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天使、はじめました☆  作者: 大牧ぽるん


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第一話 うち、天国!?やべー感じじゃん

「大島ティアラさん。残念ながら貴方は死んでしまいました。

しかし、ようこそ!ここは天国です。ここから次の人生を歩んでまいりましょう!」



ぶっちゃけ信じらんないけど、私ティアラは足元見たら雲の上に立ってるし、さっきまで制服だったのに白いだっせー服だし、なんか心臓動いてないなと思うからこの目の前のなんかの受付のハゲ散らかしたおっさんの言う事は本当なんだろうなと薄々わかった。



上を見上げたら真っ青な空。あー。ここ天国だわ。まじで。

おっさんと目があった、ニコッと笑ってみせてうぜー。

……よく見たら天使の羽が生えてる。

まじじゃん。うち、今天使に、天国で話かけられてんだ。やべー。



うち、大島ティアラ。17歳、華のJK(女子高生)。

SNSフォロワー500。(まあ、多くない?普通のJKなら☆)

そーいや、さっきマキと一緒に帰ってて、晩御飯がオムライスって聞いてむちゃテンションあがって、走って最寄り駅から家に向かってたような……



「え?そこで死んだん?うち?」

「死因ですか?事故ですよ。居眠り運転の車とぶつかって。あ、死んだ自分見ます?」

「いやいやいやいや!いい!絶対いらない!絶対グロいじゃん。」

「そうですね、あんまり見ないほうがいいと思いますよー。

なんせ貴方、グッチャグチャですから。」

「だったら言うなよこのクソハゲ!」

「ひどい!最近の子は失礼だなあ。」



え!冷静になってきたらうち死んだの?え、もうママのオムライス食べれないの?え、皆にも会えないし、週末は見たかった映画もあったし!

あのデパコスやっと予約してんだけど!めっちゃバイトして、来月やっと手に入る筈だったんだけど???

全部なくなったって事!?あの新作を生きがいにしてたんだけど!!!!



てか、彼氏できてねーーーーーんだけど!

え!?彼氏経験無しで人生終わった。は?え?

まてまてまてまてまて。まじでそれはまずい。本当に洒落にならん。

彼氏はまじで欲しかった!それ経験せず終了ってほんと待って!やだやだ!

ああああああああああああああああああああああああああ

イケメンとチューしたかった!!!!



「ティアラさん、よろしいですか?」

「ワンチャン…… 生き返ったり……」

「しません。諦めてください!」

「やだーーーーーーーーーーーー!!」



うちまだやりたいことめっちゃあったのに!もう死んじゃって!?ありえないんだけど!

そんなうちにぬっと顔を覗き込ませるおっさんに思わず声をあげる。

ニヤーっと笑ってやがる、まじ怖すぎんだろ。



「では、天国のシステムをご説明しますから。目の前の画面にご注目くださいね。」



すると雲状の画面が出現した。割と最近な感じのシステムに少し違和感なんかもあるけど。

そこにはこう書かれていた。



【貴方は死にました。

これから新たな第二の人生を謳歌していただけます。

外界と同じく、働いたら賃金が発生し好きに食べたり、買い物出来ます。

天国は皆が快適に過ごせる幸せな場所です。好きなように、自由に過ごしましょう!



こちらからは以下を提供いたします。

住居、1年分の生活費(生きている間に得を積んだ方はボーナス有〼)、初期衣服、

天界用スマホ、前世の大切だったもの一つだけ。



天国では5回、天国連盟が悪い事と認定した事を行った場合は即刻退去、魂を回収させていただきます。ご了承ください。

(未成年は10回とし、1回ごとに指導が入り問題解決のお手伝いを致します。)】



「わー、天国きびー。」

「これでも譲歩しておりますので。しかし、ティアラさんはまだ17歳。

社会的なこともまだわからない事も多いでしょう。書いている通り更生するチャンスはありますから。大丈夫!みんななんとか!がんばってますからね!」

「わかった。うん。」

「では手続きをさせていただきます!まずは天界用スマホをお渡ししますね。」



そう言って渡されたスマホは私が今まで使っていたものだった。



「え?これ!」

「はい、今までお使いいただいていたものです。料金は発生しませんし、充電もいりませんが、これまでのサービスは一切使えません。」

「は?じゃあどうなんの?」

「開いていただければわかりますが、使用出来るものは

天界用連絡ツール【天通】というもの。連絡先を交換した方のみ文字や写真のやり取りが出来ます。

次に天界用カメラツール【天カメ】というもの。これはカメラです。加工も多少出来ます。

次に天界用SNS【天繋てんつな】です。これはインフルエンサー様だけでなく、現代に必要だと判断したため数年前から実装されています。」



だっせーーーーーーー!!名前が果てしなくだっせーーーーーー!

全部天って付いてるし!だりいいいいいいいいいいいいいいいいい




「後は、通話の……」

「いや、後で自分で見てみるわ。ありがとう。」

「流石現代っ子ですね、わからなければいつでも初期登録されている天国連盟まで。」

「はーい。」



うち的にはなんかわかんないけど、まあここでまた楽しめたらいいか!と思い始めた。

死んじゃったのは悲しいし、お別れもしたかったけど。

……あ!



「ねえ、盆とかは帰れる感じ?」

「はい、日本人はそちらが外界の方に会える日程になってます。」



じゃあ、永遠に会えないわけじゃない。なら、いっか!

いや、さみしいけど、絶対今日泣くけど。



「そして天界でのお仕事のお話にいきたいのですが、こちらでティアラ様の適正した職場をピックアップしております。

天通にて共有させていただいておりますので、ゆっくりお考えください。」



そっか、一旦はお金あるけど1年分だから貯金しなきゃだよね。

シビアー!実家暮らしだったからパパママのありがたみがしみてきたー。



「ちょっと、見てみる。」



うちは使い慣れたスマホをひらいて、明らかに、なアイコンの【天通】をタップした。

使用感は全く変わっていないから大丈夫そうだな。

そこにはずらっと仕事内容と賃金が書かれている。

どーせやるなら高収入!だって、うちお金もちなりたいし!

そう思って最後の仕事に目が止まった。



日給2万!?!?

ありえる?なにキャバ?怪しい仕事?



ゆっくりと仕事を読んでみた。



「天使、恋愛科……?」



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