表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
銀月の狼 人獣の王たち  作者: 不某逸馬
第四部 第六章「破滅の竜と竜の魔導士」
673/743

第四部 第六章 第二話(終)『神話人狼』

 白化(アルベド)――。


 鎧獣(ガルー)を纏う際の音声認識。


 神之眼(プロヴィデンス)を媒介にして白煙を放出する事で、鎧獣(ガルー)はその身を人型に変容させる。この一連の行為が、鎧化(ガルアン)



 白煙を吹き上げながらディザイロウが後ろ足で立ち上がると、その身で包み込むようにイーリオへ覆い被さる。


 不思議な感覚。

 けれども数限りなく覚えのある感覚。


 全身がふわりとした柔らかいものに包まれて広がり、同時に五体の感覚が研ぎすまされていく。頭の先から指の先まで、体の内と外から力が漲ってくる。


 目を開けると、高くなった視点。なのに違和感はない。

 何度となく慣れたから? そうではなく、最初から自分の視点はこうであったかのような、そんな既視感。


 しかし周囲の者達の目には、通常の鎧化(ガルアン)とは少し違ったものが見えていた。


 間欠泉の如き白煙に、金色の煌めきが混ざっていたからだ。


 まるで金粉か、それとも月光が粒子となって、霊狼(スピリットウルフ)の体から溢れ出しているかのよう。


 目にした誰もが初めて見る、輝きを帯びた鎧化(ガルアン)



 しかし寸暇の間もなく――。


 白煙は吹き払われた――。


 メルヴィグ王都レーヴェンラント最南部。

 魔獣によって崩された外壁が、瓦礫となって土煙を舞い上がらせる中、それは立っていた。



 狼頭人身の人獣(ライカンスロープ)



 白銀の見慣れた姿――のようでまるで違う。



 同じなのは力強く筋肉で隆起した四肢。夜空どころか遠い星空の深奥までをも見透かしそうな黄金色の眼差し。そして額に輝く、金剛石ダイヤモンドよりも眩い光が溢れるプリズムの宝石。


 ただしそのどれもが以前より力感と優美さに溢れ、艶めいているようにも見える。


 何より異なるのは、白銀に混じる金色の毛並みと、雄々しすぎるタテガミ、それに巨大な尻尾。それらは鎧獣(ガルー)の時と同じ、新たな特長だった。


 だが最も目立つのは、身に帯びた武装だろう。


 腕や足、体の一部を覆う銀と金と黒の鎧は以前の形状とはまるで違う。特に頭部。


 神之眼(プロヴィデンス)を飾るトレモロユニットと一体化するように、兜のような形状が頭にあったが、その頂点から上に、一本の角が伸びていた。

 鎧獣(ガルー)の際にはオオツノヒツジのような左右の巻き角だったものが、鎧化(ガルアン)と共にそそり立つ巨大な一本角に変化していたのだ。


 またそれと同時に目を惹くのは、異様な形をした剣だった。


 体の大きさからすると刃渡りはそれほど大きくないが、片刃の曲剣状なところなどは同じ。ウルフバードや聖剣レヴァディンと比べれば全く形が変わっているものの、いわゆる剣ではある。


 違っていたのは、一本で二本の剣になっているところ。


 何を言っているのか分からないと思うかもしれないが、見た人間も目を疑う形状。というより、このような種類の剣は存在し得ない。


 剣と剣が柄頭を起点に反対側で接合され、一つの剣になっているのである。


 一本になった双剣、とでも言うべきか。


 この奇妙な剣ですら、輝ける白銀の霊狼には、この上なく似つかわしいものに見えた。



 神話を体現したというより、神話そのもの如き白銀の人狼騎士。



 ディザイロウ。



 一四フィート(約四メートル)を超える巨大な背を見せ、僅かに視線を送ったイーリオ=ディザイロウが後ろに控える仲間に告げる。


「すぐに終わらせるから」


 すぐ? すぐとは一体どういう意味なのか。

 面食らう思いになったのは仮面の軍師ブランドのみ。けれどもそう思うのは当然だろう。ザイロウがディザイロウになり、かつてないほど強力になったのは見た目だけでも分かる。ひょっとしたらそれは、あの〝百獣王〟カイゼルン=ヴィングトールと同等の力なのかもしれない。


 しかしだ――。


 どれほど強大で強力な力を持っていようと、目に見える敵は五〇〇〇騎なのだ。しかもその一体一体が、ディザイロウをゆうに超える巨体をしているのである。

 仮にディザイロウが、魔獣一体程度なら容易く倒せるほど強力になっていようと、その全てを押し留めるなど物理的に不可能であろう。


 羽虫と人間に例えれば分かるだろうか。


 人の手の平で簡単に潰される羽虫でも、五〇〇〇匹もの数に襲われれば悲鳴をあげて逃げるのは人間の方になる。しかもこの場合の相手は、手の平で潰される羽虫ではないのだ。


 ならばそれをどうするのか。

 そんな疑問が頭をよぎったかと思う間もなく――


 ディザイロウが消えていた。


 ほんの一瞬、瞬きもしていないような一息の間に、ディザイロウは影も形も見えなくなっていた。


「え――?」


 さらに戸惑いを上塗りするブランドの様子を見て、ドグが告げる。


「あいつならとっくに行ったよ」

「何て――」


 何て速さなのだろうという言葉さえ、喉でつっかえてしまう。


「その……皆さんはあのディザイロウの力をご存知だから、そんな余裕でいられるのですか?」


 どれほどの知略があろうとも、超越すぎる存在には、己の想像でも及ぶはずがない。それを自覚しているブランド・ヴァンだからこそ、素直なまでに尋ねられたのだろう。

 けれどもブランドの言葉に、思わず一同が顔を見合わせる。


「え……?」

「知ってるとしたら団長じゃねえの?」

「いや、オレも降下の時、あいつの慣らし訓練に少し付き合っただけだ。よくは知らん」


 そんな事を聞かれるとは思ってもいなかった――。まさにそんな反応に、ブランドが仮面越しでも分かるぐらい、驚きを隠せない。


「え、いや、皆さんも知らない――? 知らずに、一人で向かわせたんですか?」

「だってあいつが任せろって言うから――なあ?」


 ドグの答えに、全員がそうだねと頷く。

 呆れるブランドを尻目に、そのドグが続けた。


「まあ、どうでもいいじゃねえの。今言ったみてえに、俺達にしてもディザイロウの実力を初めて見るのに変わりねえんだからよ。だったら特等席で拝ませてもらおうぜ、月の狼(マーナガルム)を超えた力ってのをさ」



 月の狼(マーナガルム)? 神話に出る神々の狼。それを超えた?

 それが比喩で言った発言なのかどうかも、ブランドには分からなかった。けれども最早疑う事すら滑稽に思えてくるほど、全ての出来事が超越的だった。


「それにアイツは、決して大法螺おおぼらを吹くような奴でも、デケぇ口を叩くような奴でもねえぜ。杓子定規な石頭でもねえけど、出来る事と出来ねえ事ぐらいは弁えてる奴さ。――そう、弁えてる奴なんだよ。そのアイツが〝すぐに片付ける〟って言ったんだ。先代とは違う、お真面目野郎の〝七代目・百獣王〟がな」


 ドグの言葉に、ブランドは声も出せない。


 一体、何をするというのか。

 何を見せられるというのか。


 六代目〝カイゼルン〟・ベルよりその名を継承した、最後の弟子。果たしてそれは形だけなのかどうか。


 それが今からはっきりするのかもしれない――。

 すぐに指揮に向かわねばならないと分かってながら、ブランドはその場を動く事が出来ないでいた。




 そんな周囲の思いも知らず、ディザイロウの中、イーリオは戦場の感知に意識を向けていた。


 ディザイロウのおそるべきなのは、平時の状態で既にいくつもの獣理術(シュパイエン)を行っているに等しいところである。その視界は、鎧獣術士(ガルーヘクス)のみが感得出来るはずの環重空間(ウムヴェルト)を任意で見分け、広大な範囲を一瞬で知覚できる感知能力も有していた。


 それにより把握する、敵の数と位置。


 王都南に殺到する五〇〇〇騎とその配置、動き。


 分かっていた事だが、五〇〇〇の全てが一気に王都の中へ雪崩れこめるわけではない。


 人間ならまだしも、というか人間であろうと同じだが、破壊してこじ開けたという事は一定量を流す水道管のようなもので、入り口が広いわけがない。更に破壊をしても一気に入れる数に限りはある。

 ましてや今は、空に浮かんだ巨大鳥やイーリオ達の出現といった予想外の出来事が立て続けに起こった直後なのだ。異変の正体が分からぬ以上、慎重になっても何ら怪訝おかしくはないし、ヘクサニア側が注意深くなるのは当然だろう。


 ――五〇から一〇〇といったところかな。


 まずは崩れた城壁から入ってきた数を、瞬時に数え上げるイーリオ=ザイロウ。


 ――対象設定:霊子生体。


 霊狼の中、イーリオはディザイロウに確認する。

 新たな力は応えた。問題ないと。

 鎧獣騎士(ガルーリッター)なのに鎧獣(ガルー)であるディザロウが応えてくれるその感覚は、まさにザイロウの頃と何も変わらなかった。



 神秘の人狼が、空いた片手を上に掲げ、軽い動きで跳躍をした。



 ――限定解放〝憑狼身(ヴチャール)



 声に出した号令はいらない。

 種類や使い方、条件にもよるが、思念だけで発動するディザイロウの異能。


 しかし、それはかつての異能と、まるで違っていた。



 掲げた左腕から伸びる、巨大な光の腕。



 何が違うのか。それは大きさだった。

 以前の大きさとまるで違う――というか別物。

 以前のものも巨大だったが、それを遥かに超える大きさ。

 まさに天を衝く巨人の片腕。ゆうに三〇〇フィート(九〇メートル以上)はあったかもしれない。

 思わず見上げた偽竜・角獅虎(ドラッヘ・サルクス)たちすら、呆然となるほど。



 それが矢よりも速く、魔獣らの頭上を襲ったのである。



 衝撃が、天地を震わせる。


 王都の壁が破壊された時の比ではない。地軸が揺らぎ、大気が揺さぶられる。



 辺りに竜巻のような衝撃波が走るが、何故か建物も街も、被害は受けていなかった。


 しかし目にした誰もが――いや、何よりヘクサニア軍が驚きを隠せない。

 それは心があるのかどうかすら分からない、偽竜・角獅虎(ドラッヘ・サルクス)とその駆り手たちですら同じだった。



 魔獣の群れが、消えていたからだ。



 王都に入っていた全ての魔獣が、跡形もなく消し炭になっていた。



 それどころか、王都の外で順番を待つように展開していた黒の魔獣の大群ごと、今の一撃で押し戻されているではないか。



 何が起きたのか――。


 指揮をしていた呂羽(ルゥユー)も、しばし思考が空白になる。

 そこへ姿を見せる、白銀の人狼騎士。


「あれは――!」


 冷静な呂羽(ルゥユー)から、意識せずに声が漏れる。


 しかし敵の狼狽など歯牙にもかけず、イーリオ=ディザイロウは即座に次の動きに移った。



 ――千疋狼(タウゼントヴォルフ)限定解放・九(ツェーレン・ノイン)



 ディザイロウの片腕が、薙ぎ払う仕草をする。

 光の帯が、人狼の目の前で輝いた。それは銀と金の煌めきを広がらせ、瞬きもせぬ間に人型を浮かび上がらせる。



 本体のディザイロウを中心に、九体の人狼が横並びにあらわれた。



 その出現と共に合計一〇騎のディザイロウが、先ほどと同じ動きで同時に片腕を頭上に掲げていた。


 ――まずい!!


 呂羽(ルゥユー)の脳裏に閃きが走る。それは三獣王級の実力を持つ彼だから察知出来た、直感なのだろう。


 けれどもどれほど危機感知が鋭くとも、心なき人造の魔獣たちまでも彼のように反射的判断が出来るはずもない。


「おい! 逃げ――」


 己の足は既に退避の恰好だが、それと同じく偽竜・角獅虎(ドラッヘ・サルクス)たちにも回避命令を出そうとする。しかし直後にあらわれた一〇本の巨大な腕の方が、彼の声が届く速度を上回った。



 それはまるで、突如戦場に出現した光の壁だった。



 その巨大さに、遠く離れたハーラル達にまで視認されたほど。

 魔獣全てが、惚けたように唖然と頭上を見上げるだけ。


 自分達こそが圧倒的。数と力を体現させたヘクサニア軍は無敵。


 そんな誇りが、目の前に倒れてくる光の壁と共に潰されていくようだった。



 天地が逆転するような轟音。



 先ほどの比ではない。まさに王都の一帯に谺したかに思えた衝撃。


 霧が晴れるようにそれが過ぎ去ると――



 あれほど殺到していた黒の魔獣達の多くが、この世から消え去っているではないか。



 ここではじめて、悲鳴のような咆哮が響いた。それは枯野に放った火の如く、瞬く間にヘクサニア軍へ広がっていく。


 偽竜・角獅虎(ドラッヘ・サルクス)が――。


 あの心なきはずの魔獣達が――。


 恐怖のあまり叫んでいるのだ。



 魔獣にすら恐れを抱かせる、白銀の霊狼。



 一方で魔獣を率いる呂羽(ルゥユー)は、運良く今の衝撃を免れていた。

 けれども恰好は無様だった。人虎の姿で尻餅をつき、正体を失くしている。しかし恐慌をきたして逃げ狂う偽竜・角獅虎(ドラッヘ・サルクス)を見て、思わず我に返る。


「お、おい! 待て! 落ち着け、お前達!」


 叫ぶのと共に角笛で制御しようとするが、自在に操れるはずの角笛の命令すら、まるで届いていなかった。


 おそらく五〇〇〇の内、失ったのは二〇〇、三〇〇といったところか。一撃の被害としては相当だが、数にはまだまだ余力がある。

 それでも初めての恐怖を持ってしまった魔獣とその駆り手には、そんな冷静さなど関係ない。

 最早どうする事も出来ず、ただ呆然と退避していく呂羽(ルゥユー)


 ――あれほどなのか……。


 情報としては知っていた。けれども予想と現実にここまで乖離があったとは、想定の遥か向こうといったところだろう。

 それに何よりもう一つ。

 彼自身ですら、気付いてない事があった。


 撤退となった呂羽(ルゥユー)の両足も、震えていたのだ。




 狂乱し、我先に逃げる黒の魔獣の大軍を前に、イーリオ=ディザイロウはしかし追い討ちをかけなかった。ただ黙って見つめるのみ。

 無益な争いを避けたいなどの、人道的な判断ではない。

 必要があれば追撃もしただろうが、今その必要はないと思ったまでの事。ただそれだけだった。

 むしろ狂ったように逃げる大きな群れこそ、まさにイーリオの狙ったものだったからだ。


 これだけの大群が戦場から逃げ出せばどういう影響を及ぼすか――。


 イーリオの狙いはそこにある。


 こうして敵軍に襲われたはずの王都南は、ただの無人の広々とした光景となった。それを背に、白銀の人狼が戻ってくる。

 仲間の元に。


 にこやかにそれを迎えるシャルロッタ達がいる一方で、最後までこの顛末を見ていたブランドは、ただただ言葉を失っていた。


「やりすぎ――っていうか、力押しすぎだったかな」


 仲間の前に来たイーリオ=ディザイロウが呟く。

 ドグが苦笑しながら、人狼に拳を当てた。


「いいんじゃねえの。手始めってんならそれでよ。わざわざ手の内全部、見せる必要もねえしな」

「だな。はじめから飛ばす必要もない。ザイロウ程度(・・・・・・)の力で済むなら、それでいい」


 ドグの言葉に、オリヴィアも頷く。


 それを聞いたレレケが今の返答の内容に思わず耳を疑いながらも、あえてそこには触れなかった。ただ一言、イーリオに向かって「さすがですね」と称賛の言葉を送るに留めるのみ。


 そしてシャルロッタの前に立った人狼は、彼女と顔を合わせるため、膝をついてその前に屈んだ。

 イーリオ=ディザイロウの頬に、シャルロッタが手を当てて微笑む。


「お帰り」


 そのお帰りに込められた二つの意味に気付き、狼頭の目が大きく見開かれる。

 やがてその後で、人狼の長い口吻の端が、微笑みの形になっていた。


「ただいま」



 ――ザイロウが戻ってきた。



 帰還の喜びを告げるのに、戦いが切っ掛けなのは少々血生臭かったかもしれない。


 けれどもいなくなったザイロウが、ディザイロウとなって戻ってきた。



 ――あのザイロウが、ここにいる。



 交わした短い言葉だけで充分。


 二人にはそれが分かっていた。


 同じように感じとっていたのか、イーリオの意思とは関係なく、ディザイロウの尻尾が揺れている。



 銀の聖女にかしずく、白銀の人狼騎士。


 今ここに、新たな時代の神話が綴られようとしていた。




―――――――――――――――――――




挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

★イーリオ・ヴェクセルバルグ

 地上に降りたったイーリオの姿。

 全身のカラー絵はドグやアルタートゥム同様、章変わりの機会に掲載予定。


挿絵(By みてみん)

☆ディザイロウ

 イーリオの鎧獣(ガルー)

 種別は現実にもどこにも存在しない物語オリジナル。

 霊狼(スピリットウルフ)

 画像は鎧獣騎士(ガルーリッター)のもの。

 鎧獣(ガルー)の姿やカラー絵は上記のイーリオ同様、章変わりの機会に掲載予定。

 因みに持っている〝ウルフガンド〟という剣だが、これは弱い方の形態。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
おお…!もとのザイロウも好きだけどディザイロウもかっこいいですね! そして強い!ここから最終決戦に動くのか…!?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ