山賊狩りをしようか
イノケンティウスと契約し、精神的疲労で倒れかけたソラを支える。まあ、人の身で契約できたこと自体が奇跡なのだ。この程度で済むとは。想像以上の素質があるかも知れない。・・・イノケンティウスがソラの身体から出てきた。
「我が主の言うとおりですね。試すまでもなかった。」
「だろ?じゃあ無事に契約できたところで村に帰るか。」
「そうですね。」
ソラを背中に背負う。・・・あれ?ユーリリアちゃんは?
「きゃーーー!!」
「うるせぇ!!おとなしくしろ!!」
あれは山賊だろうか。ユーリリアちゃんが抱えられて連れて行かれる。
「えーい!!」
「ぐぎゅっ!!」
あ、一人が股間を抑えて倒れた。あーでもやっぱりたくさんの相手はきついのか・・・。そろそろ助けにいくか。
「我が主。あの山賊共をついていけば、アジトに行けるのではないでしょうか。」
「で、お宝ゲット&山賊をギルドに引き渡してお金に変換と。」
「はい。お金持ちですよ、フフフフフフフフフフフ」
「ハハハハハハハ。まあ俺は造れるけどな。」
「そうでしたねフフフフフフフフフフフフフフフ」
「でも、山賊狩りもいいかもなハハハハハハハハハハハハハハハハ」
ユーリリアちゃんを運んでいる山賊共について行くと(ユーリリアちゃんは気絶してます。)さっきいたところとは違う広い場所に出た。神様能力で姿を消しているのでばれません。ユーリリアちゃんは・・
・・・・あ、違う部屋に連れてかれてる。部屋の中には・・・4人の女の人がいた。着ている服はボロボロだ。皆虚ろな表情をしている。その眼から光は見えない。
『山賊達の慰み物にでもなったのでしょうか』
『そうだろうな。助けてやろうか』
部屋に入って行こうとしたその時、後ろの方で爆発が起きた。
「な、なんだ!?」
「敵襲だ!敵襲!!」
そして・・・見たことある顔が現れた。