祝宴と帰還
【新連載のお知らせ】
先日から新作を始めました。
竜騎士と同じ、最強職業ファンタジーシリーズになります。
タイトルは、『昔滅びた魔王城で拾った犬は、実は伝説の魔獣でした~隠れ最強職《羊飼い》な貴族の三男坊、いずれ、百魔獣の王となる~』
かなり面白いと思いますので、是非一度お読み頂ければ嬉しいです!
このページの下に、リンクがありますので、そちらからどうぞ!
ローリエとの試練の旅を終えた俺たちは、行きよりもはるかに速いスピードで精霊都市に戻った。
ローリエの脚が動くという事。そして行った先での物資消耗を考えずに動けるだけで、かなりの速度アップが出来たからだ。
そして帰還した俺たちは、戻るや否や、都市の面々から歓待を受けた。
精霊ギルドの人たちだけでなく、宮殿にいたもの――ローリエの脚の事情を知っていた皆々からだ。
ローリエが自らの脚で歩いて、動いている姿を見て、皆は涙ぐみながらも、
「これは、祝わねば……!!」
とのことで。
酒宴とあいなった。
旅帰り、病み上がりで酒というのは大丈夫かとうろたえているパルムもいたけれども、
「精霊界の酒は、そこまで強くないし。何より私を気遣って楽しめないのはなんか違うと思うしね」
とのローリエの一言により、宴は続行されていった。
「姫様を救って頂きありがとうございます……。ただ、足が直っても、大分意地っ張りな部分は健在なようです……」
「はは、まあいいんじゃないか。ローリエらしくて」
などと、俺はパルムからお礼を言われたり、色々な人と話したり、飲み食いしたりで酒宴を楽しんでいった。
そして、数日後。休息も終えた頃合いで、
「先程、精霊道の再開通が完了しましたよ!」
との報告を受けた。だから、
「それじゃあ、世話になったなパルム」
俺たちは今、精霊都市の中央。
精霊門の前に立っていた。
目の前には見送りの為と、パルムが来ている。
「いえいえ。こちらこそ、色々とお世話になりました。アクセルさんにはもちろん、デイジーさんにも、ウロボロスのせいで傷ついた施設に錬金術の提供をして頂いて……」
「いやあ、気にする必要はないぜー。大規模な修繕とか、あんまりやる機会ないから、楽しかったし」
俺の隣で、ニコニコと笑いながらデイジーは言う。
「そう言って頂けますと有難いです。そして何より、姫様の元気な姿を取り戻して頂いて、ありがとうございました、アクセルさん……!」
会釈と共にパルムは言ってくる。
「はは、それこそ気にしないでくれ、パルムさん。そういう依頼だったんだから」
そういうと、隣からも声が聞こえた。
「というかパルム、そのお礼は私が言うべきでしょ。実際に助けて貰ったんだし。だから、何度も言っているけれど、改めて私から言うわ。ありがとう、アクセル」
声の方向を見れば、そこにはローリエがいた。
旅支度をバッチリした状態で、こちらを笑みで見ている彼女が。
「うん。礼は受け取っておくけども……ローリエはなんでこっちにいるんだ?」
問うと、彼女は自分の格好をアピールしながら、
「私も行くからよ」
そう言った。
「行くって、何か用があるのか」
「ええ、医療ギルドの牡丹に、快復の報告と、お礼をしに行きたいし。念のための診察とかして貰おうと思うの」
「ああ……それは大事だな」
治ったから、はいさよなら、という訳にもいかないだろう。
今まで診て貰っていたのならば、体のチェックもするべきだし。
向こうも不安がっているだろうし。
実際に対面で会えるならそうしたほうがいい。だから、
「それじゃあ、今度は医療ギルドまで運ぶ感じか」
こちらが軽く言うと、同じくらい軽い感じで彼女は頷いた。
「ええ、そういう依頼になるわね。いいかしら?」
「勿論、お安い御用だ」
そんな受け答えを見ていたパルムは、ローリエの目的を知っていたからか、焦った表情は見せずに。しかしこちらに丁寧に頭を下げてきた。
「アクセルさん、人間界でも、姫様をよろしくお願いします」
「ああ、了解だ」
そして、ひと通りの挨拶を終えた俺たちは、
「んじゃ、行くか」
人間界に戻る為、精霊門をくぐった。
瞬間、俺たちは光に包まれる。
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