとここは天国なのだろう。

 自分の好みどストライクなお姉さんにお口でご奉仕され続ける。

 こんな幸福な事があるだろうか?

 しかしクロウとは違い、お姉さんはおもむろにクロウのモノを口から吐き出す。

「ぷはっ…はぁ、はぁ…」

 微かに上気した頬と乱れた長い髪が艶っぽい。

 髪は薄くだが緑がかっている。

「あ、ど、どうも…」

 クロウは雄々しく猛る我が分身越しにお姉さんと顔を合わせる。

「…もう出ませんか?」

 お姉さんに指先でツンツンされ、ビクンビクンと震えるが、発射の気配は無い。

「はうっ!……あ、はい…」

 頷くクロウ。

 一度発射すると再装填に時間が掛かるのがこの武器の欠点だろう。

「ふむ、困りましたね」

「え?あ、ごめんなさ、い?」

 クロウは戸惑いつつ謝る。

 ずっとしゃぶっていたため硬さも太さも基準値を大幅に上回っていたが、それは彼女の目的とはズレていた様だ。

「…どうしても私に逆らうのですね?」

「え?えぇ〜?」

 お姉さんは着ていたスーツの上着のボタンを外し、さらにブラウスのボタンも外す。

 淡い緑系の大きなブラジャーを見てクロウの思考は停止する。

(おっ――――――大きいっ!)

 着痩せするタイプだったのだろう。

 細身の身体に見合わぬ大山脈が姿を現す。

「おうっ!」

 お姉さんは当然の様にブラジャーのホックも外す。

 そして何の躊躇いも無く…

「うおおおおおっ!?」

 クロウを挟み込んだ。

 暖かく柔らかく、そして弾力のある感触がクロウを包み込む。

「れろっ」

 お姉さんは唾液を…クロウの体液が混ざった唾液を垂らして湿らす。

 そして自分の両手で胸を掴むと、激しくも優しく、クロウのモノを扱き始めたのだった。


 ディーヴァ(セブン)達が施設内の通路を歩いている。

 ここは地底都市イザナミ。

 ここには一般市民は立ち入り不可能だ。

 居る人間は極一部の関係者のみ。

 ディーヴァ7の正体を知る者達も、イザナミの職員に限定されている。

 なので制服姿の彼女達が秘密基地を歩いていても誰も咎めない。

 どころか、ゲート能力の覚醒者である彼女達に尊敬と憧れの視線を向けて来る。

 今向かっているのは病院ではあるが、一般人の入院患者は居ない。

 ゲート能力覚醒者のみを収容し、データ採取や実験を行う研究病院だからだ。

 先程の鮫怪獣との戦闘後、五人も同じ病院内でいつもの身体チェックとメンタルケアのメンテナンスを受けて来た。

 そしてそのまま自宅に帰る前に例の少年の顔を見る事になったのだった。

 博士は常に才能のある人間を探している。

 何人か目星は付けているそうだが、アカネ達程の才能の原石は居ないらしい。

 そう、読んで字の如くディーヴァ7は定員七人を目安に結成された。

 巻き添えになっただけの一般市民の男の子。

 しかし、博士は彼をイザナミへ連れ帰った。

 博士自身で記憶操作をして元の生活に帰す可能性も高い。

 だがアカネ達は、不安と期待に胸を膨らませたり苛まれたりしていた。

 ディーヴァ7の六人目のメンバーに、あの男の子が抜擢される可能性があるからだ。

 

「どんな子なんだろう?」

 アカネが天井を見上げ、ふとぼやく。

 短くした髪はボーイッシュで、その豊かな胸が無ければ美少年に見えたかも知れない。

 顔つきも精悍な爽やかさがあり、体育会系の雰囲気がある。

 今はディーヴァ7の活動があるので部活には入っていないが、たまに運動系の部活の助っ人として呼ばれる事もある。

 能力の影響で少し赤みを帯びた髪の毛を撫でるアカネ。

 癖毛とまではいかないが、髪質の影響かやや跳ね気味なのだ。

「あのクロウと言う少年の事?」

 アオイが応える。

 アオイはアカネとは正反対の容姿だった。

 能力の影響かやや青みがかった黒髪ストレート。

 身体の凹凸は仲間内で一番控え目だが、スラリと伸びた手足に形の良い胸とヒップは、同性からは一番憧れられるスタイルである。

 まるでモデルの様な容姿端麗さと落ち着いた雰囲気から文系、委員長系のイメージを抱かれがちだが、アオイはゴリゴリの体育会系と言うか武闘派だ。

 アカネがサッカーやバスケみたいなスポーティなものを好むのに対し、アオイの専門は古武術や柔術等の正真正銘の武闘である。

 剣道や空手の様なルールが多いものは得意ではなく、暗器オッケー投げ締め打撃に多対一バッチコイのがしっくり来る超脳筋娘だ。

 学生服の下に隠された肢体は、無駄な筋肉や脂肪を削ぎ落とされており、鍛え上げた一振りの日本刀の様な機能美を秘めている。

「うん。だって初めてだったし…」

 アカネは唇に指先で触れて頬を赤らめる。

 アカネも人命救助の為だったと自分自身を誤魔化してはいるが、確かにアレがアカネの、ディーヴァ7五人全員のファーストキスだったのだ。

 向こうは向こうで無意識の時に唇を代わる代わる奪われた被害者かも知れないが、自分達の唇を奪った男の人となりは気になるものである。

 ちなみに五人の中でのクロウの容姿への評価は、可も無く不可も無くであった。

 背も高くなく筋肉もそれほどでもないが、そこは今後の成長に期待。

 髪は黒でピアスとかもしてないが、真面目なのは良い事だ。

 顔もそこまで美形とかではないが、悪くないと思える程には整っていた。

 図らずもディープキスをした事でクロウの顔をじっくり見つめる機会はあったため、彼女達はクロウの採点もじっくり出来た。

 後は性格や趣味とかを知れれば尚良し。

 そんなこんなでクロウが居ると言う病室に向かって五人で歩いているところである。

「うぅ…先輩の為に大切にとっておいたのに〜」

 モモカが恨めしげに皆を睨む。

 モモカには憧れている学校の先輩が居た。

 モモカは染めているのかと思うくらいのピンク髪をしている。

 これもゲート能力の影響である。

 もしもアカネやアオイがここまで濃い色に変化していたら、逆に黒く染めていたかもと思うぐらいの色の濃さだ。

 モモカ本人は可愛いじゃんで納得してしまっている。

 学校側には、イザナギ大学で新開発された無害且つ髪質改善効果のある染髪剤だとかのゴリ押し説明で通してある。

 学校支給…のフリをして博士から与えられた特別権限を持つスマートフォンにはジャラジャラとストラップが付いているし、爪もカラフルなネイルで着飾っている。

 ギャルだ。

 誰がどう見てもギャルでしかない。

 ヘソは出てるしスカートは短い。

 筋肉は少なく程良く柔らかそうな身体は異性からの視線を惹きつけて止まない。

「モモカ、まだあの男と繋がってんの?ヤリチンて有名じゃん。顔は良いかも知れないけどさ。またホテル連れ込まれそうになったんでしょ?」

「ん〜まだ、あーし達には早いかな〜って、ちゃんとお断りしたよ〜?」

 身体能力最弱のフェアリーピンクモモカであるが、素の腕力は常人の比ではない。

 数日前に憧れのイケメン先輩に繁華街に連れ出されたが、ラブホテル前で文字通り手を振り払って帰って来た。

 見た目に反して身持ちは固いのだ。

「いいじゃんその話はさぁ〜。早くお見舞いしちゃお〜」

 モモカは咄嗟に話題を逸らしたが、半分本心でもある。

 唇を捧げたのは不本意であるが、戦闘に巻き込んでしまった一般人少年の心配は普通にしている。

 見た目は完全に超尻軽ビッチだが、根は優しく気立ての良いお嬢様なのだ。

 モモカの実家はウォーターフロントイザナギの、新エネルギー開発への出資会社の一つである。

 所謂スポンサー様なのであった。

「オレは、別に…お見舞いなんて…」

 身長百八十センチを超える巨体のレモンがボソボソと呟く。

 レモンは綺麗な金髪をしている。 

 実はゲート能力の覚醒の影響で一番髪色の変化が少なかったのは彼女である。

 少し黄色の発色が濃くなったぐらいだろう。

 彼女は元から天然の金髪だった。

 レモンはアメリカ人の母を持つ日米ハーフである。

 レモンは小さい頃はお姫様の様な可憐さだった。

 ただ一人称オレは両親の所為だった。

 父親がオレと言い、アメリカ人の母親も日本語を覚えるにあたってオレを使う。

 そうしてレモンも一人称にオレを使い、周囲は金髪碧眼の美少女がオレと言っても、逆にそう云ったキャラなのかと受け入れてしまっていた。

 小学生の頃は、ランドセルを背負うと何かのコスプレかと思われる程の発育の良い美少女となっていた。

 この頃はまだ良かった。

 流石アメリカ人とのハーフ!みたいなノリだった。

 問題はそこからだった。

 レモンは母方の祖父の…退役軍人であるゴリマッチョ爺さんの血を隔世遺伝させてしまう。

 中学生になってからは身長がぐんっ!と伸び、肩幅も広がる。

 足腰も丈夫に…太く育つ。

 大好きなフリフリの服は着れなくなり、米軍払い下げの古着とかが良く似合うJCとなった。

 そして今現在、着ている制服や体操服や水着は全て特注サイズである。

 運動部からの勧誘はアカネをも上回り、大きな体を縮こまらせて大人しく過ごしている。

 本当は色んな格好でお出掛け等を楽しみたいのだが、恵まれた肢体はそれを許してくれない。

「まぁどんな子かは気になるよねぇ〜」

 コノハが頭の後ろで手を組みながら呑気に呟く。

 髪の毛は能力の影響で緑がかっており、メッシュの様になっている。

 東京⋯ではあるのだが、奥多摩の奥地、大自然の中で育って来たコノハ。

 おおらかで懐の深い性格ではあるが、大雑把と言い換えても良い。

 アカネとはまた違う方向性を持つ脳筋の野生児である。

 ディーヴァ7内では現状最弱である。

 彼女の本領は緑豊かな大自然の中で発揮される。

 東京湾沖合の此の海上都市では常にデバフを受けている様なものだからだ。

 小柄だが出る所は出ており、だらしなく緩めた制服からは豊かな胸元や健康的な太腿が覗いている。

 それでも下品で扇情的に映らないのは、本人のほんわかおっとりした雰囲気の所為だろう。

「お見舞いねぇ?あーし要る?」

「いや、だって気になるじゃない?」

「コノハも気になる」

「一般人なんしょ?記憶操作してリリースするんじゃね?」

 わちゃわちゃしながら五人は通路を進む。

 今までも一般人がディーヴァ7と怪獣の戦闘シーンを目撃してしまった事例は有る。

 そう云う一般人は治療やメンタルケアと称して研究所に連行され、ゲート由来の機械や薬物、洗脳暗示によって記憶を改竄、操作し解放されて来た。

「あ〜此処だ此処だ」

「あ、ヒスイさんが看病してるんだって」

 博士の秘書であるヒスイからメールが来ていた。

「良いなぁ〜あーしもヒスイさんにお世話されてぇ〜」

「あんたも怪我したら看病して貰えるよ」

 スマートフォンのナビで辿り着いたのは一つの病室だった。

(なんて声掛けよう)

(どんな男かしら?)

(デカ女とか思われないかなぁ)

(あー帰りてぇ〜)

(お昼ご飯何かな〜)

 五人はそれぞれの思いを胸にドアを開ける。

 自動ドアはディーヴァ7の指紋認証に反応してスライド。

 そして目の前に現れたのは―――

「うっ!出るっ!」

「んんっ!?」

 クロウの股間に豊かな胸を押し付けているヒスイと、そのヒスイの顔を白く汚すクロウの姿だった。

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 ディーヴァ7達が黄色い悲鳴を上げる。

 彼女達は乙女である。

 生で男性器を見た事も無ければ、発射の瞬間等勿論見た事は無い。

「え!?だっ!誰――――」

 クロウは突然闖入して来た五人の美少女達に驚く。

 しかし突然過ぎて止められない。

 結局彼は、五人の美少女達に見守られながら巨乳で扱かれ続けてしまう。

 ヒスイの猛攻は容赦が無く、胸だけでなく唇や舌も惜しみ無く使って来る。

 抵抗は無意味だった。

「うっ!?ちょ待っ―――」

 美人のお姉さん⋯ヒスイの頭を抑え込むが、無理だった。

「んんっ熱っ⋯」

 その白い欲望は、胸の谷間、顎や唇、前髪と、ヒスイの顔面を汚す。

 特に発射時に口を開けていた為、口腔内にたっぷりと受け止めていた。

「ヒスイさん…な、何を⋯⋯」

 アカネが掠れた声で問い掛ける。

 ヒスイは構わずに口から吐き出した物を小瓶に詰めるている。

「ぺっ⋯サンプル採取完了」

 そこで漸く気付いたのか、五人を振り返る。

「あら?貴女達も来たの?そうね、サンプルはもう少し欲しいし、貴女達もする?」

 ヒスイが舌を出して何かを舐める真似をし、空中に手で輪っかを作って何かを扱く動きをする。

「「「「「遠慮しますっ!」」」」」

 ディーヴァ7は全力でお断りする。

 ファーストキスだけでも衝撃的だったのだ。

 いきなりさっきのヒスイの様な真似は出来ない。

「あらそう」

 ヒスイは素っ気なく応えると身支度を整える。

 さっとハンカチで顔や胸元に溜まった物も拭き取る。

 それもサンプルにするのか、ハンカチを透明の袋に入れている。

 其処で何時もの眼鏡を取り出して掛ける。

「え?あ、あの…」

(こ、これで終わり?)

 確かに新しくやって来た五人の女の子達が凄い睨んで来る。

 此れ以上は続行不可能なのだろう。

 しかし、クロウ的にはどストライクなお姉さんなのである。

 此れで終わりは生殺しも良い所だ。

(あのお姉さんと、最後までしたい…ヒスイさん、て云うのか)

 五人との会話から名前を知る。

(ヒスイさん。優しくて素敵な女性だ。あの人に、俺の童貞を捧げよう)

 なんだか夢の中で変態幼女に襲われ無理矢理童貞を奪われた気もするが、アレは夢だったのだ。

 ノーカンなのだ。

(俺のチェリーは、ヒスイさんに捧げるっ!)

 そう密かに誓うクロウなのだった。

 この世ではない何処かから怒りと嫉妬の波動を感じた気もしたが、それもきっと気の所為だろうとクロウは思う事にした。


「え、え〜っと…」

 ヒスイが先頭を歩き、その後をクロウがとぼとぼと歩く。

 そしてその後を五人の美少女達がついて行く。

 無言の時間が辛い。

 一応自己紹介をしたが何処かぎこちなく、五人の目線が冷たかった。

 それはそうだろう。

 不本意ながら自分達のファーストキスを捧げたのだ。

 少しでも印象を良くしようと云うバイアスは掛かる。

 普通に挨拶が済めば多少は良い第一印象となったろう。

 しかし彼女達のクロウへの第一印象は、自分達の唇だけに飽き足らず、ヒスイさんにとんでもない事をさせている変態少年となった。

「あれ?何処此処?」

 クロウはてっきりウォーターフロントイザナギの病院だと思っていた。

(何時の間に陸地に?てか東京か、此処?)

 窓の外には何も無いのっぺりした大地が広がる。

 夜にしてはやけに暗い。

 星すら見えない。

「此処は海の底の…さらに下だよ」

 アカネが説明してくれる。

 其処で丁度目的地に着いた。

『ジオフロント、地下都市イザナミじゃ。ようこそ、クロウ君』

バシュッ!と音がして扉が開く。

 ディーヴァ7の司令室であった。

「シロガネ博士。お連れしました」

 ヒスイが敬礼して別室へと消える。

 サンプルの保管に行ったのだろう。

「うむ、ご苦労じゃったの」

「博士?」

 クロウがその人物を見上げる。

「はじめまして、じゃの、クロウ君」

 その博士は正に博士と言う威容だった。

 真っ白な口髭と、もっさりした後頭部の髪の毛。

 頭はつるりと禿げている。

 ただ…

(な、なんか厳ついな…)

 こう云う博士キャラは余り体格が良くないものだ。

 だがシロガネ博士の身体はむしろ引き締まっており、背も高く肩幅も広い。

 若い頃はかなりのマッチョマンだった事が窺える。

「君には選択肢がある」

「はぁ…」

 唐突に話を進められる。

 生返事をするクロウ。

「彼女達ディーヴァ7の仲間になるか…」

「えぇっ!?」

「博士っ!?」

(あれ?俺なんか嫌われてる?)

 無理も無い。

 ディーヴァ7からすると、立ち入り禁止の戦闘区域に不法侵入した挙句に勝手に死にかけ、彼女達のファーストキスを奪った憎い相手なのだ。

 それに先程、ヒスイからお口によるご奉仕を受けていた事も勿論大きい。

(ヒスイさんが、なんで…)

 無表情で感情を表に出さないヒスイであったが、彼女はディーヴァ7のメンタルケアも行っている。

 技術や能力的な話は博士の管轄だが、思春期の少女達の心だけはコントロール出来ない。

 学校の勉強、友達付き合い、親との関係、恋の悩み等、彼女は嫌な顔一つせずに真摯に向き合ってくれるのだ。

 勿論それも仕事の内だと皆理解しているが、それでも五人は五歳年上のこの女性に尊敬と敬愛の念を抱いていた。

 そんなヒスイが…

(あ、あんな事するなんて…)

(小説で読んだみたいに…)

(漫画で読んだみたいに…)

(AVで観たみたいに…)

 クロウのクロウを胸で圧迫し、しゃぶって吸って顔に浴びていた。

 知識としては知っていたし、年頃なので興味もあった。

 しかし、まさか憧れのヒスイお姉さんのそういう場面をガッツリバッチリ見せられるとは思っていなかった。

 その為、クロウへの評価は坂道を転がる様に下落していた。

(ヒスイさんにまで、あんな事させるなんて…)

 特にアカネはヒスイに憧れていた。

 ボーイッシュ、男勝りと言われてきたアカネ。

 中学生に上がるまでスカートを履いた覚えが無い。

 現在も制服姿ではあるがスパッツを履いており、飛んだり跳ねたり木に登ったりもするアクティブな女の子だ。

 スポーツブラもしており、制服がめくれて肌着が見えても全然平気である。

 それ故と言うか、クールビューティー且つ優しく面倒見の良いヒスイに憧れを抱いていた。

 アカネの理想の女性として見ていたヒスイ。

 そんな彼女の女と性の部分を強制的に解らせられた。

 それはファーストキスを捧げた事よりもアカネにはショッキングな事だったのだ。

(そもそもディーヴァ7って何?)

 きょとんとするクロウ。

 説明して欲しいが質問出来る雰囲気ではない。

「博士っ!ボクは反対だよっ!」

「私もです」

「あーしもー」

「オ、オレも⋯」

「コノハは賛成〜」

「コノハっ!?」

 クロウのディーヴァ7加入に反対する面々。

(やっぱなんか嫌われてるのかな?)

 取り敢えず、ディーヴァ7と云うのが彼女達の事だと云うのは解った。

「もう一つは、此処での事を全て忘れて元の生活に戻るか、じゃ」

 シロガネ博士としては勿論、クロウの様な存在を逃がすつもりは無い。

 金銭や脅迫⋯飴と鞭で引き摺り込むつもりだ。

 しかし、出来るなら本人の意思で加入させたい。

「⋯忘れる。て、頭を弄る的な?」

 念の為訊いてみるクロウ。

「うむ。そうじゃの」

「そうですか⋯」

 此処で終わりにしたら、もうヒスイとの関係は発展させられない。

 ヒスイはその柔らかい胸でクロウを文字通り包み込んでくれた。

 しかし、彼女からは意思の様な物は感じなかった。

 自分が出した物をサンプルとして採取してたのも見てた。

 クロウへの特別な感情が有る訳ではないのだろう。

 無表情なクールビューティー。

 そんな彼女の、笑顔が見たい。

「入ります。ディーヴァ7に」

 クロウの決断に、ディーヴァ7の面々はそれぞれ溜め息を吐き出した。


「ではアカネ君。クロウ君に施設を案内してあげ給え」

「ええええっ!?ボクがぁぁぁぁっ!?」

 ブーイングを受けながらもクロウはディーヴァ7へと加入した。

 責任者はシロガネ博士なので、彼女達五人の意見等最初から無視された。

 其処で解散かと思いきや、案内役に抜擢されたアカネが絶叫する。

「何でボクなのさっ!?」

「リーダーじゃからな。その分給金は他の四人より多い筈じゃぞ?」

「うぐっ⋯」

 給金だけでなく、リーダーとしての権限も強い。

 緊急時にチーム内で意見が分かれた時、他の四人が反対してても命令を強行出来る権限が有る。

 報酬に対する責任は比例するものだ。

「あ、あのアカネさんが嫌ならヒスイさんでも⋯」

 助け舟を出すフリをしながら欲望全開のクロウ。

「あん?ボクじゃ不満だっての?」

「いやどっちだよ⋯」

 カチンと来るアカネと困惑するクロウ。

 しかし博士はヒスイ案を速攻却下する。

「ヒスイ君には仕事が有る。君達六人は学校が休校しており全員空いておる筈じゃぞ。なんなら他の四人でも⋯」

「私宿題有りますので」

「あーしもデートの約束が⋯」

「オレも⋯えーと、帰ります!」

「コノハお腹空いたぁ〜」

「う、裏切り者ぉ〜〜〜っ!?」

 そそくさと歩み去る他四人。

「うぅ〜〜〜⋯あんた変な事したら張っ倒すかんね?」

「しねーよ」

 涙目で睨まれ、クロウも敬語を使うのを止めた。

 どうやら同い年の様だし、遠慮は要らないだろう。

「此れ、別にデートじゃないからね?」

「こんな色気の無いデートも無いだろう」

 アカネはぶつくさ言いながらもちゃんと案内はしてくれた。

 アカネが手を翳したり、指紋を押し付けたり、目を合わせるだけで扉が開く。

 生体認証だろう。

「多分クロウ君のデータが反映されたら一人で移動出来るよ」

「ふーん」

 ジオフロントと云うのも驚いたが、内部構造も驚きの連続である。

 イザナギも最先端テクノロジーの結晶であったが、イザナミは更にその先を行く。

 イザナミで実験を繰り返し安全性を高めた技術がイザナギで活用されているのだから当然ではある。

「此処は?」

「此処は――――へへっ、良い事思い付いた」

 アカネが年相応の、悪戯を思い付いた様な表情を浮かべる。

「クロウ君?君、喧嘩とか、得意?」

「喧嘩は⋯した事無い、なぁ」

 勿論喧嘩ぐらいした事は有るが、此の場合の喧嘩とは多分殴り合いとかを意味するのだろう。

「女の子とやり合って敗けるの、怖い?」

 ニヤニヤと挑発的な笑みを浮かべるアカネ。

「怖くは無いかな。スポーツ特待の子とか、男より強ぇし」

 男女平等と言われて久しい。

 授業の組手等で女子と戦う事も有る。

 思春期だと女子のが成長が早く体格差から敗ける事も有る。

 それで特に悔しいとかは思わない。

 先日もスポーツ特待生の女の子に見事に投げ飛ばされたばかりだ。

「ふんっ、まぁいいよ。ちょっと揉んであげる」

「え?いや何すんのさ?」

 アカネはクロウを連れてその扉を開ける。

「此処は訓練場。ボク達は決闘場って呼んでるよ」

「はぁ⋯」

 確かに其処は広かった。

 大きめの運動場ぐらいは有るだろう。

 端にはバスケットゴールやサッカーコート、テニスコートも有る。

 ゴルフコースは流石に無いが、バーチャル空間を利用した仮想空間にはゴルフ場も完備されている。

「ボク達も仲良しこよしって訳じゃぁない。揉める時も有る。例えばリーダーを決めた時とかね。そんな時は―――」

 アカネはクロウにグローブを放り投げる。

「これで決めるって訳」

「マジでか」

 グローブを受け取ったクロウが唖然としたのだった。


「だりゃぁああああああああああああっ!」

「あ、よいしょー」

 アカネが思い切り拳を振り抜く。

 しかしクロウの身体に触れた瞬間、ぽすんと力が抜けた様な音を立てて減速、停止してしまった。

「んなっ!?」

「えーと、それ、本気?」

 クロウは戸惑っていた。

 明らかに運動神経の良さそうなアカネである。

 てっきりボコボコにされると覚悟をしていた。

 しかし結果は全く違っていた。

 アカネがどんなに力技で攻めようと、クロウには届かない。

「こなくそっ!」

 アカネは打撃技を諦めサブミッションへ移行する。

「わわっ」

 足払いでクロウを倒し、腕ひしぎ逆十字を極める。

 しかし⋯

「よいしょっと」

 クロウは何とも無い様に立ち上がる。

 その腕にぶら下がるアカネ。

「女の子だと、パワーが足りないのかな?」

 痛くも痒くも無い。

 むしろ、柔らかい胸や太腿の感触にドキドキしてしまう。

 心なしか股間部に血が集まって来てる気もする。

「な、何故―――」

「何故アカネが⋯」

 驚愕するアカネをモニターしていた他の四人も驚愕に顔を歪めていた。

 クロウの案内は辞退したものの、好戦的なアカネがクロウをどう扱うか興味が有り、基地内に留まり二人をモニターしていたのだ。

「アカネが手加減⋯」

「する理由無いっしょ?」

「それはそう」

「では何故?」

 あの訓練場⋯決闘場では何度もアカネに煮え湯を飲まされた。

 リーダーを決める時、アカネは四人を勝ち抜き形式で全員一本勝ちしたのだ。

 武闘派であるアオイは特に悔しかったが、能力差で敗北した以上仕方が無かった。

 能力無しで立ち合った場合はアオイに軍配が上がる。

 それ故にアカネには格闘技の手解きもしていた。

 今アカネが使っているサブミッションもその応用である。

「吸収⋯されてる?」

「あはは、新人イビリ失敗してやんの〜」

「うわぁ、嫌な思い出が⋯アカネの拳痛いんだよなぁ」

「む、待って」

 モニター内で異変が起こっていた。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」

 アカネがゲート能力を解放していた。

 ゲート能力はイザナミ内に有るゲートから異質なエネルギーを引き出す力。

 ゲート能力開放には何段階か有る。

 第一段階は知覚から始まる。

 ゲートから漏れ出るエネルギーを感知し、違う位相の存在を知覚する。

 此れは所謂超能力、霊能力と呼ばれるものである。

 此の世界からズレた位相に居る存在を視覚や聴覚で察知する。

 察知したエネルギーはこの世界に解り易い形で顕現する。

 観測された事で実体化する訳である。 

 第二段階はゲートエネルギー操作。

 第三段階はその先である。

 アカネ達が戦う怪獣はゲートエネルギーが動物に取り憑いて活性化した物である。

 ケートエネルギーを体内で循環させ、より効率良くエネルギーを使う為に肉体を変質させるのだ。

「ヤバイよっ!第三段階開放してるっ!」

「アカネの奴っ!」

「怪獣化しちゃうよっ!?」

 モニターしていた四人が騒ぎ出す。

 訓練場は遠いい。

 巻き込まれたくない為に離れたモニタールームに陣取っていたのが仇に成ってしまった。

 そのタイミングでけたたましいサイレンが鳴り響く。

「むっ!?なんじゃこのアラートはっ!?」

 司令室にも異常事態は伝わっていた。

「博士。採取したサンプルが活性化しています」

 ヒスイが冷静に伝えて来る。

「何?クロウ君の精―――」

「そっちじゃないです」

 ヒスイがコンソールを操りディスプレイに映し出す。

「何っ!?鮫型怪獣の死体がっ!?」

 その画像内では鮫型怪獣の死体がまるで生きている様に蠢き始めていた。

「いえ、完全に活動を停止していた筈で…まさかっ!?」

 怪獣達はイザナギではなくイザナミを狙っている。

 厳密にはイザナミ内部に厳重に封印されたゲートを狙っている。

「模擬戦で高まったアカネ君のゲート能力に反応しているのかっ!?」

 博士やヒスイもクロウとアカネをモニターしていた。

 訓練場を使って勝手に戦い始めたのは知っていたが、戦闘データが取れると放置していたのだ。

「いかん、実験場と訓練場は近いぞ。他のディーヴァ7に連絡を―――」

「博士、間に合いません」

 ヒスイが無慈悲に告げる。

「うわぁぁぁぁぁっ!?」

 アカネが悲鳴を上げて吹き飛ぶ。

 壁を突き破ってドロドロの肉塊が飛び込んで来たからだ。

 余りに吃驚した所為で、折角練り上げた第三段階開放エネルギーが雲散霧消してしまった。

 しかしアカネからはゲート粒子の残滓が漂う。

 それ目掛け、ホラー映画を上回るグロテクスな肉塊が蠢きながら追い掛けて来る。

「ひゃああああああああんっ!」

「こっちだっ!」

 クロウがアカネの手を引き引っ張ると、アカネ達を通り越して肉塊が壁に激突する。

「なんでゲート怪獣が!?―――あ、鮫の死体かっ!」

 冷静になって肉塊を見やると鮫の背鰭とか、判別可能なパーツが散見される。

「し、しまった、スーツが…」

 アカネは先程の戦闘でダメージを負った。

 勿論肉体ではなくスーツにだ。

 重大な破損は見受けられなかったが、念の為メンテナンスに出していた。

 ゲート能力の最重要機密の詰まったスーツである。

 技術的にも、機密的にもシロガネ博士にしか直せない。

「だめっ!スーツが無きゃ…戦えない …」

 素の状態でも今の様に同年代男子を圧倒出来る⋯筈だった⋯運動能力を得られる。

 しかし、流石に怪獣相手は荷が勝ち過ぎる。

 ディーヴァ7の変身スーツはただのスーツではない。

 鎧でもあり武器でもある。

 本来は違う位相に存在する力をこの地球に顕現させて操るゲート能力者達。

 彼女達はスーツ無しでも一応は力を使える。

 それこそ本気を出せば、スーツ無しよりも強力な出力を出せる。

 ただそれは諸刃の剣である。

 スーツによって安全装置がかかり、命に関わるレベルでの能力の行使を抑制してくれるのだ。

(…能力を使えば…倒せる…でも…)

 博士がディーヴァ7に入隊する際に話してくれた事を思い出す。

 元々、シロガネ博士の娘がゲート能力に最初に目覚めたらしい。

 だがその時にはスーツ等勿論開発されていない。

 シロガネ博士の娘は今のディーヴァ7よりも適性、才能があった。

 それが良くなかったのだろう。

 彼女はゲート能力の暴走により、この世を去ったのだそうだ。

 先程は頭に血が昇って第三段階まで開放しかけた。

 鮫型怪獣の乱入で集中が途切れてしまった今、もう一度開放する気にはならない。

 博士の説明を信じるなら、第三段階開放に失敗すればゲート怪獣達みたいに肉体が変質して元に戻れなくなる。

(このままじゃ二人共危ない―――ならっ!)

「クロウ君っ!」

 アカネがクロウに抱き着く。

「アっ!?アカネさんっ!?」

 ムニュリッ!とアカネの胸の感触が腕に伝わって来る。

 制服越しだが彼女居ない歴イコール年齢の少年には刺激が強過ぎる。

 狼狽えるクロウ、しかしアカネも焦燥感に駆られていた。

(あの時みたいにっ!行けっ!行けっ!来い来い来いっ!)

 鮫型怪獣からクロウを庇った時、クロウからエネルギー支援を受けて強力な火球を放てた。

 あの時の再現をするつもりだったのだが⋯

「―――やっぱり、肌と肌を合わせないとだめかっ!」

 博士が以前言っていた。

 ディーヴァ7のボディスーツは素肌で感じるよりもゲート能力を発動させる為のゲート粒子をより強く感じられる。

 ならば衣服の上からではあの時程の効果は望めない。

 せめて素肌での接触が必要だろう。

「緊急事態なんだからねっ!」

「わひゃぁあああああっ!?」

 アカネはクロウの手を制服の下、更にはスポブラの下にまで突っ込ませる。

 生乳を直揉みさせる。

「んんんっ!もっとしっかり握って!」

「んな無茶なっ!?」

 クロウは言われた通りにアカネの胸を鷲掴みにする。

(や、わらけーーーーーっ!)

 弾力が有り、指に吸い着く様なモチモチした感触に脳が焼かれる。

 それでも出力が上がらない。

「ジャアアアアアアアアアッギュ!」

「きゃああああああっ!?」

 鮫型肉塊が突っ込んで来た。

 慌てて地面に転がる。

「それならぁっ!?」

「んぶぅっ!?」

 アカネはクロウの唇を奪う。

 一度したので抵抗感が薄れていた。

 死にたくないので何でもやるつもりだ。

 その時―――

バチバチバチバチッ!と電撃が走る。

『今じゃっ!逃げろっ!』

 博士の声だ。

 遠隔で電気銃を使ってくれたらしい。

 しかしゲート怪獣はゲート能力でしか倒せない。

 抱き合い床を転がりながら唾液交換。

「ちゅばっ!」

 寝転がったまま手を翳す。

ポシュンッ⋯とガス欠気味のライターぐらいの火しか出ない。

「ジャアアアアアアアアアアアアッギュッ!」

 鮫型肉塊がアカネとクロウ目掛けて走り出す。

 鮫の癖に走るなんて生意気だ。

(まだ足りないのっ!?こうなったら―――)

 粘膜接触。

「い、入れなきゃ、ノーカン、だから」

「いやいやいやっ!?ちょっとおかしいって!」

 クロウがアカネを押し退けようとするが、アカネはクロウのズボンをずり下ろし、自分も下半身を露出して擦り合わせる。

 クロウはアカネの生乳を揉んでキスをした為に元気におっきしていた。

 その先端が、アカネのとば口に少し突き刺さる。

 その瞬間だった。

「あああああああああああああああんっ!?」

 アカネが絶叫する。

 生殖器を通じて子宮を、脊髄を通って脳天を快感が突き抜ける。

 一瞬だがアカネの頭の上に、天使の様に回転する光輪が現れる。

 それはチャクラに準えるならば第七チャクラと成るだろう。

 瞬間、閃光が全てを薙ぎ払った。

 モニターは砂嵐しか映さなくなり、ディーヴァ7達は大慌てで訓練場へと向かう。

 ヒスイも全ての計器がエラーを起こし多少焦るが、博士だけは落ち着いた声音で呟く。

「⋯⋯⋯遂に見つけたぞ、シラユキ⋯⋯⋯」


 ディーヴァ7の四人が現場に辿り着いた時、全ては終わっていた。

 訓練場の施設のほとんどが焼き尽くされていた。

 ゲート能力の効果はゲート粒子に依る位相のズレたエネルギーの実体化だ。

 なのでアカネの炎も延焼はしない。

 酸素を燃やしてる訳でもないので酸欠も無い。

 残ったのは鮫型怪獣の肉塊の焼け焦げた肉片のみ。

 流石に此れでは復活はしないだろう。

 そして⋯⋯⋯

「クロウ〜っ!もっとぉっ!もっとちょーだいっ♡」

 アカネがクロウに跨り腰を振っていた。

「アカネっ!タンマタンマっ!も、もう出な…」

「仕方無いなぁ〜。クロウはコレ好きなんでしょ?もぉ〜…あむっ」

 アカネはクロウの股間に顔を埋め、物凄いスピードで頭を前後し始める。

「…………ちょっ………何してんのよっ…」

 アオイがアカネの醜態を見て目眩を覚える。

「うわぁ…うわぁ…」

 コノハはお目目を真ん丸にして二人を凝視している。

「えへへ、ふっかーつ!わかーい!えらーいえらーい!かわいー!」

 アカネは愛しげに指でツンツンと突っつくと、早速腰を沈める。

「うええっ!?出たり入ったりしてるぅぅぅっ!?」

 レモンはその大きな身体を縮こまらせて震えている。

「あ〜〜〜なんか楽しそうだし?邪魔しちゃ悪いんじゃね?」

 モモカは始終目を逸らしていた。

 遊んでそうな見た目だが、一番純情なのだ。

「そうね」

「行こっか」

「あっ!待っ…助け―――うっ!」

 クロウの声は無視され、去り行く四人。

 アカネは再びクロウの腰に顔を埋めていた。

 今は飲みたい気分だったらしい。

「んんっ…ぷぅっ…濃い…けぷっ、喉に絡み付くね…ちゅぽっ」

 唇の端から滴るものを掬い上げ舐め取る。

「ふふっ、でももっともっと元気になった♡そんなにボクの口良かったぁ?」 

 アカネがトロンとした目つきでクロウのモノを見つめている。

「…いや、ヒスイさんのが気持ち良かったかも…」

 失言だった。

 意識朦朧としているクロウは嘘が吐けなくなっていた。

 しかしそれは正直な気持ちだった。

 ヒスイのそれは、クロウを気持ち良くさせようと徹底されていた。

 今のアカネはただただ自分の欲望を満たす為だけに動いている。

 後単純にヒスイの方が好みだっただけだ。

 キャリアウーマン風なクールビューティー眼鏡お姉さん。

 ボーイッシュボクっ娘とは正反対の属性キャラである。

 しかし、その発言は負けず嫌いのアカネのハートに火を着ける。

「よーし!その喧嘩っ!買ったぁぁぁっ!」

 アカネはそう叫ぶと、悦び勇んでクロウの上に跨る。

「嫌ぁああああああっ!死んじゃうっ!死んじゃうってぇぇぇぇぇっ!」

「博士⋯あれ、なんとかならないの?」

 アオイが頭を抑えながら博士に問い掛ける。

『ゲート酔いじゃな。生身で限界を超えたゲート能力を使ったんじゃろう。本来なら暴走して肉体が変質したり、爆裂四散して此の世を去ってもおかしくないんじゃが…』

「ないんじゃが?」

『クロウ君の特性により、副作用は最小限にされておる。彼の特性は増幅と縮小じゃな。吸収と放出と言い換えても良い』

 ならば説明は付く。

「えーとつまり」

『彼さえ居れば生身での実験が可能と言う事じゃ。朗報じゃの』

「いや、えっと、つまり」

『ゲート能力が暴走しても彼と交われば収まる。君達もこれで遠慮せずに能力を生身で―――』

「お断りしますっ!」

 アオイの叫びに同意する様に首を高速で振る他三人。

『?何故じゃ?安全性が担保されると言うのに…』

『博士、そう云う所です』

『何がじゃ?』

「あと、そだそだ。赤ちゃ⋯ん、出来ちゃったらどーすんの?」

 コノハが当然の疑問を口にする。

 さっきからアカネは遠慮無くクロウのを搾り取っている。

 生である。

 避妊も何も無い。

『薬を処方しよう。じゃから安心して励んで良いぞ』

「博士、そーゆーとこでしょっ!」

『だから何がじゃい?』

 暴走状態に陥ったアカネを取り押さえるのはかなり危険だったので暫く放置されてしまう。

 データ収集の為にカメラを回すと燃やされ、警備ロボットを近付けると燃やされるのだ。

 アカネの気が済むまで放置せざるを得なかった。

 そうして散々まぐわい、盛った猫の発情期が終わる様に大人しくなったアカネに⋯クロウが一言。

「お、俺の初めてを、返せ…」

 あのクールビューティーに捧げようとしたチェリーを、まさかボーイッシュボクっ娘に強奪されるとは思わなんだ。

 しかし⋯

「それはっ!ボクの台詞だぁぁあああっ!」

 涙目になったアカネが絶叫で返したのであった。

第弐話お読み頂き有難う御座います。

アカネは戦隊モノのレッド、リーダーなので元気なボクっ娘にしました。

熱血ヒロインです。


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