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天使、はじめました☆  作者: 大牧ぽるん


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13/29

第十三話 うち、出勤しちゃいまーす☆


そこからは色々あったけど、なんとか天国の暮らしもわかってきた。

部屋の使い方や配置、アゲになる空間も作ってみた!

(また教えてあげっからちょいまち!)

色んな施設に行ったり、ご飯を自炊してみたり。

天繋のフォロワーもなんか500人くらいになってばりアゲなんだけど!

今のステータス的にはまあまあなんじゃね?って感じで迎えた今日は!



初出勤日!!!!!!!!



気合入れてメイクしていく。

うちは赤色が好き!なんか元気出るから。

だから赤色メインの配色でのせていく。めっちゃいい感じ。

最後にSYAMUの真っ赤なリップをのせたら、うん、最強。まじで。

ちゃんと職場にももっていこー。



さて、次は着替え。

白いジャンパースカートはひらっと広がるミニスカで激カワなんですな。

アームカバーはふわふわの雲みたいなものにした!

流石にルーズソックスはあれかなって思って、靴の上から着るタイプのカバーを。

大好きなツインテールにして、気合入っちゃうから王冠ティアラをつける。

真っ赤なショルダーバックをつけて、天使恋愛科の大島ティアラ完成ー☆



え、めっっちゃいけてるのでは?????

こりゃフォロワー増えるな???

とりま自撮りをしまくって、アゲアゲ!サイコー!



おおっと、初日から遅刻は無しっしょ!

うちは玄関に飾った写真かけにむかって言った。



「いってきます。」



写真があるとなんか安心するなって思うから、良かった。

扉をしっかり閉める。ここはなんかオートロックなので安心だな。

うちすぐ物とか忘れるから。



1階に行くと、管理人さんののぶ代さんが掃除をしていた。

古典的な箒でさっさと床を掃いている。


「あらあら、ティアラちゃん。おはよう。」

「のぶ代さん、おはー。今日ね!」

「初出勤でしょう?知ってるわ。毎日話してるんだから。いいじゃない、その服。

ティアラちゃんによく似合うわ。なんだかハイカラでいいわあ。」

「まじ!サンキュー。」

「気合入ったお化粧だね。気張りや!」

「うん!わかった!いってくる!」

「気をつけなはれなー。」



のぶ代さんが玄関まで手を振ってくれる。家を後にする。

いよいよだ。天使、恋愛科についに行っちゃうんだ!

バイトじゃなくて仕事だもんね。責任重大!

うちキンチョーするとマジあわあわしちゃうからなー心配だけど。

とにかく大島ティアラ、がんばりましょー☆



天使市役所は歩いて10分もかからなかった。

ビルを目の前に、うちは改めてデカすぎてやっぱ口がぽかーんと空いてしまった。

ここがうちの職場?やべーんだけど。

周りの人、なんか、なんていうかOLみたいな?スーツじゃないのになんかちゃんとしてるっつーか。

しくった?って思ったけど、でもうちが気に入って買った服だから!行くか!



中の大扉を開くと駅の改札みたいな機械がずらりと並んでいてみんなそこを通過していく。

奥にしかエレベーターはなくって、恋愛科は七階。だからここを通過するしかなさそうだ。

これうちもするやつ?でもそんな事、資料に書いてたっけ?

と、真ん中に受付があることに気づく。あっこで聞いてみるか。



「すみませんー!」

「おはようございます。いかがされましたか?」

「あのお、本日付けで恋愛科に配属される大島ティアラって言うんですけど。

その、あの改札みたいなのを通るで合ってますか?」

「大島ティアラ様で、恋愛科ですね、確認いたします。少々お待ち下さい。」



受付のお姉さんが電話でうちの話をしてくれた。「はい、はい…… かしこまりました。失礼します。」と言い、電話を丁寧に置く。



「大島ティアラ様、すぐに恋愛科のものが迎えに来るとのことですのでこちらの椅子におかけになってお待ち下さいませ。」

「はい、ありがとうございます。」



ふわふわする椅子に座って緊張しながら静止する。

迎えに来るって言ってた。ああああああもう!始まるんだなって実感したな。

うまくやれるのかなー。桜花さんも宗さんものぶ代さんも「大丈夫」って言ってくれたし、

天繋のみんなもがんばれーって言ってくれたし。大丈夫。うん。

そうそう、こういう時は確か人って言う感じを手に三回書いて飲むんだよね???



「人人人…… ごっくん。……え?なんも変わんないなもっかい!人人人……」

「わあ!」

「きゃああああああああ!!!!!!」



振り向くとそこには20代くらいの男性が立っていた。

青い綺麗な髪の毛にラフな白ジャケットだけど少し刺繍柄がはいっていてオシャレだ。

なんかいるだけでキラキラキラって効果音でも入りそうなくらい爽やかってのがうちの第一印象だった。



「大島ティアラさんですね。初めまして。恋愛科の和泉北杜って言います。

案内に来ました。これからよろしくお願いします。」

「あ、はい。北杜さん。」

「あはは、北杜でいいよ。これからは仲間だし。ね?」



うぎゃああああああ、やさしいいいいいいいいい

イケメンだし、キラキラだし、何これやっべえ。アイドルかなんか?



「じゃあまず、こちらの市役所役員専用ゲートです。

こちらはデータベースにある役員を顔認証します。

主に出勤時間と体調などの管理データをとるものになっています。

ティアラさんは最初からこちらに勤務希望だった為、手続きが済んでおります。

そのままカメラに向かって進んでみてくれますか?」



そう言われたのでカメラに向かって顔をむけると、画面に

【大島ティアラ 恋愛科 9時半出勤 体調良好】と出た。



「おー」

「ではオフィスに行きましょうか。」



北杜さんがエスコートしてくれて、エレベーターにのる。

このエレベーターが開いたらうち、まじで恋愛科なんだ。

うちの緊張をよそに北杜さんがにっこり微笑む。

まじ天使ーーーーーーーーー! 

……なんて、この時のうちは呑気に緊張していたのであった。


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