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the school of magic  作者: 長部 真
第3章 追憶の夜想曲≪セレナーデ≫
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第3章 追憶の夜想曲≪セレナーデ≫Ⅱ

更新遅くなってすいません!!

この前定期テストがあったんですが、まぁそこでいろいろありまして((-_-;)



さて、皆様に感謝を込めてお知らせがあります!!

この、『the school of magic』のPVが5,000を超えました!!!

いつも読んでくださってる方々に感謝を……。


では、

はじまり~はじまり~

本八小学校4-2教室


「きりーつ」

「きおつけー」

「礼!!」

「「「さようなら〜」」」




午後三時三十分

本八小学校はその日の授業日程の全てが終了し、帰りの会も終わり、生徒達の帰宅が始まっていた。


それは、久吉と奈々も同じであった。

二人は家が隣同士ということもあり、普段は一緒に帰るのだが今日は久吉が遅刻をしたためにやってないテストがあったので奈々だけで帰宅していた。




「あぁ〜、ナッツと一緒に帰りたかったのにな〜。ブゥ〜、まぁ多分すぐに終わらせて追いかけてくると思うけど」


学校を出て数分の道を奈々は独り言をつぶやき、石蹴りをしながら歩いていた。季節が冬に差し掛かっていることもあり、辺りは薄暗くなっており、元々人通りの少ない道の為か奈々の周囲に人影は無かった。


ここで奈々は母親に言われた事を思い出した。

この時間帯この道を通る時には、久吉君と一緒にいなさい、と言われていたのを。

そして、最近不審者が多いから気をつけてね、とも。


「まぁ、大丈夫よね!!」


この時の奈々の油断が後々大変な事になるとはまだ誰も知らなかった。





本八小学校校門




「あぁー、やっと終わった。なげーよんだよテストのやろう!どうせやったって満点に決まってんのに」


そこには、ブツブツと文句を言いながら歩く久吉の姿があった。


「大体、少しぐらい待っていてくれても良いじゃんな〜。おばさんに一緒に帰ってくれって頼まれてんのに。ハァ〜、面倒だけど追いかけるか」


久吉は文句を言いつつも、奈々に追いつく為に走りだした。





同時刻通学路


「むぅ、全然追いついて来ないな〜、少し戻ってみようかな?」


奈々はいつまで待っていてもやって来ない久吉に対して、プンプンと怒りながら今来た道を逆に歩きはじめた。







しばらく奈々に追いつく為に走っていた久吉だったが、さすがに疲れてしまったのか息を荒げながらとぼとぼと歩いていた。


「お、追いつかねぇ。あいつはどこまで行きやがったんだ?まさか、もう帰ってるとか……」

「キャアァアァァ!!」

「!?」


いつまでも奈々に会えずにどうしようかと考えていた久吉の思考が、数メートル先の路地裏から聞こえてきた悲鳴で停止した。

なぜなら、その悲鳴の主が久吉の良く知る人物だったから。



久吉は自分の耳を疑いながら、路地裏に向かって走りだした。


(今の声は奈々!?何で路地裏から悲鳴を上げてんだよ!)



数秒で路地裏にたどり着いた久吉は、目の前に倒れている奈々の姿を見て唖然とした。


その背中には刃物で切り裂かれた様な傷が、五・六センチにわたって伸びていたからだ。

幸いといえるのは、大きな血管に損傷が無さそうだという所だろうか。

出血も余り多くは無く、今すぐ命がどうこうという事は無さそうだ。



久吉は奈々をこんなにした犯人を突き止めるべく、路地裏の奥へと進む。もちろん、奈々は治癒者(ヒーラー)を呼んだ上で入口に置いてきた。


路地裏はかなり奥まで続いており、突き当たりまで行くのに十数秒かかった。



その路地裏の突き当たり、日の光が僅かに当たるその場所に複数の男がたむろしていた。

久吉は臆すること無く、男達に食ってかかる。


「オイ、そこのオッチャンたちにさ、聞きたいことが有るんだけど」

「アァァン!?ガキが何の用だ!!ここはテメェみてぇなのが来て良い場所じゃねーんだよ!!」


男達の一人、両耳にピアスをした、いかにも不良っぽい格好の男が久吉の前に立ち塞がった。しかし、久吉はそれを無視して話を続ける。


「さっきここら辺でさ、女の子がいなかった?」

「あぁ!?女?ああぁ、いたぜ路地の入口で思いっきりぶつかって来たから思わず切っちまったけどな!ゲハハハハハ」


男は自慢する様に刃渡り十センチほどの、コンパクトナイフをカチャカチャと手の中で弄ぶ。

その姿と言動を見た久吉の中で何かが弾ける音がした。



久吉は先程よりもドスの効いた声で、再度質問をする。


「その女の子を切った罪悪感は有る?」

「罪悪感?んなもんあるわきゃねーだろ!!いやぁ、楽しかったぜ。逃げようとする奴の背中をズバッと切った時は」


ブチッ。


また、久吉の中で何かが弾ける様な音がした。それも先程よりも大きく、はっきりと。


「やったのはおじさん一人?」

「皆に決まってんだろ!?あんな楽しい事みんn「黙れ、下郎が」!?」


ブチッ。


三度目に久吉の中で何かが鳴った時には、今まで会話をしていた男が既に事切れていた。


久吉は静かに、しかし怒りを込めて言葉を紡ぐ。


「もう貴様らに生きる価値など無い。よって、死をもって重罪を償え!!」


漫画だったらドウッ、という効果音がバックに付きそうな勢いで久吉の姿が変化した。


目の下には赤い逆三角が浮かび上がり、髪は逆立ち、目は血走る。

まさにそれは『悪魔』の二文字が良く似合う姿だった………。

いかがでしたでしょうか?


更新が遅れて本当に申し訳なかったです。


では、次回予告です。


キレる久吉!!そのとき、彼の中に眠る“力”が目覚める!!!

夜想曲編で唯一のバトルパート!!(予定)

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