モバイルチケットの不安
スマホにしてから四年ほどになる。携帯は電話とメールができれば十分、何よりスマホの料金は高過ぎると、「えっ!まだガラケー?」と言われるくらい時代遅れにガラケーを使っていた。たしか以前コロナで不振の旅行業界を盛り上げるとかでクーポンなどが付いた?色々お得な旅行商品が売り出された時に、その旅先でお土産購入などに使える3000円のクーポンがホテルにチェックインした際にスマホに送られるという事があり、家のパソコンから申し込みはしたもののガラケーの私は受け取れずで残念な思いをしたことがあった。詳しい事は覚えていないのに3000円という金額だけはしっかり覚えているのが私らしい。そんな何事にも時代遅れの私も、最近は必要に迫られてスマートEXや、高速バスチケット、旅先で急に思い立った美術館の事前チケット購入などでスマホを使うようになり、その便利さにしみじみ『便利な世の中になったな~』と感心している。
もちろんデジタルネイティブと言われる人々からすればあきれるくらいごくごく限られた事しか使えていないだろうけれど。スマホの機能はどんどん進化しているしそれをフルに使いこなせたら、ちょっとおおげさに言えばまた違った世界が見えるのかもしれない。でも一方でどうしても、必要なこと以外はあまり使いたくないという気持ちがある。すべてのことが電子信号のやりとりで処理されている膨大なデータの世界で、金銭的な事をはじめ個人情報など、自分の知らないうちに何か悪いことが起こってしまわないだろうかと心配になってしまうからだ。世界中がネットでつながり、どこか遠くの悪意がいとも簡単に自分に影響を及ぼしてしまう、ものすごい量の蠢くデータの渦に飲み込まれてしまうような一抹の不安があるのだ。
それから、各種交通チケットや美術館チケット等のネット購入は便利なだけでなく割引設定があるから有難いのだけれど、そういう時に『こういうのが使えない人はその恩恵を受けられないってちょっと不公平だな』と思ったりする。そういう例は一杯あって、一般にデジタル世代ではない高齢者の方(ガンガン使いこなせていらっしゃる方もいるだろうけれど)などにはどんどん不親切な世の中になってきていると感じる。と、一般的な話は少し置いて。
先日、一泊のプチ旅行の往復に高速バスを利用した。スマホの使用年数に加えて、今夏の猛暑の際に炎天下で写真やビデオを撮った際にスマホが高温になり過ぎたことをきっかけにバッテリーの減りが早くなってしまった。モバイルバッテリ-は持っていないので、旅先の宿などで充電するように気をつけてはいる。前日の夜にもしっかり充電したのだけれど見事な景色など夢中で写真を撮り過ぎたようで、気が付くとバッテリ-残量が予想以上に少なくなってしまっていた。しかも予定より随分早くバス停についてしまい1時間近くも帰りのバスを待つことになった。帰りのバスのモバイルチケットは、ダウンロードの不具合を心配して念のためスクリーンショットで保存はしておいたのだけれど、あと1時間近く待つ間にバッテリーがどんどん減ってしまい(気温も低かったので)、いざバス乗車の際にQRコードの画面表示ができなかったらどうなるんだろうと気が気でなかった。バッテリー残量もさる事ながら、夜になり気温変化等で急にスマホがおかしくなったりしたらといつもの心配癖が顔を出して、外気にさらさないように鞄の中央に入れたりと意味不明な行動を取ったりしながら、横にあったコンビニに事情を言って充電させてもらえないだろうかと厚かましいお願いをすべきかなどと悶々としていた。『紙のチケットだったらな・・・』と思った。実際これまでもごくたまにだけれど写真を撮っていたりする時にスマホがフリーズすることがあった。一応再起動すれば大丈夫だったけれど、電子機器って時々突然おかしくなったりする事がある。幸い今回はバッテリー残量も持ちこたえ無事にQRコードで乗車できたけれど、スマートEXにしてもいざ改札を通ろうとしたときに急にスマホが不具合になったら一体どうすればいいのだろう?形の無い物ってやっぱりちょっと不安だ。心配し過ぎだろうか。
実際にこういう突然の不具合を体験された方はいらっしゃるのでしょうか…。




