拾いました。
突然ですが男の子を拾いました。あ、私はエクスカリバーです。ソラ様は知らないのですが、シンヤ様が私が意思を持つようにしてくれたのです。シンヤ様とソラ様は仲がよろしくてとてもうれしいです。でもシンヤ様がソラ様に甘くて、魔物とか一掃してしまうので私の出番がありません。私も武器として使ってほしいのに・・・あ、話がそれてしまいましたね。さて、何故男の子を拾ったのかというと、ソラ様達がストランバイアに向かう途中、魔物を倒していたら瀕死の男の子を見つけたのです。二人とも魔法は不慣れなので迂闊に『ヒール』は使えないということでシンヤ様が神のチカラを使って直したのですが、男の子は意識を取り戻しませんでした。そして今にいたります。あ、魔物が来ました。ソラ様が私の柄を握りました。ひさしぶりに使ってもらえる・・・!!
・・・・・・誰に話しかけてんだ、こいつは。拾った男の子が目を覚まさないのでエクスカリバーの意識を読んでみた。エクスカリバー、・・・おもしろいぞ。あ、男の子が身じろぎした。目が覚めるかな?
「ん、ああ、ふにゅ~。」
強制的に起こしてみるか。そうだ、魔法を使ってみよう。『ウォーター・ボール』・・・あり?魔力、入れすぎたかな?ちょっとした小池程の大きさがある水の球体ができていた。・・・・・・・・・・・・
・・・・このまま落とすか。
「オチロ」
ザッバーン!!!!と、男の子の顔面に落ちた。このままだと溺死するのですぐに水を消す。
「ふぇええええ!!!な、何が!?」
男の子が起きた。いい関係はコミュニケーションからだ。さっそく話しかけてみる。
「よう。大丈夫か?」
「あ、あなたは誰ですか?」
「俺か?俺は通りすがりの旅人だ。なんか、道端でお前が倒れてたんで、助けたんだが・・・。」
「あ、ありがとうございます。私の村に魔物が出て、私が倒していたら群れに襲われちゃって・・・。そこから記憶がないです。」
「じゃあそこで意識を失ったんだな。ちなみに群れはまだいるぞ。連れが倒してるけれども。」
「え、そうなんですか!?私も手伝わないt「大丈夫だ。問題ない。」・・・え?」
「むしろ、手出ししないでくれるか?魔法の特訓中だから。」
「・・・わかりました。・・・あの?」
「私が住んでいる村によっていきませんか?お礼をしたいので・・・。」
「それは連れに聞いてからにするよ・・・て、ソラおかえり。『ファイアー・ボール』の威力調節できるようになったか?」
「はい!!だいたいコツはつかめました。ただ・・・一回魔力こめすぎてクレーターできちゃったんで直してもらえます?」
「わかった。後で行こう。ところで、拾った男の子目が覚めたぞ。」
「そうですか、よかったー。」
「あのー。私女の子なんですけど・・・?」
「「え?」」
「そこでそんな反応されてもこまるんですけど・・・。」
衝撃の事実!!男の子だと思っていたら女の子!?次話の続く!!
この少女の名前を募集します。期限1週間です。