再会
すみません。遅れました。
現れた知ってる顔は・・・
「誰っだっけ?」
「「「「ちょっ!!」」」」
学園のSクラスメンバーだった。
「とりあえず狩りは中断して、話してみるか。アツマレ」
山賊が目の前に引き寄せられる。出るわ出るわ。蟻みたいだ。その中の2人が剣で斬りかかってくる。
俺は避けずに身体で受ける。すると剣が折れた。山賊の顔が驚愕に染まる。
「ダマレ。シバラレテロ」
文句を言っていた山賊の口が閉まる。そして何処からともなく現れた縄に縛られる。
「これで落ち着いて話ができるな。」
「ん、あ、ああ。」
「元気だったかカイト」
「ああ。おまえがいなくなるときにソラちゃんを連れてくから、悲しかったんだぞ?」
山賊を連れてカイト達と村へいったん帰ってきた。カイト達の話によると学園内の学生用のギルドができたので、Sクラスメンバーで暇だから受けてみるかという話になり、ここまで来たらしい。
「そういえばなんでおまえらここにいるんだ?てか、ソラちゃんなんで寝てんの?」
「何故ここにいるか?それは偶然。ソラが何故寝ているのか?それは竜と契約したから。」
「は?龍と契約?魔物なんかと契約したの?」
「龍じゃない。竜だ。強さが段違いだからな。強さ的には俺≫≫越えられない壁≫≫≫≫神≫竜≫≫≫≫越えられない壁≫≫≫≫龍≫魔物≧人ってとこだ。」
「ふうん」
カイト達は明日帰るらしい。まあ、山賊を捕まえたんだから当然といえば当然だが。
「そうだ。姫さんにいっといて。『追ってきたらこの世界を造りなおすよ?』って」
「は、は、は。怖い冗談だなあ。(ダラダラ)」
「安心して。冗談じゃあないから。」
「・・・・・・。」