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<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

トンネル

作者: 坂町マリモ

今回この作品はホラー界では王道であり、残酷な描写があるかもと思いR15指定にさせて頂きました。読みにくい、誤字脱字があると思いますがどうぞお楽しみください。

私の名前は浅川(あさかわ) 美乃里(みのり)これから話す内容は私が体験した忘れられないお話です。


それは夏のとても暑い日の出来事でした。

私はオカルトサークルというサークルに所属していました。私はオカルトには興味はありませんでしたが、幼なじみの黒井(くろい) 菜月(なつき)市条(いちじょう) 智稀(さとし)の2人はオカルトが大好きで私は2人に引っ張られるようにオカルトサークルに入ることになりました。


その日私と幼なじみの2人で近くの川でBBQの約束をしていました。3人で行ったBBQはとても楽しかったのですが、智稀が突然こんなことを言い始めたのです。


「なぁこの近くに心霊スポットがあるだって!行ってみないか?」と。


私は「危ないからやめよう?」と反対しましたが、菜月は「面白そう!美乃里行こうよ!行きたい!」と賛成で多数決でその心霊スポットに行くことになりました。

勿論私は1人でも帰ろうかと思ったのですが、幼なじみという事もあり、心配で2人にしぶしぶついて行くことにしました。

その心霊スポットとはトンネルという事もあり、言い出しっぺの智稀の車で行きました。

そのトンネルの名前はNSトンネルと言う所で智稀が言うには、なんでも昔トンネルの中で殺人事件があり、そのトンネルを通るとその殺人犯に殺されるなど色々な話があるトンネルだそうです。

トンネルに着くと私は嫌な予感はしましたが、2人とともにトンネルへと進んで行きました。2人は車から降りて見に行きたそうでしたが流石に心霊スポットで夜のトンネルは危ないと言う私の説得でしぶしぶではありましたがトンネルには車で入って行きました。

トンネルの中はとても暗く光の1つもない所でした。車のライト1つでどんどんと中に進む私達、私達は何事もなくトンネルを抜け、何も無かったと2人は残念がっていました。トンネルの先は行き止まりで、もういいだろうと言う私に2人はそれもうだなという感じで車をUターンさせ、再びトンネルへと入りました。

トンネルの中間地点を通ったぐらいでしょうか、途中急に車の窓を叩くようなドンドンとした音がなり始めました。ですが窓の方を見ても何も無く、ただドンドンという音が続くだけ、、、

菜月が「なんなの?!急に!智稀どうにかしてよ!」と智稀を責め、智稀は智稀で「知るかよ!!なんなんだこれ!ふざけんな!俺の車に!」と言う感じで言い争いが起きてしまいました。

私も恐怖心でいっぱいでありましたが、人間不思議ですね、、、周りに自分より騒いでいる人がいると冷静になるもので私は2人に「今は争ってないで、早くトンネルから出て!!」と言うと智稀は慌てて車のスピードを上げ、トンネルから出ました。


トンネルから出た後、私達は心を落ち着かせるために近くのファミレスに寄りました。

ですが、何故か私達は3人しかいないはずなのに店員さんが持ってきた水は4つ、、、私は水を持ってきた店員さんに「あの、私達3人ですよ。間違ってませんか?」と言うと店員は不思議そうな顔をして「申し訳ありません。今すぐお下げ致しますね。」と水を1つ下げてくれました。

その後も何故か私達が頼んだ物以外にももう1人分の料理が運ばれて来ました。店員に言うとやはり不思議そうな顔をして「申し訳ありません」とその料理を下げてくださいました。


不思議な思いをしながらも心を落ち着かせ、店から出ると先に出ていた智稀が「ふざけんな!誰がこんなことをしたんだ!」と怒っていました。

私と菜月は何だろうと智稀の車を見るとおびただしい数の真っ赤な手跡が車の窓一面にあるではありませんか。もしかしてあの時の?と思いましたが、怖くてそん事声には出せませんでした。

そして私達はその日知り合いのお寺へと行きました。そこで私達はそのお寺の住職に「何てものを連れて来ているんだ!」と怒られ、そしてお祓いをしてもらいました。

住職には「車で行ったのはいい判断だった」と言われました。歩いて行ったら命は無かったかもしれなかったそうです。


後日、智稀の車の窓の手跡はどれだけ洗っても取れず、智稀はやむを得ないと買い換えました。

これはあとから聞いた話ですが、あのトンネルでは昔、喧嘩をしたカップルの1人の女性が彼氏の男性に置き去りにされてしまい、運悪く偶然警察を撒いた逃走中の殺人犯に見つかり無惨にも殺されてしまったと言う話です。

その後も逃走中の殺人犯はそのトンネルにきた人を殺し続け、その殺人犯はあのトンネルの行き止まりの所、偶然かは分かりませんが土砂崩れの下敷きになり死んでしまったそうです。

そして、被害にあった人達はトンネルに来る人に助けを求め、自分の家に帰るためにトンネルにきた人に取り憑いて来るそうです。

私達のお祓いをしてくださった住職によると私達についていた幽霊は若い女の人であり、特に智稀を特に恨むように見ていたそうです。

それから私達はオカルトサークルをやめました。

菜月も智稀も心霊スポットはもう行かないと心に決めており、今でも私達はあのトンネルのことをふと思い出しもし車ではなく歩いて行っていたらと思うとゾッとするのです。


どうでしたでしょうか?これが私の体験したお話です。あまり怖くありませんでしたかね?ですが私はもう二度とあのトンネルには行きたくないですね。


読んで下さりありがとうございます!今回のお話はどうでしたでしょうか?トンネルというのは不思議なものですね、トンネルを抜けると別の世界が何てあるかもしれません。また貴方様が私の作品を読んでくださるのをお待ちしております。

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