王都へ行こう
火龍を倒した俺達は街で一躍有名になった。しかし、人の噂もなんちゃらかんちゃら。その後、適当に依頼を受けて(といってもほとんどAかBランク)宿に帰るということをしていたら、噂もなくなってきた。そんなある日森でレッサードラゴン(Aランク)の討伐を終えた帰り道、ソラがある提案をしてきた。
「シンヤさん。王都に行ってみませんか?」
「王都?」
「はい。この街からシンヤさんが眠っていた森を通って7日ほど歩いたところにあります。」
「・・・・・・そこって神殿ある?」
「ありますよ。光の神ヴァイスと闇の神ノワールの神殿です。」
「(・・・あいつらなら大丈夫かな)・・・いいよ。行こうか。」
「じゃあ私、王都まで護衛の依頼がないか探してきますね。」
「頼んだ。先に宿で待ってるから。」
「はい!!」
元気良く返事をすると駆け出して行った。・・・子犬みたいだな。
俺が宿のベッドで寝っ転がっているとソラが帰ってきた。
「おかえり。どうだった?」
「ただいまです。ありましたよ。」
「いつ出発_?」
「_____明日です。」
「はやっ!!」
「王都までいってくれる護衛役が2人しか集まらなくて、明日にはここを出発しなきゃいけないどうしよう、と悩んでたところに私が来たので是非とお願いされて、断れませんでした。」
ソラはお人よしだからなあ。
「明日出発なら今日は早く寝るか。」
「はい。・・・ひとつ質問よろしいですか?」
「なんだ?」
「なんで王都の話をしたとき、神殿のことなんか聞いたんですか?」
「うーん。今は話せないかな。王都に着いたら教えてあげよう。」
「わかりました。」
「じゃ、今度こそ。おやすみ。」
「おやすみ~」
集合時間は朝8時だった。待ち合わせの場所に行くとすでにほかの護衛役2人と、護衛対象が来ていた。
「遅れてすまない。俺はシンヤ・クロガネ。あいつはソラ。よろしく。」
「いえいえ気にしないでください。僕はカイン・ミズキリです。」
「俺はタロス・ミノだ。よろしく。」
「・・・ソラ。」
「はい?」
「この依頼受けてよかったな。皆いい人っぽい。」
「そうですね。「おーい。早くしないと置いてくぞ!!」・・・呼んでますよ。」
「行こうか。」
「はい。」