初めての面接
俺の名前は、荒木山 白戸 (あらきやま はくと)、19歳ニートだ。
中学生の頃にいじめと裏切りに会ってから、俺は人間不信になって、ずっと家に引きこもってゲームばかりしていた。
正直、自分がダメ人間なのもわかってる。今から勉強でも仕事でも頑張ったとしても、上場企業のエリートや、有名人のようにたくさんお金を稼いだり、たくさんの人に評価してもらうなんて叶わない夢だ。
だけど俺は、いつまでもこうやって親のスネをかじってなんの役にも立たず、部屋で孤独に何時間、何日、何年も過ごして人生を終える。そんなのは嫌だ。
それに親だっていつまでも金を出してくれるわけじゃない。優しくしてくれるわけじゃない。面倒見てくれるわけじゃない。親だって人間だ、いつか死ぬかもしれない、いつか俺みたいに引きこもりになるかもしれない。
そう思うと、いつまでこんなことをしている自分に苛立ってくる。だから、俺はバイトでもいいから、何か仕事を探そうと思った。
俺は部屋にあるパソコン、親が16歳の頃に「パソコンくらい使えるようになって少しは立派になれ」と言って買ってくれたノートパソコンを使って、近所のバイト先を調べた。
できればそんな難しくないやつ……車も自転車もないから徒歩で通える距離……そんなこんないろんな条件を考えて近所で募集している求人を見つけた。
近くのスーパーが2つ、コンビニが4つ、ガソリンスタンド1つ、飲食店3つ……だいたい徒歩で20分の距離に、合計10個のバイト求人が見つかった。
俺は結構悩んだが、最初は家に1番近いスーパーで面接を受けることにした。髪の毛、履歴書、証明写真、もろもろに準備を重ね、それから1週間後、俺はバイト先のオーナーと電話をして、1日後の13時に面接が決まった。
次の日、俺はすごい緊張しながら、面接を受けた。初めての面接、スーパーの裏側の緊張感は異常だった。面接官に恐怖を感じてあまり声を出せなかった。質問に答えられなかった……
俺はその日、結構落ち込みながら帰った。「高校行ってないみたいだけど、家で何してたの?」「資格は持ってるの?」面接官に言われたその言葉が嫌だった。心が締め付けられ、面接官を睨んだ。これで受かるわけがない。
案の定、面接の結果は不採用だった。俺はすごく落ち込んだ。