転入だ、試験だ、親子の出会いだ!!
学園へはとくに何事もなくつくことができた。もちろん、転位は使ってない。今、俺は自分にリミッターをかけているので神としての力は使えない。まあそれでも誰にも負けないだろうが。
学園に着いたはいいがどこに行けばいいのかわからない。そう悩んでいたら、それなりに年をとった、おじいさんがやってきた。
「シンヤさんとソラ様ですね?」
「「はい。」」
「案内しますのでついて来てください。」
「わかりました。」
案内のおじいさんについて行くと面談室のような部屋に着いた。
「では学長が来るまでここで待っていてください。」
「はい。」
しばらくすると服を着替えたさっきのおじいさんが部屋に入ってきた。
「あの・・・学長は・・・?」
「ああ、私です。」
「学長がわざわざ案内してくれたなんて、ありがとうございます。」
「今先生がたは授業をしているので私がするしかないんです。」
と、おじいさん改め学長は一息ついて話しだす。
「ルドルフさんから紹介を受けました。2人を転入させてやってくれと。ということで試験を行います。
試験は簡単。あの水晶に触れるだけです。」
・・・なんかデジャビュー。あ、でもリミッターかけてるから大丈夫かな。
「水晶は本来の力を測るのでリミッターを掛けていても無駄です。では触れてください。まずソラさんから。」
ソラが水晶に触れる。すると水晶にBと文字が浮かびあがる。
「ソラさん、合格です。あなたはBクラスで受けてください。では、次。」
続いて俺も水晶に触れる。するとXという文字が浮かび上がった。
「・・・X?」
「XはSSの上のランクです。さすがルドルフさんを倒した人だ・・・。とにかく、あなたも合格です。
あなたは・・・そうですね、Sクラスで受けてください。」
「わかりました。」
「じゃあ、この学園での生活について話します。まず寮に入ってもらいます。ご飯は自分でお金を払ってください。」
「学長。ソラといっしょの部屋にしてくださいませんか?」
「何故ですか?」
「俺には秘密があってソラは知っていますが、あまり他人には言わない方がいいので。」
「どんな秘密かは聞きませんが・・・わかりました。そのようにします。では、次。授業についてですが
1週間のうち、5日が授業で2日が休みです。いいですか?」
「はい、」
「では、次・・・」
こんな感じで学園についての説明を受けた。
「・・・以上で説明は終わりです。ではこれからあなたたちの担任を紹介します。まずSクラス担当のノワール先生です。先生、入ってきてください。」
学長に呼ばれて入ってきたのは・・・闇神ノワールだった。