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最強職《竜騎士》から初級職《運び屋》になったのに、なぜか勇者達から頼られてます  作者: あまうい白一
第5章

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27話 竜の道


 ウロボロスの体に飛び乗ったアクセルは、そのまま加速を続けていた。

 

 巨大な龍の体だ。

 

 ある程度の広さがあり、走る分には申し分ない。

 

 前からは、狭間の世界特有の向かい風が来るが、気にすることもなくアクセルは突っ走る。 

 


 ……この体の先に、第一頭がある……!

  

 

 それがわかっているからこそ、ただ走っていた。すると、

 

「――!」

「おお……?」

   

 ウロボロスの体がうねり始めた。

 

 その動きは、懐にいたデイジーも分かっていて、


「揺れがひどいが、大丈夫か親友!」

「ああ。そろそろ、体の違和感に気づいて、振り落としに来る頃みたいだが、この程度なら問題ない」


 だが、念には念を入れた方がいい。古代種相手に油断は禁物なのだから。故に、

 

「精霊の呼び鈴を鳴らす……!」


 俺は走りで腕を振る動きを崩さないまま、ズボンのポケットから鈴を取り出した。

 

 そのまま、手の動きで握りしめて、三度軽く振った。

 

 ――リン

 

 という軽やか音が響く。

 それだけで、

 

「――」


 ウロボロスの体に沿うように、光輝く道が現れた。

 

 精霊道だ。

 

 それは俺が走るのに合わせて、俺の頭上付近に、どんどん形作られていく。

 

 恐らく、俺の鈴の音を基点として、道を構築しているのだろう。

 

 それを見て、デイジーは感嘆の声を上げる。

 

「おお、さすがは精霊ギルドのマスターと、都市を治める姫様だぜ。遠隔でここまできっちり道を作るなんてよ」」

「ああ。おかげで、落ちた時のセーフティも万全だ」


 捕まる場所にもなるし、いざというときは飛び乗ればいい。


 龍の体という道も、精霊たちが作ってくれた道もある。


 恵まれて、有難い話だ。

 

「ここまでやって貰ったからには、応えなきゃな。……加速するぞ、デイジー!

「おうよ。しっかり捕まっておくから存分に速度を上げてくれ!」


 そして安心を得た俺の速度は、一段、また一段と上がっていく。


 より速く、ウロボロスの第一頭を見つけるために。

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