コーヒーを頼むと豆がついてくるんだが
コーヒーはブラック。ただし今回は除く。
休日に誘われて地元で人気の喫茶店に足を運んだ。
大変オシャレな店内で価格も高い。それはまあ、いい。
カフェモカを頼むと豆がついてきた。コメダでもないのに。
普段はスタバ中心なので何もついてないことが当たり前の私はしばらくその袋を眺めていた。
開封して口に運ぶ。塩豆というやつだろうか。よく乾いている。
コーヒーを啜る。マリアージュは微妙。
うまいかどうかならそう言わざるを得ないが何もないよりマシなのか。
コーヒーは薄めだったがまずくはない。このあたりはバリスタの手柄だろう。
飲みながらアメリカ海軍とコーヒーの関係を書いたコラムを思いだした。
禁酒法の時代、海軍でも従軍中の飲酒は禁止。
その代用品としてコーヒーを調達するのだが、予算の関係で倉庫で半年くらい放置されてるような最低ランクの豆が中心であり、抽出するための水までまずい。
海水をろ過して真水に変えるシステムだが無味無臭でなく当時は少ししょっぱい水だったという。
それをお湯にして最低ランクのコーヒー豆を使うのだ。確実に不味いコーヒーができる。個人的には飲みたくない。
寄港先で海兵たちは美味しいコーヒーを探す習慣ができた。
シアトル系カフェが盛んになったのはこのためだと言われている。
今でも私はこの話が好きだ。
少しだけコーヒーが美味しく感じられるから。
袋の中の豆もいつの間にかきれいになくなっていた。
ブラックが好きでも後から砂糖を入れたりする。




