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under 500 Ⅱ

忖度ガミサマ

神様に、好きな美女ができた。



可愛すぎる美女。



美しすぎる美女。



しかし、美女の運命は、そんなにいいものではなかった。



そう決まっていた。



生まれたときから、そう決まっていた。



でも、いい運命になってもらいたい。



有意義な、人生をまだまだ過ごし続けてもらいたい。



だから、運勢を変えようとした。



別に変えることは、駄目ではない。



でもそれは、他の人の運命も変えてしまうことになる。



それは、他人の運勢を、下げてしまうことにもなり兼ねない。



忖度して運を与えようとしている神様だったが、葛藤がスゴかった。



葛藤に、押し潰されそうになった。





そんなとき、宝くじのようなものが当たった。



神様にとっての、宝くじのようなものに、当選した。



それは、何でも夢が叶えられるもの。



神様は、迷わなかった。



神様はすぐに、美女に忖度する道を選んだ。



誰の運勢も、下げることなく、神様は美女に、幸せな人生を与えた。

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