第三章 幕張編(仮面の男)
それは一週間前のことである。
秋葉原行った時に友達になった、 エデンさんから会話が来た。
「河野殿、一週間後アニメのフェスが幕張であるでゴザル!暇であればぜひ!」
アニメフェス?僕はアニオタじゃないぞ・・・
エデンさんには秋葉原の時に死ぬほど、オススメアニメを勧められたが1つしか見てない。
(確かにアイドルスターは面白かったけど・・・)
ゲームのフェスなら行っていたが、興味ないので断ることにした。
「ごめん、アニメとか分からないから遠慮しとく」
僕がこの文を送った、数秒で返事が来たら。
はやっ!
「そんなのは計算の内でゴザルよ、ゲームのフェスも同時に開催されるでゴザル!!」
何だと・・・
でも流石に遠いし金かかるし!
「いや、でも」
「お金の問題なら心配なされよ、某の友人が送ってくれるでゴザル」
ならほとんど無料みたいなものだし行くだけ行ってみますか。
それから一週間後、エデンさんと待ち合わせした場所に着いた。
まだかな・・・
シュバーン!
何だ!?突然凄い音がした。
気づけば僕は腰を抜かしており、前には黒い車があった。
そこから出てきたのは
「おお!河野殿久しぶりでゴザル!では某の友人の車に乗るでゴザル」
と言われ僕は乗ることにした。
僕とエデンさんは後ろの席で前には予想外な人がいた。
「また、会うとは久しぶりだな」
なっ!?仮面マントの男!なんでこの人がここに。
「驚いてるのか・・・私もだ、だがこれは興味深い」
「スペード殿を知っているでゴザルか!」
スペード?確か大介じゃ?
「いや、前にケバブ屋で少しあったぐらいで・・・」
「あの時は感謝している、もう少し・・・」
そう言い仮面の男は途中で話を変えた。
「自己紹介がまだだったな、私は大介と言うエデンにはスペードと名乗っている。君もスペードと呼んでくれ」
「あ、よろしお願いします。僕の名前は河野でいいです」
でも怪しいすぎる・・・仮面を付けながら運転・・・
それにさっきの危ないドリフト死の危険が!?
「河野殿、スペード殿の運転技術はすごいでゴザルよ」
なら安心だ。
でもやはり仮面のことが気になる聞いてみた。
「スペードさんは何で仮面を付けているんですか?
「それはだな・・・わた・・・」
と途端に凄い速さで車は走り出した。
えっ!?やばいやばい
「どうでゴザルか!この運転技術!」
僕は今にでも死にそうなのにエデンさんは楽しんでいた。
「私が仮面を付けているのは・・・・・・」
生きることを優先にした僕にはその言葉を聞き取ることができなかった。
「でだな・・・」
まだ喋ってる・・・もう無理だ・・・
さよなら・・・
「起きるでゴザル!河野殿!」
「えっ!?生きてる」
「もう幕張でゴザルよ」
僕が気絶している間に幕張についていた・・・
久しぶりに見たが本当にデカイ・・・
「いやぁ、それにしてもあの運転技術を見れないとは本当に残念でゴザル・・・」
「また今度見るよ」
もう気絶したくないし・・・
「でも帰り見れるでゴザルな!」
げっ、帰りも・・・
真剣そうだが僕には悪魔のささやきに聞こえた。
「では並ぶぞ」
と言ったがその仮面で並ぶの?しかも隣にはアニオタ・・・
近くにいる僕はとても恥ずかしい。
「実は某最優チケットを持っているでゴザル、だからそっちの一般には並ばなくていいでゴザル」
「ん?一般と何が違うの?」
「それはでゴザルな・・・イベントには徹夜組と言う反則組や朝一の電車で来る始発組がいるでゴザルそれに勝てるのが数少ないチケット組・・・」
なるほどそれは便利だ。
だってこんな凄い暑い中僕も並びたくないし少しでも早く会場に入れるなら嬉しい。
「エデン感謝している」
「そういえばスペードさんもアニメ詳しいんですか?」
「いや、私は観察だ。人間のな」
人間!?なんで?
「そうですか・・・」
「詳しく言うとペード殿はコスプレ写真を撮るでゴザルよ」
あー、なるほどコスプレね・・・
そう言うとスペードさんはカメラをたくさん取り出した。
「河野殿はどこに行くか決めておるでゴザルか?」
「うん、まぁね」
そう昨日夜行くとこは決めていた。
「某はアニメのイベント、スペード殿はコスプレ撮影離れることになるでゴザルな」
嬉しかった。少しでもこの人達と離らるとは、このまま帰り一人で帰ろうかな。
と思ってるうちに拍手が起きた
パチパチパチパチ
僕も合わせ拍手した。
「戦争でゴザル!ではまた後ほど!」
そう言い二人はこれからの地獄の戦いに消えていった。
僕は気楽に行こう。
僕の戦いはこれからだ
実験段階で書いた。未来も多分3章で完結するかもしれない。
これからは、新しいのを二作考えています。
もう話数ないですがよろしお願いします。




