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僕は女の子  作者: 恵
34/55

第34話 日常会話

体験が元になっています。

彩が「女の子って何でグループを作りたがるのかな?」と言って来た。

「ん?彩ちゃんは女の子なんでしょ。解らないの?」

「由紀子ちゃんはすぐそういう事を言う」

彩がほっぺたを膨らましてる。

「由紀子ちゃんは女の子なんでしょ。解らないの」

「わかんない。だって身体は半分女の子でも心は男だもん」

「うううううう」

あっ彩が怒った。

「今度血清おくれよ」

「輸血して女の子になったら、そういう血は人にやれないな」

「どうして?」

「だって怪我とかで輸血が必要な人に輸血した時も女の子になっちゃうじゃない」

「うーん。怪我をして意識不明になって気が付いたら女の子になってたという設定はよくあるけどね」

「どうしても輸血しないと命が危ない人に輸血したら女の子になりますが良いですかって聞くのは究極の選択かも?」

華代が「そのネタ良いねぇ」と言って来た。

「好きな子から輸血されて女の子になってラブラブ。そそるわ」

GLネタですか。

「女の子に輸血したら巨乳になるとか」

「いや、ないから」

「ん、でも由紀子から輸血されたら巨乳になれるから大怪我したらよろしくって言ってる子が何人もいるよ」

まったく僕の血には魔法でもかかっているのか。

彩は、僕の血を抜き取りかねないな。

彩に「で、彩は女の子のグループに入っているんじゃなかったっけ」と言う。

「そんな事ないよぅ」

「陽子と俊子と僕のグループに入っているだろ」

「え、気が付かなかった」

「なに、私たちのグループじゃ不満なの?」

「そんな事ない」

彩が陽子に謝ってる。

そこへゆきが「僕は女の子のグループに入れてもらえないのかな?」と言って来る。

「だってゆきは卒業まで女装しているだけでしょ」と陽子が言う。

「つまり女の子じゃないもん。ただの女装した男の子だもん」

「ひどい。変態みたいに言われた」

「由紀子は身体が女の子、彩は心が女の子、でもゆきは制服が女の子ってだけだもん」

「ゆきは家では男の子の服なんでしょ」

ゆきが言い返せなくて固まってる。

「じゃ。私服も女の子になればグループに入れてくれるの?」

「うん。考えとく」

24時間女の子になるってのはハードルが高いよ。簡単に考えすぎっ。

「彩は最近ブラの効果で少し胸が大きくなったみたいね」

「え?ブラ着けてると膨らんでくるの?」

「あっ。怖じ気づいてる」

「良いじゃん。膨らんだら一生女性でいようよ」

ゆきが考え込んでる。

僕が一生女の子でいる事になった時の気持ちをしっかり味わってろ。

ゆきが「女の子になるのも良いかもな」と言うと、陽子が「うん。将来手術しようね」と言う。なかなかの陽子と俊子の連係プレーだ。

ゆきが考え込んでる。

陽子がゆきの後ろから「何考えてるの?女の子って楽しいよ」と言いながらゆきの胸を揉んでる。

「うわわわわわわわわわ」

ゆきが慌ててる。

陽子もゆきが自分の事好きなの知っててからかってる。

「二人ともウェディングドレスでバージンロードを歩こうね」

きゃははははははははははははははははははは

周りの女子が笑ってる。


読んでくださってありがとうございます。

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