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SF-ストライク・フォース  作者: 田んぼのアイドル、スズメちゃん
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入学編-7

 翌朝、藍那は昨日と同じように早朝の自主トレーニングをし、登校した。

 藍那がクラスに入ると昨日と違い、どこかよそよそしい雰囲気であったが、

「おっはよ~~!藍那っち。」

 1人だけ手を振りながら藍那のもとへやって来る生徒がいた。

彼女の名前は星川恵利(ほしかわえり)と言う。彼女は鮮やかなオレンジ色の髪をショートカットにし、少し長めの前髪を少し大きめのヘアピンで留めている。このヘアピンは毎日違っており、かなりの数を所持しているようだ。性格はとても活発で、誰にでもフレンドリーに接しているためクラスの中ではムードメーカー的な存在になっている。容姿は非常に整っており、美少女といってもよいだろう。

 恵利は藍那の席の左後ろの席であり、日頃からよく話をしている。

「おはよう。星川さん。」

 藍那も恵利に挨拶を返す。

「も~~、いつも言ってるじゃない。恵利でいいよ。それに、私って名字で呼ばれるのはあんまり好きじゃないんだ~~。」

「そうだったの・・・。それよりも、クラスの様子が昨日と違うようだけれど、何があったの?」

 藍那は先ほどから気になっていたことを恵利に尋ねる。

「そりゃ~~。昨日の藍那っちの活躍を見たからだよ~。それにしても凄かったな~。現役空手部14人抜き、『大物ルーキー』現るって感じだよ~。みんなそれを知ったらこんな感じになっちゃった~~~。」

 えへへ、と笑いながら頬を掻いている。どうやら皆に知らせたのは彼女のようだ。

「まぁ、いいわ。それよりも、『大物ルーキー』ってどうい事なの?」

「私は昨日のあの現場にいたのよ。まぁ、半ば野次馬だったんだけどね・・・。藍那っちを見てた人たちの中で「あの新入生は誰だーー!」って話題になってたのよ~。」

「それで『大物ルーキー』って訳ね・・・。だいたい理解したわ。」

 藍那は頭痛を覚え、額に手を当てる。

 そんな時、少々遅れて香奈子が教室に入ってきた。

「恵利さん、おはようございます。えっと・・・、藍那、どうしたんですか?」

 頭を抱えている藍那に香奈子が不思議そうに尋ねる。

「これは昨日のことを話してんだよ~。」

 藍那の代わりに恵利が応える。

「昨日のこと?って何ですか?」

 しかし、香奈子の記憶には『昨日のこと』ということに該当する事柄はなく、なお一層不思議そうな顔になる。

「まさか、香奈子っち。昨日のこと藍那っちから聞いてない?」

「はい・・・。それで、昨日のことって何ですか?ものすごく気になります。」

「昨日のことってのは、空手部と柔道部が乱闘騒ぎになったのを、藍那っちが一人で空手部14人を倒しちゃったっていう話。」

 ここで恵利は香奈子が多少なりとも驚くと思っていた。しかし、

「何だ、そんなことですか。何かしらの事件を起こしたのかと不安になりましたけど、そうじゃないなら安心ですね。」

 恵利は香奈子が一切驚かない事に目を丸くする。

「香奈子っち、なんで驚かないの?1対14だよ?普通ならこんなことできないでしょ?」

 恵利は物凄い勢いで香奈子を問い詰める。

「いやいや、藍那さんと生活しているとそれぐらいじゃあ驚かなくなりますよ。それより、藍那さんに倒されたっていう空手部の皆さんは怪我とかしていないんですか?」

「相変わらず香奈子は失礼ね。私はそこまで未熟じゃないわ。まぁ、多少の打ち身や擦り傷ぐらいはできているかも知れないけれど、捻挫や骨折みたいな大怪我はさせていないわ。」

「そうなんですか?それは良かったです。流石は藍那さんですね!」

 恵利は2人の会話に苦笑いするしかなかった。

「それよりも、藍那さんって今日の放課後の予定ってどうなっていますか?」

「?まだわからないけれど・・・。どうしたの?」

「藍那さんって風紀委員だから、お仕事のついでに一緒に見て回ろうかな?って思ったんですけど・・・。どうですか?」

「おそらく、それなら問題ないわ。」

「はーい。それなら私も一緒に行きた~い。」

 恵利が手を挙げて、自分も同行したい旨を主張する。

「私は大丈夫ですけど。藍那さんはどうですか?」

「私も問題ないわ。詳しい話は昼休みにでも話しましょう。もうすぐ予冷が鳴るわ。」

 3人は各々席に着き、HRが始まるのを待った。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 一日の授業が終わり、放課後となった。

 3人が帰り支度をしていると、藍那の携帯端末に着信が来た。

 宛名を見ると『風紀委員委員長』となっている。風紀委員委員長とは弓弦恵利佳であり、実質藍那の上司に当たる。そのため、直ぐに着信に出る。

「もしもし、仁科です。」

「もう、授業は終わったか?」

「はい。少し前に終わりました。ところで、要件は何でしょうか?電話をしてくるということは、何か事件でも起きたのでしょうか?」

 藍那は面倒ごとに巻き込まれるのは嫌だが、仕事である以上聞く必要がある。

「いやいや、事件は起きてはいない。電話をしたのは、今日から君には1人で仕事に当たってもらおうと思ってね。」

 仁科から予想外の発言を受けた。

「はぁ・・・。大丈夫なのですか?私はまだ新入生ですし・・・。」

「何を言っているんだ。昨日、君は私を倒したじゃないか?それなら、君は我々風紀委員の主戦力の1人だ。ということは、もう一人前ってことだな。」

 どうやら、藍那は勝手に風紀委員の主戦力にされているらしい。

「・・・。分かりました。風紀委員の仕事に必要なものは持っていますので、このまま向かいたいと思います。よろしいですか?」

「ああ。構わない。じゃあ、頑張ってくれ。」

 通話が終わり、藍那が香奈子と恵利を見る。

「どなたからの電話だったんですか?」

 香奈子が尋ねてくる。

「風紀委員長からよ。どうやら、私は今日から1人で職務に当たるようになったわ。昼休みに話していたけれど、待ち合わせをする必要がなくなったわね。」

「藍那っち~。ってことはこれから3人で動けるっていうわけ?」

「ええ。仕事に必要なものは全部持っているし、風紀委員室へ行く必要もないから動けるわ。」

 藍那は手早く帰り支度をしながら応える。

「それで、2人はどこを見て回りたいの?私はどこでもいいから、2人に任せるわ。」

 藍那が香奈子と恵利に尋ねる。

 すると、恵利はう~ん、と腕を組んで悩む。そして、

「それじゃ~、今日は文化部の方を見に行かない?文化部ならいざこざに巻き込まれる確率も低いでしょ。」

 恵利の意見に賛成の意を示すように香奈子が頷く。

「確かに、運動部と違って文化部なら、勧誘活動が力業って感じじゃないですよね。特に、茶道部なんて物静かでおとなしいってイメージですし。」

「香奈子のイメージはさておき、私も異論はないわ。それじゃあ、行きましょ?」

 授業が終わり、各々放課後の時間を活用すべく移動しているため人数がまばらになったクラスから3人は恵利を先頭に目的地へ向かって移動を始めた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 場所を移し、藍那たち3人は文化部の部室が入っている第二部活棟へ来ていた。

 第二部活棟の前にはあまり大きくはないものの庭園か設けられており、昼食時になると生徒でにぎわう。

 第二部活棟は3階建で、各階に5部屋ずつ部室が入っている。部室の広さは風紀委員室とあまり変わらないものの、部活で使用する備品などを入れた箱や棚などが置かれているため少し狭く感じる。全部屋とも風通しのよい設計になっており、なおかつ冷暖房の設備がある為快適な部室になっている。

 第二部活棟の前に設置されている掲示板に『新入部員大歓迎!!』と書かれたポスターと部室の案内図が貼られている。

「私、この『ロボット研究部』が気になります。ここに行きませんか?」

 案内図を見ていた香奈子が目を輝かせながら藍那と恵利に詰め寄る。

「私は構わないわ。恵利はどう?」

「私も大丈夫だよ~。若干気になってたし。」

「それじゃあ、行きましょう!!」

 2人の賛同が得られ、嬉しかったのか香奈子はいつも以上にテンションが高くなる。

「えーっと、場所は2階の3番目の部屋ですね。」

 香奈子は再び部室の位置を確認し、『ロボット研究部』の部室へ向かった。


「我々、ロボット研究部は――。」

 ロボット研究部の部長と思しき女子生徒が部活の活動内容などを説明する。

 主な活動内容としては、自作のドローンやローバーの制作とSFのメンテナンス作業などである。授業項目としてSFのメンテナンス自習は存在するが、授業以外でSFの専門的な作業に参加できるということがこの部の強みらしい。

 説明が終わると他の部員も交じって、懸命に藍那たち3人を勧誘する。目つきの悪い藍那にもグイグイ来るあたり、どうやらいい新入部員を獲得するために必死なのは運動部だけではないようだ。

 一通りの勧誘活動が終わり、実際に昨年度作成したドローンやローバーを使った実演が行われることとなった。しかし、部室は広いとは言えず、部室内でドローンを飛ばしてしまうと備品やドローン自体が壊れてしまう恐れがある。そのため、一度外へ運び出し、第二部活棟の前にある小さな庭園で行うこととなった。

 実演が始まり、部長がコントローラーを使ってドローンを操作する。

 目の前を部長の操作によって飛ぶドローンを見ていると、藍那は微かに気分が高揚していることに気づいた。

 藍那が日本に来て数年、同年代の生徒とほぼ同じ学力を身に着けるために毎日勉強に励んでいた。

 子供兵時代には勿論、誰も勉強など教えてくれる者などいなかった。知っていることは戦うことだけであった藍那は、人一倍の努力をしてSF学園へ入学した。

 そのため、藍那は実際にドローンなどを見たことが無かった。日々の生活で娯楽が一切なかったわけではないが、こういった物に触れる機会がなかったため藍那は微かにわくわくしていた。そのため、藍那は笑みを浮かべていた。

 しかし、藍那の笑みはニコッっという感じではなくニヤッっという感じであり、香奈子と恵利以外の生徒は少したじろぐ。

 藍那がロボット研究部の実演を楽しんでいると、胸ポケットに入れていた携帯端末がいきなりなりだした。

 楽しみを邪魔された形となり、多少不快に思った藍那はチッっと舌打ちをして不快感を出さないように細心の注意を払って電話に出る。

「もしもし、仁科です。」

「書記の相模原です。第2武道館で応援要請がありました。現在地から一番近い風紀委員があなたなので、急行してください。」

 藍那は面白いテレビ番組を途中で消された時のような感覚を覚え、舌打ちしそうになる。しかし、仕事であるため仕方がないと諦める。

「了解しました。微力ながら急行します。」

 通話を終え、頭を仕事モードに切り替える。

「申し訳ありません。風紀委員の応援要請が入ってしまったため、ここで失礼します。」

 ロボット研究部の面々に謝罪する。

「藍那さん、応援ってどこへ向かうんですか?」

「第2武道館よ。」

「第2武道館だったら、そこの角を左に曲がってまっすぐ行ったらすぐだよ。」

 ロボット研究部の部長が親切にも第2武道館の場所を教えてくれた。

 藍那は「ありがとうございます。」と感謝を述べ、お辞儀する。

「私もついていくよ~。香奈子っちはどうする~?」

「もちろん私もついていきます。藍那さん、かまいませんよね?」

「ええ。大丈夫よ。でも、急行する必要があるから、私は先に行くわね。」

 3人はロボット研究部の面々へ一礼し、第2武道館へ向かって走り出した。


 藍那は現役時代に比べると、少しだけ体力が落ちてしまっている。しかし、一般の高校生と比べると圧倒的に藍那が上である。

 そのため、3人ともほぼ同時に第2武道館へ向かって走り始めたにもかかわらず、藍那と香奈子と恵利の2人の間にはかなりの距離が開いていた。

「やっぱり、藍那っちってすごいね~。ほんと、何者って感じだよ~。」

 恵利が走りながら香奈子へ話しかける。

「普段の生活じゃ、あんまり意識することはないんですけど・・・。やっぱり藍那さんと私たちって少し違うんですね・・・。」

 どんどん離れていく藍那の背中を追いかけながら、香奈子は呟くように応えた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 風紀委員2年の鮫島尊(さめじまたける)は危機的状況に陥っていた。

 応援要請が入り悟は第2武道館へ急行した。

 尊が武道館に入ると目を疑うような光景が広がっていた。

 そこには数名の風紀委員と剣道部員が倒れ伏していた。倒れている生徒は皆、苦痛によると思われるうめき声をあげている。そして、そんな生徒の中唯一立てっている3年生の風紀委員の女子生徒に対し一方的に竹刀をふるっている深い藍色の長髪と紅い瞳をした少女がいた。

 長髪の少女に対し3年生の風紀委員の女子生徒は防戦一方であり、じり貧であることはすぐに分かった。

 状況から見てここに倒れている生徒たちを倒したのはこの長髪の少女だろう。もしそうであるならば、自分一人では対処しきれないと尊は判目の前で判断する。

「鮫島です。第2武道館へ到着しましたが、自分一人では対処しきれないと判断しました。至急応援を送っていただけないでしょうか?」

 尊は早急に応援を要請した。

「こちら風紀委員本部の相模原です。了解しました。なるべく近くの風紀委員へ応援要請を送ります。少しの間持ちこたえてください。」

 通話が終わり、自身も参戦しようとした時、目の前で先ほどまで交戦していた風紀委員の女子生徒が肩口に竹刀を受け、「ガハッ・・・。」という苦悶の声とともに崩れ落ちた。

 尊は一瞬頭が真白になる。先ほど倒された女子生徒は去年も風紀委員を務めており、尊よりも遥かに実力が上であった。

 そんな彼女が敗れた相手に実力の劣る尊が勝てるわけがない。

 そのため、尊は応援が来るまで防戦のみに集中し、応援が来るまで耐えることを瞬時に決め、近くに転がっていた竹刀を構える。

「風紀委員である。直ちに抵抗をやめろ!!」

 尊は一応の注意勧告をする。

「次から次へと忌々しい・・・。」

 長髪の少女が尊を睨みつける。その眼には殺気などと生易しいものでなく、殺意がこもっていた。

 尊は睨まれ、一瞬怯む。しかし、引くことが出来ない状態になってしまっている。

 尊は覚悟を決め、竹刀を構えなおした。


 藍那が武道館に飛び込むと、数名の風紀委員と剣道部員が倒れ伏していた。倒れている生徒は皆、苦痛によると思われるうめき声をあげている。そして、そんな生徒の中に唯一立てっている風紀委員の男子生徒に対し一方的に竹刀をふるっている深い藍色の長髪をした少女がいた。

 少女は何度も男子生徒へ一切の容赦もなく竹刀を振り下ろしている。男子生徒は手に持っている竹刀で懸命に受け止めていた。

 少女の紅い瞳には殺意がこもっており、危険な状態であることが藍那には一目で分かった。

 男子生徒が少女の一撃を受け止めきれず、竹刀を弾き飛ばされ宙を舞う。

しかし、長髪の少女は攻撃をやめようとせず、竹刀を上段に構える。

 一刻の猶予もない。藍那は落ちていた竹刀を掴み、男子生徒の前に飛び出す。

 長髪の少女は何の迷いもなく、藍那へ竹刀を振り下す。藍那はその一撃を逆手に持った竹刀を滑らせるようにして受け流す。

 しかし、長髪の少女は追撃をかけようとしてくるが、それを許す藍那ではない。

 切り上げようとする長髪の少女へ藍那が蹴りを入れるが、素早く反応した長髪の少女は後退して蹴りを躱し距離をとる。

「応援要請を受けて来ました。先輩は怪我人を避難させて下さい。」

 藍那は長髪の少女から目を離さず風紀委員の男子生徒へ指示を出す。男子生徒は「わかった。」と短く答え、怪我人の介抱へ向かう。

「次から次へと・・・、イライラする。」

 長髪の少女は藍那を睨みつけ、敵意をあらわにする。その瞳には先ほど以上に殺意がこもっている。

 藍那は竹刀を真っ直ぐに持ち直す。

「どうしたの?さっきみたいに打ち込んでこないの?それとも、反撃されて怖くなった?」

 長髪の少女へ向かって藍那が挑発する。

「調子にぃぃぃい!!乗るなぁぁぁっ!!!!!」

 藍那の挑発で頭に血が上った長髪の少女が突っ込む。

 藍那の竹刀の握り方や構えを見る限り、完全に素人である。それに対し、相手は竹刀1本で何人も倒している。

 長髪の少女は勝利を確信し、一切の躊躇なく竹刀を振りかぶる。しかし、彼女のほんの少し残った冷静さは必死に警戒するが、無視される。

 藍那は左手を剣先に近い物打に当て、あえて真っ直ぐ長髪の少女の一撃を正面から受け止める。

 藍那の挑発によって長髪の少女は冷静さを失っているため、力押しをしてくる。

 2人の力は拮抗しており、硬直状態になる。しかし、藍那がいきなり左手を後ろに引き、上体を下げた。それによって長髪の少女は状態が崩れる。

 長髪の少女は無理矢理体勢を立て直そうとするが、藍那が腰の回転を利用して切り上げる方が速い。

 腰の回転をフルに活用して放った藍那の一撃が長髪の少女の脇腹を打ち抜く。

 苦痛を押し殺すように「クッ・・・。」と小さく漏らし、長髪の少女は武道館の床に彼女が倒した生徒と同じように倒れ伏した。

「藍那さん!!大丈夫ですか?!」

 藍那が長髪の少女を倒したのとほぼ同時に香奈子と恵利が武道館に入ってきた。

「大丈夫よ。2人ともいいタイミングね。悪いのだけれど、そこにいる先輩と一緒に怪我人の介抱をお願い出来る?」

 自分たちでは勝てなかった相手を倒してしまった藍那に呆然としている男子生徒を見て、香奈子と恵利は顔を見合わせて笑ってしまった。

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