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誘拐された?真実と嘘

休みが続くので気が楽です。

 「カレン様!ナタリキュアさんに近付いてはなりません!この人は人を簡単に騙します!離れてください!」

 と、マクリアルは叫んだ。が、それに続きまた、ナタリキュアが叫ぶ。


 「この、マクリアルってのは今指名手配中の誘拐集団の族長です!誘拐されそうになった人を助けたフリをして売り飛ばす凶悪な野郎です!」


 まだ、状況を飲み込めていないカレンは単純に考えた。

 じゃあ、何故マクリアルさんはボロボロで私と同じ部屋に入っていたのだろうか?いや、あの時、本当に固有魔法とやらで壁の奥のキーを解除したのか?ナタリキュアさんは何故ここまでして俺を助けようとしたのか?

 考えるだけで、いろんな疑問が思い浮かぶ。


 そして、カレンは決断した。

 「皆、連れて行く。」


 「まって下さい!カレン様!ナタリキュアを連れて行って万が一でも逃げられたら...。」


 「お父さんに、探してもらう。」


 「カレン様のお父様...スハルト様ですか!それならマクリアルが逃げても安心ですね!」

 二人ともがお互いが逃げると考えている。


 「チッ、もういい...おい、ギーガ!ナタリキュアを拘束しろ!もう、演技は無駄だ!俺はカレン様を拘束してナタリキュアと同じ部屋に監禁する!」


 (!?)

 マクリアルさん...いい人だと思ってたのに...せめて、ナタリキュアさんを守らないと!

 ぶっつけ本番だけど、やって見るしかない!


 «雷鳴»

 そうカレンが呟いた瞬間、洞窟中に、雷の音が鳴り響いた。と、同時にナタリキュアをさらに、拘束しようとしていた4人組が耳から血を流し倒れていた。


 「なんだ!?これは!」


 マクリアルは驚いたものの、瞬時にカレンを拘束しなくてはと、考え、行動した。


 「クソッ、もう、降参だ...カレン様...許して下さい。仕方が無かったんです。親父が病気で倒れていて...治すのに私が一生働いても手に入れられないほどの金額が必要なんです!」


 それを聞いたカレンは動きを止めた。

 と、同時にナタリキュアが叫ぶ。


 「騙されないでください!そいつの両親はもう居ません!」

 が、既に遅かった。


 不敵な笑みで言った。

 「ハハッ!甘いよ!カレンちゃん!私が指名手配犯って事忘れちゃったのかな?」

 カレンは、足元から来た黒い影に気付かず、その影が背後に回り、薬を飲まされ、意識を失った。



 「ゲスめ......。」


 「ナタリキュア!カレン様を助けるんじゃなかったのか?ハハッ!仕舞いにはお前が助けられてるじゃないか!どうした?反論も出来ないか!!」


 ナタリキュアの方に近付き、放った言葉は、ナタリキュアを追い込んだ。






 その時。



 マクリアルの右腕が吹き飛んだ。


 まさに、一瞬の出来事だった。

閲覧頂きありがとうございます。

表現って難しいですね...

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