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the school of magic  作者: 長部 真
 第1章 始期の序曲≪オヴァンチュア≫
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第1章 始期の序曲≪オヴァンチュア≫Ⅳ

長かった自己紹介タイムも今回で終了です。

今回も文章が短くなってしまいましたが、ご容赦ください。


それでは、はじまり~はじまり~。

先程と同じ様に井出が生徒の鎮静化を促し、教室はまた静かになった。

そして自己紹介の続きが始まったが、机に伏してしまった久吉は、もう何も聞いてはいなかった…。



約15分後、久吉がやっとのことで顔を上げると、長かった自己紹介も残りあと1人となっており、その1人とは久吉がよく知る人物だった…。


その人物は自己紹介をするために席から立ち上がり、きりっと前を向き、自己紹介を始めた…。


「出席番号43番山神維新です。得意なことは特にはありませんが、アーチェリーだけは誰にも負けません。よろしくお願いします」



パチパチ、と皆からの拍手を受けた維新は、その長身を丁寧に曲げて礼をした後、ガタリと音をたてながら着席した。


ちなみに今、自己紹介をした維新は久吉の中学時代からの親友である。


自己紹介が全部終わったの確認したのか、井出が立ち上がり閉めの言葉を述べた。


「では皆、これから1年間よろしく!!」

「「「しゃーす!!!」」」


生徒からの元気な返事を受け、井出は満足そうな笑みを浮かべ、教室を出て行った…。


と思ったのも束の間。すぐに帰ってきた。


「忘れてた。このクラスの『クラストップ』誰がやる~?っていうかやりたい奴いる?」


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唐突だがここで『クラストップ』について説明しよう。


クラストップとはまぁ学級委員長的なものだが、ここ習魔学園では普通の学級委員長の仕事の他に大事な仕事がある。

それはクラスメイトが何か魔法を使った喧嘩や問題を起こした時に、双方を速やかに鎮圧しなければならない、というものである。


よって基本的にクラストップは、そのクラスで1番魔法の成績、もといランクが高い生徒がやることが多いのだ…。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


井出の言葉を聞いた瞬間、クラスの皆の顔が一斉に久吉の方を向いた。


「「「中津君が良いと思いますwwwwww(爆)」」」


こうして、クラス中の視線と声援(大爆笑付)のせいで2-Bのクラストップは久吉に決まり、丸1日を使った長い長いHRはやっとのことで終わりを迎えた…。

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