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序章
僕は知っている、この光景を何度も見た。
持ってた短剣をしまい、周りを見た。
「流石に生き残ってる人はいないか」
だが後ろから
「悪魔め」
今にも泣きそうな声で彼女は言った。
えーと、名前はなんだっけ・・・
とりあえず話しかけた。
「でも、仕方ないことなんだよね・・・それに守ってあげたんだし許してよ?」
どうしてこうなったのか僕は知っていた。
いや、これは自分がやったのだから、
周りはとても酷かった。他の人が見たらとてもつらいのであろう・・・
だが僕は慣れていた。
今日は暑いなぁ・・・