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都市伝説から逃げ切るには……  作者: こーぷ
パクト
90/101

90話

「それじゃ、まずどうやったらあの二人を倒せるかだけど」


 プルの質問にメグが答える。


「アタシ知っている! 依代を壊すと倒せるんだよ!」

「ふふ、メグちゃんは記憶力いいのね」


 プルに褒められて、笑顔になるメグを誰もが微笑ましく見ていた。ある一人以外は……


「オカ、あいつムカつく……」

「……」

「私の愛されポジションの危機……」

「……」

「ねぇ、どうすればいい……?」

「……」


 プルがオカに顔を向けて聞いてくるが、オカは直ぐに視線を逸らして、会話に参加する。


「あ、あの! 依代を壊す為の道具が必要だと思うんですよね!」

「えぇ。そうね」

「恐らくですが、ソラタが持っていた大きなハサミが今回、そうなんじゃ無いかと!」

「あぁ、オカに同意だ。この前はマサオさんの持っていたハサミで無いと依代が壊せなかったからな」


 オカの切り出した話で、皆が考え始める。


「うん、確かにオカ君の言う通りソラタが持っていたハサミで間違えは無いと思う」

「そ、それじゃ後はどこに依代があるかですかね?」


 ダルマの言う通り、依代を見付けないとそもそもハサミがあっても意味が無い。


「それは、家に入るまで分かりそうに無いわね……」

「アンタ達は一度、あの家に入ったんだろ? どんな間取りしているかだけでも教えてくれ」


 カンジは真面目な表情を浮かべて地面に間取りを書こうとしたのか小さい枝を持つ。


「それが分からないんですよ」


 ヒューズの言葉にカンジの眉が上がる。


「どういう事だ?」

「あの、中は特別な空間になっていて、どうやらアケミ達が自由に大きさなどを変えられる様なんです」

「意味が、分からん詳しく頼む」


 それから、オカ達はカンジとカメラマン、メグ、ミズキにマサオさんとの時の事を話した。


「なるほど……家の中を自由に……」

「えぇ」

「それって、お手上げなんじゃないでしょうか?」

「あぁ、俺もカメラマンと同じ意見だ。結局家に入ったら最後、その二人に殺されるだけじゃないか?」


 カンジの言っている事は間違っていないだろう。だが、パラノーマルのメンバーは全員に向かい、それでも行くと伝える。


「本当に、それしか手が無いのか?」

「えぇ。ここで倒せなかったら、二人はどんどん力を増らしいです」


 最後にオカが言葉を発言すると、カンジ達四人が考え混む。


「私はさっきも言ったけど、アイツらやっつけるの!」

「メグ……」


 メグが立ち上がり、強い意志でオカ達について行く事を伝える。


「ミズキちゃんは、危ないから残ってて?」

「アンタは馬鹿だね。ついていくに決まっているでしょ!」

「ありがとう!」


 笑顔の二人を見て、カンジとカメラマンも立ち上がる。


「こんな、可愛らしいお嬢ちゃん達も行くんだし、俺も行くしか無いな」

「えぇ。私は純粋にこの現象をカメラに収めたいです」


 こうして、結局は全員で再びマサオさん家に向かう事になった。


「作戦と言っても立てようが無いぜ」

「そうね……。行き当たりばったりになるかもしれないけど、死なない様に頑張りましょう」


 プルの言葉に全員が頷き、歩き出す。


「ねぇねぇ……」


 マサオさん家に移動する途中で、フィブがカンジに声を掛ける。


「な、なんだい?」


 どうやら、カンジはフィブに苦手意識を持っている様だ。


「私も可愛らしいお嬢さん……?」

「……」


 カンジは助けを求める様に近くに居た、オカとダルマに視線を向ける。


「サッ」

「ササッ」


 二人は関わりたく無いのか、一瞬で視線を逸らし、隣を歩いていたメグとミズキに声を掛けていた。


「聞いている……?」

「あ、あぁ。もちろんだ」

「私は、可愛い?」

「あ、あぁ、君は可愛いお嬢さんだ」

「愛されキャラは不動の一番になれそう……?」

「あ、あぁ? も、もちろんだ」


 満足したのか、コクリと頷きフィブは黙ってカンジの隣を歩調を合わせるかの様に歩き始めた。


「……」

「……」


(カンジさん、フィブワールドに捕まって大変そうだな……)


 すると、隣から声を掛けらる。


「オカさん、私はメグと言います!」

「あぁ、俺はオカといいます。よろしくお願いします」


 歳下だと言うのに、物腰低く対応するオカであった。


「こっちは、親友のミズキちゃんです!」

「ミズキです。よろしくお願いします」


 見た感じはギャルに見えるミズキであったが、礼儀正しい様でシッカリとオカとダルマに挨拶をしていた。


「先輩として、私達に何か気を付ける事はありますか!」


 メグの問いに、オカは考える。


「うーん、恐らくマサオさんの家に行ったら、沢山走ると思うから、出来るだけ身体を休めとく事かな?」

「はい! アタシは運動は得意です!」

「後は、難しいけどパニックにならない事が大事かな?」

「うぅ……、それは確かに難しそうです……」

「あはは、アンタは直ぐ顔に出るからね……」


 オカ達は、ゆっくりと慎重に歩きマサオさん家に向かう。そして、マサオさん家付近に到着し一度森に隠れる。


「それじゃ、これから中に入るけど。基本はアケミ達に会ったら逃げる方向で」


 ヒューズの言葉に全員が頷く……


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