自己紹介とか模擬戦とか
ちょっと間があきました。ごめんなさい。m(_ __)m
朝起きるとソラが俺の腰に抱きついていた。・・・俺は抱き枕ではないのだが。それもこれもあの学長がベッドを2つ用意しないからだ。『てっきり2人が恋人どうしかと・・・。』・・・あいつの声が思い出される。しかし、そろそろ支度をしなければならんな。転入初日から遅刻するわけにはいくまい。ということで俺はソラを起こす。
「ソラ、起きろ。朝だぞ。」
「ふにゃーー。あとごふん・・・。」
いい度胸だソラ。俺は指パッチンをし・・・ようとしたが失敗した。まっ、できなくてもいいのだが、少し悲しい。その分ソラにやつあたりだ。俺の右手の周りを0度まで下げる。そして右手を・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・寝間着の中(もちろん背中)に一気に突っ込んだ。
「ひやぁぁぁぁーーーーーーー!!!!」
「起きろ。ソラ。」
「わかりました!!わかりましたからその手を抜いてください、お願いします!!」
「はいはい」
ソラが覚醒したようなので手を引き抜く。そして、元に戻す。
「ソラ、早くこの手を離して準備しろ。転入初日から遅刻するつもりか。」
「あ、ごめんなさい。」
ソラはあわてて手を離して着替え始めた。ふと、何かに気がつくとシャワールームに駆け込んで行った。・・・・・・ちなみに学園の始業時間は8時40分。HRは8時半から。それまでに行かなければならないのだが、今の時刻は8時20分。寮から教室まで5分(走って)。やばいぞ。俺のことは隠しておきたいから、転移は使いたくないしな。
「ソラ、後5分だぞ!」
「後ちょっとで・・・できました。」
「よし、走るぞ!!」
「あ、待ってください~。」
まさか転入初日に走ることになるとは。ともかく職員室につくとソラと別れ俺はノワールの所に行った。
「・・・そういえばSクラスって何人ぐらいいるんだ?」
「4人だよ。おと・・・シンヤくんが入るから5人。」
ノワールには昨日、学園では御父さんと呼ばないように言っておいた。
「その4人って強いのか?」
「一般人レベルでいえば強いよ。・・・あ、教室につくよ。」
教室に入ると、3人の女子に1人の男子がいた。横1列に座っている。1番右が男子だ。
「皆さん、今日からこのSクラスに転入生が入ります。自己紹介して。」
「シンヤ・クロガネだ。よろしく。」
すると左端から名乗り始めた。
「フィオナ・クーリ。得意なのは水と風です。よろしく☆」
「キルラ・リウだ。得意なのは火だ。よろしく。」
「エレナ・ハニルバ。土が得意。・・・よろしく。」
「カイト・ゲルニカだ。魔法は得意じゃないが、武器の取り扱いと体術は得意だぜ。」
皆名乗り終えると、ノワールが口を開いた。
「じゃあ今日は模擬戦しようか。シンヤ君の実力を確かめてみなさい。」
・・・えー。ダル。
皆について行くと広い競技場のようなところに着いた。
「じゃあ誰から行く?」
「俺が行くぜ。さあシンヤ、全力でかかってこい。受け止めてやるから。」
カイトが名乗りをあげた。
「ちなみに先生より強いからね、シンヤくんは。」
「「「「まじかよ・・・」」」」
「訂正。全力でかからせていただきます。」
「じゃあ受けて立とう。・・・こういえばいいのかな」
「では。ヤアアアアアァァァァァァ!!」
カイトが剣を振りながらかかってきた。すぐさま、俺もワールドブレイカーで応戦、そして剣を切断。
するとカイトは槍をもっていた。
「っ!!いつのまに!!」
その槍も切断。カイトは後方へ下がった。今度は弓を持っていた。
「俺は土魔法で武器を造りだす。土と魔力がある限り、俺の武器はなくならない!!」
「やっかいな・・・。」
数多の矢が飛んでくる。さっさと決着をつけるか。そういうことでカイトの目の前に一瞬で移動&ワールドブレイカーをのどに突き付ける。
「降参だ・・・。」
「勝者シンヤ・クロガネ!!」
ノワールが判定を下す。
「まあ、神より強い奴に勝てるわけねえわな。」
カイトはそういって笑う。・・・今こいつなんていった?神より強い奴?もしかして・・・
「ノワール。お前正体ばらしてんのか?」
「え、ばらしてるというか、ばれちゃった。」
「じゃあ隠す必要ないじゃん・・・」
4人を見ると何やら話しあっている。お、話が終わったようだ。4人はこちらに来ると、
「シンヤに全員でかかってもいい?」
「いいですよ。」
といった。・・・ノワール何勝手に応えている。
「それでは・・・はじめ!!」
カイトが突撃してくる。その後ろから女性軍団の魔法が襲ってくる。もうばれてんならつかってもいいか。
「カイト。トマレ。」
カイトが動かなくなる。
「オチロ。」
飛んできた火や水の玉が堕ちる
「キエロ」
風の刃が堕ちる。
「シャベルナ。」
女性陣の詠唱が止まる。
「ノワール、俺の勝ちだな?」
「はい。勝者シンヤ・クロガネ」
「モトニモドレ。ノワールハオシオキ」
皆が元に戻る。ノワールにはしばらく悪夢を見せることにした。
「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい・・・」