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天使、はじめました☆  作者: 大牧ぽるん


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第八話 うち買い出しなう!

「うち、都会爆着!」



昨日とは少し違う地域にやってきた。

東京で言うと原宿みたいな個性的なお店が目立つエリアだ。

やっぱうちってギャル魂は捨てられなんないからね!

ここでまずは仕事着を調達する!絶対周りとかぶりたくないし!

それうちの鉄則な??テスト出るから。

とりま片っ端から入っていくかー!



ここからはダイジェストー!(いえーい☆)

え?小説だからそんなん無しって?そういうのうち知らんし!いくよー!



めっちゃ店を巡って、私服を買っていく、いい店員さんばっかでいい買い物出来た!

職場用ものストックに三着はと言うことで色々買ってみた!これも店員さんが天使恋愛科と伝えたら結構かしこまったやつが出てきて、ちょっと抵抗あったけどアクセがあったらいけっかと思って即決。



早速私服で買ったものに着替える。さらば!初期装備!

一旦の大きめのパーカーにミニスカ。天使でも使えそうな白スニーカーで。

一気にギャル味おびてる?うちいけてんじゃん!

早速天繋で自撮りをアップ。

【サンキュー初期装備!私服にチェーンジ☆

#爆買い #初めての買い物】

うん!盛れてる!いけてるじゃん!



んで、次はアクセ!うちアクセには目がないんだよねー。

プチプラでもなんでも好きだからとにかく付け回し出来そうなものを買う。

もう少し稼げたら色々買おうー!

一旦天使に合うもの中心にカゴにいれてく。なんかすっげアガってきたわー!



……でそこで気付いたワケ。

荷物、多いわ!一気にこのメモの量変えるわけなくね???やったわ。

そんなことまで考えてなかった。まじで。計画性なさすぎいいい!

はぁ…… うちいつもこう勢いでいっちゃうっていうか。

ちょい反省。どーすんよ。5袋はあるよ??これ。

コインロッカーってないの?まじで天国ってなんでないの?

……そっかー盗むやつがいないからかーーーー!盲点!

でもでもこのままじゃ……



「あ、そうだ。いいかな。ちょっと聞いてみよ。」



うちは天通で早速昨日連絡先を交換した桜花さんに電話してみた。

お店に置かせてもらって最後はタクシーでってのがうち的には嬉しいし!



「あら、ティアラちゃん?どうも。」

「あ!桜花さん!すみません、昨日はありがとうございました!」

「ううん。で、どうしたの?」

「実は…… 買い出しに来たんすけど。荷物が多くて。よかったら一旦お店においてもらえたりしないですか?もちろんカフェ利用もするし!最後はタクシー使います!」

「ああ、天国にはコインロッカーないものね。最初はみんなびっくりするよね。

わかったわ。今いる所の位置情報くれるかな?」

「え、どうして?」

「今日ね、定休日なの。旦那と行くわ。車出すから。」

「えええええ!いやいやいや!申し訳ないし!てか昨日の従業員さんって旦那さん???」

「そうなの。ふふふ。じゃあ後でね。」



桜花さんは位置情報を送って、タピオカを飲んでいると桜花さんと旦那さんが緑のお洒落な車でやってきてくださった。まじ神。



「ティアラちゃん!」

「桜花さん、……と」

「ごめんね、寡黙な人で。ほら!挨拶。」

「宗って言います。お構いなく。」

「いえいえ!休日にすみません、助かります。」

「乗って。後ろふかふかのぬいぐるみもあるのよー。」



車に乗ると、後ろの席はふかふかのクッションにくの大きめのテディベアがあった。

めっちゃかわーー!お店にあるアンティークなやつだー。赤いリボンにつぶらな瞳。



「うふふ。それでも抱いててね。あ、シートベルトはするのよ。危ないからね。」

「はーい。」



シートベルトをカチャッと閉めた音がしてから桜花さんが話しかけてきた。



「後は何を買う予定なの?」

「部屋のものを中心に思っています。後はドラックストアでコスメと化粧水を見れたら今日はひとまず?あと食材もか。」

「ティアラちゃん、それ今日一人でやるつもりだったの?」

「そうなんですよ。ちょい反省してます。あはは。」

「もう、そういう時は人を頼るのよ。本当。連絡くれてよかったわ。ねえ。」

「そうだな。いつでも頼ると良い。」



この夫婦、優しい。

それにとても雰囲気がいい感じ?理想の夫婦みたいな?

あーめっちゃいいじゃんこの関係!きゃー



「とりあえず、ドラックストアじゃくて、ちゃんとコスメショップに行きましょう。

こだわりとかあるでしょうに。」

「でもお金が……」

「今から働くでしょう!初期投資しないと後が困るわよ!

仕事で疲れた体で洗剤がなくなった時の絶望とか、新作を買えなかった時のショックとか!色々これからあるんだから時間があるなら!今しかないのよ!」

「あ、そ、そうかも?確かに?」

「宗さん。いつもの商業施設まで。そこなら貴方も食材の調達も出来るし良いでしょう?」

「わかった。」



ぐるりと車がUターンして進行していく。

まじで助かったな……。人との関わりがないと生きていけないのはここでも同じか。

まじで昨日の自分グッジョブすぎる。神行動だったわ。

それに、桜花さんと宗さんが優しくて…… ラッキーすぎな。



「いいわね。その服、ティアラちゃんに似合ってる。」

「まじすか!?ありがとうございます!」

「着こなしがとってもおしゃれさんなのね。何かそういう仕事してたの?」

「いやいや、雑誌みたり、SNSで研究してただけで独学です。」

「そうなのね!すごいわあ!ねえ、私もあんなの着てみたい!」

「好きにしたらいい。今度一緒に教わったらどうだ?」

「まあいいかも?ティアラちゃん!お願いね!」



宗さんは否定しない。この後の話でも提案が多く、どうしていこうかの道をスッと作ってくれる人だ。パートナーならとても心強い方だなと心底思う。

まあうちにはいないんですけど。

桜花さんもだから誰にでも優しく、そして少女のように一緒に喜んだり、寄り添えるのかも。ぴったりの夫婦。

ま、まぶしいいい!まじでこれは神々しい夫婦だわーーーー!

ママとパパもラブラブだったけど、こういう系じゃなかったし。

人ってそれぞれなんだなって改めて思い知らされる。



こういう風に相性の合う人をくっつける仕事なんだろうな、恋愛科って。

責任重大かもな。なんて今更思っていたら、目の前にバカでかい商業施設が見えてきた。



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