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最強職《竜騎士》から初級職《運び屋》になったのに、なぜか勇者達から頼られてます  作者: あまうい白一
第5章

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33話 他方の動き

アクセルが精霊界に行ってから、数日後の朝。


 サキは、医療ギルドの本館のロビーにあるソファにて、ぐったりと寝ころんでいた。

 

「ああ……アクセルがいないとやる気が出ません……」

「あーあー、ダラケ過ぎだよ、リズノワール!」

「何を。貴方だって昨日まで『ご主人がいないと寂しいよー!! ぬくもりが足りないよ――!!』とか言って泣いてたじゃないですか!」

「泣いてないもん! ちょっと目にゴミが入っただけだもん! それにほら、今はちゃんとお仕事手伝ってるし! 精霊道が開けば、ご主人が普通に帰ってこれるってわかったら少しやる気は出たし!」


 そう言うものの、バーゼリアは大分、空元気が入っている気がする、とサキは思う。


「まあ……アクセルは向こうで無事だという事と、戻るために色々とやっているというのは分かっていますからね。……私もそろそろ動き出しますか」

「そーそー。一緒に研究所なりギルドなりで、お仕事して、ご主人を待とうよ」


 と、そんなやり取りをしていた。

 その時だ。


「ごめんください」


 ロビーにある受付カウンターの方で女性の声がしたのは。

 それは黒を基調とした衣服をまとった、奇麗な女性で、


「運び屋アクセルさんがこの街に訪れていると耳にしたのだけれど。どこにいるかご存じの方がいらっしゃればと思って来たのだ。。……ああ、申し遅れた。私の名前は姑獲鳥ウブメと言うんだが」


最近、裏サンデーで、「叛逆の血戦術士」という作品の漫画原作を始めました。是非、そちらも読んで頂けると嬉しいです。

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