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音魔法とは?

 ~翌日~



 「おう、起きたかカレn...「おはよ」...ッ!」

 (あぁ...可愛すぎて死ぬ...。)

 なんか、父さんが倒れているが、あえて無視しよう。



 ~朝食中~


 「カレン、今日魔法を試してみましょうね?」


 「うん。」


 「そう言えば、カレンはなんであんまり喋らないんだ?」

 あ、流石に気になってるのか。

 「えっと、話すの苦手。」

 前世では必要な時以外は一切喋らなく、ゲームばっかしていたせいで、コミュ力が低下し過ぎたせいだけども。


 「そうかそうか、まぁカレンにも苦手なことはあるんだな!昔からカレンから、嫌とか、苦手って言葉聞いたことないからなんか安心したぞ!」

 前世の記憶があるから忘れてたけど、この世界だと、俺って子供の中でも頭が抜群に良いんだな。



 ~食後~


 「カレン~あまり無茶はしちゃダメよ?」

 と、言われても昨日魔法試して見たけど、全く出来なかったけど...

 「魔法どうやるの」


 「あぁ、カレンにまだ教えてなかったな。魔法とは何かは知っているか?」

 ゲームでよくあるのを思い浮かべた。

 「うん」


 「なら話は早い。魔法を使うには、魔力と魔法制御が必要だ。そう言えばカレンのステータスは?」

 (流石に、魔力89620なんて言ったらやばいよな...でも、家族に隠し事はしたくないなぁ)

 「えっと...は...8000...」


 「...8000!?」

 8000は流石にまずかったかな?


 「まぁ、俺の子供ならそんくらいはあるよな!」

 父親に言うのもなんだけど、馬鹿でよかった。


 「魔法制御ってスキルをとるには、自分の体の魔力を感じ取り、自由に操作できるようになれば取れるのだが、並大抵のやり方じゃ、魔力を感じることすら出来ない。まぁ俺は1年修行しても無理だった!」と笑いながら言っている。


 「魔力制御持ってる。」


 「え、そうか。まぁミラも生まれた時からスキルを4個持ってたらしいからおかしくはないか。」

 「!?」俺が言うのもなんだけど、生まれた時から、母さんそんなに持ってたのか!?もしかして父さんより強い?だからステータス見ようとする前にすぐバレたのか。


 「よし、じゃあカレン魔法使ってみな。」

 そんな事言われても...出来るかな?

 まずは、体の魔力を感じ取る...あぁなんか、わかる気がする...言葉に出来ない感じの異様なモワモワした感覚。これで、思い浮かべれば出来るのかな?えーと、ゲームとかである、ファイアーボールみたいなやつ......

 「出来ない...」


 「なんでだ?おかしいなぁ、魔力の流れはしっかり感じたんだがな?」

 そう話してると、少し離れたところで見ていたミラがこちらへ寄ってきた。


 「あなた。恐らくだけど、カレンはユニーク属性なんじゃないかしら?」

 「あぁ、なるほど、たしかにその可能性が高いな。だが、なんのユニーク属性か分かんねーぞ?」

 「私が変わりましょう。カレン、両手を出して。」

 ユニーク属性?母さんなら分かるのかな?

 ミラがカレンの両手を握った瞬間、カレンの手からミラの全身に薄い光が出てきた。


 その数秒後。

 「うーん...なんだろう?音に関する魔法なのは分かったけど、どんな魔法なのかしら?」

 (音?えーとこんなことなら出来るかな?)

 カレンはさっきのやり方に加え、音を思い浮かべて見ると、その瞬間周りから思い浮かべていた通りの音が鳴った。

 

 「「「!?」」」

 (これは...思い浮かべた音が鳴るなら、もしかしたら前世で聴いていた曲が聴けるんじゃ!?)

 「でも、こんな事だけかしら?ユニーク魔法の殆どは戦闘に特化したものだから、もっと他に違うやり方もあるかもしれないわ! 」

 母さんはこんな事と言ってるが、俺にとってはとても嬉しい魔法だ!でも、他のやり方もあるのなら調べてみたいなぁ。これもまた色々と調べる必要があるな。


 「と、もうこんな時間。私はこれから用事があるから、あなた、かれんの事は任せるわ!」


 「おう、分かった。」

 ミラは貴族としての用事で出掛けて行った。


 「といっても、俺はユニーク属性の事なんも知らないしなぁ。取り敢えずお昼にするか?」


 「うん」




 「そう言えば、カレンの家庭教師が来週から来るから準備しときなさい。」

 え?急すぎるよ...まぁでも、俺は前世で割と頭は良い方で、家にある書庫で大量に読んだしまぁこっちの世界のレベルなら大丈夫だと思う。

 「分かった。」

 家庭教師かぁ...あんまり怖くない先生だったら良いんだけどなぁ。てか、俺喋れんのか...?無理だろうなぁ。仕方ないか...。




 ~1週間後~


 「き、今日からカレン様の家庭教師を務めさせていただきます、ロイル・マレナリアスと申します。よろしくお願いします。」

 なぜ吃ったのだろう?


 「よ、よろしく、、、お願いします、先生。」

 お、俺は、吃った訳じゃないぞ!いや、吃ってるんだけど...でもこれは、いつも通りの平常運転な訳であって...。


 「スハルト様から聞いておりますよ、会話が得意でないと。大丈夫です、授業に支障は出ませんから。」

 (慣れてくると、一言で何て言っているのかが分かるようになるってスハルト様が言っていたし、おいおい解決するだろう。)




 ~そして3年が経ち~


 「今日で座学は全部終わりですね!カレンちゃん!」


 流石に、あの堅苦しかった先生でも、三年も経つと仲も良くなるもんだな。


 「座学は?」

 (座学の他に何か習うのか?...もしかして、魔法とかも習えるのかな?)

 「ミラ様に、座学が終わったら今度は、魔法を教えて欲しいって言われたんですよ。」


 「分かった。」


 「まず、カレンちゃんの適正属性は何かな?」


 「音魔法?」

 音魔法何て分かるのかな...

 「音魔法!?そんなもの持っていたのですか!」

 (音魔法の事を知っている!?俺以外に、音魔法使いが居るのか!?)

 「知ってる?」


 「あぁ、私が冒険者の頃の師匠が、使っていたんですよ。何も無い空間から音を発したり、敵の耳に爆音を発して気絶させてたりしていたからね。」

 (なるほど、そんな使い方が出来るのか...)

 「え?冒険者?」


 「あ、これはまだ話していなかったね。冒険者とは、冒険者ギルドに登録し、クエストを受注、そして報酬を得る人達のことを言うんだ。クエストにランクがあり、そのランクより自分のランクが下だった場合クエストは受けることが出来ないんだ。」

 「因みに、ランクは上から

  SSランク-世界に指で数える程度しかいなく、1人で一国の戦力をも持つと言われている人物Sランクが束になっても勝てないような、まさに格が違う。

  Sランク-1国に数人程度の人数で、小国の国王様と同等の富と名誉があるんだ。

  Aランク-このランクから、冒険者で知らない者は居ないね。一般人はいくら頑張ってもなれないかな。

  Bランク-ここからやっと、ベテランと呼べるようになる。といっても、Aランクまでの差が大きすぎるんだ。

  Cランク-中堅って感じかな。大して強いとは言えないけれど、一般人じゃ勝てないレベル。

  Dランク-才能が無い人はここから上がれないかな。新人に毛が生えたレベル。

  Eランク-登録したらこのランクから始まる。新米だから、強いのか弱いのか分からないな。」


 ゲームとかと大体同じかな。


 「と、まぁこんな感じです。質問はありますか?」


 「先生のランク?」


 「あぁ、私は元ですけど、Aランクでした。」

 A!?先生って強い人だったのか!父さんとどっちが強いんだろう?まぁ流石に王国騎士長だし父さんかな?。


 「まぁでも、カレンちゃんは公爵家のご令嬢ですし、冒険者なんて職に着くことも無いでしょう。」

 俺って公爵令嬢だった...でも、冒険者って面白そうだなぁ。俺でもなれるかな?

閲覧ありがとうございます。

カレンちゃんの寝起きの顔を投絵にしたかったけど、絵心が足りないんです...

私の想像するカレンちゃんはやっぱり、綺麗な銀髪で、サラサラでスラーとなってるロングヘアだけど若干くせ毛があって、目が黄色く透き通ってて、メイドさんに着せ替え人形にされ、ゴスロリ感のある服装だけど、あんまり表情を変えないく、クールな感じを想像していま(ぐへへへへへ

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