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008.西カリマンタン軌道エレベーター襲撃事件に関する報告書
報告書 菊池縁中隊長
我が社の90式D空母中隊は多数の所属不明ドローン攻撃をパトロール中に受ける、
敵ドローン発射母艦の位置は衛星から視認不能、長距離攻撃と思われる。
管制から海洋部隊へ出動を要請する。
奮闘の甲斐あり敵のドローンを全弾阻止する事に成功、被害として我が社所属の90式D空母(固有サイン アテリイ シャクシャイン ヂグモ エニシ ハヤト)の内がハヤト一機が被弾し墜落する。
部隊は敵の追加攻撃を警戒しつつ防衛権を海洋部隊へ委任。
領空待機中の僚機から管制員2名を選抜し撃墜されたパイロットへの救出に向かう。
墜落した機体のパイロットは重体、医療キットによる自動処置を施し基地内へそのまま搬送。
二名とも四肢欠損は免れられなく、基地内病院にて安定化処置を施した後本国へ搬送。
二名の身柄は機械化研究公団の病院にて延命手術を受ける事になった。
今後、我が社のOEV警備部隊は防衛計画の見直しが迫られている。