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弥彦珍道中・玖  〜百鬼合戦・質  刺渡島の戦い弐〜

――五重の塔――


ユリカ教団全軍が入口門に陣形を崩さず集合していた!

全軍入っても全然余裕の超巨大の五重の塔である。まずは一階は木造で造れている、二階はレンガや石垣等で造られている、三階は銀一色で造られている、四階は珍しいキラキラとした宝石がふんだんに使われている、そして五階はプラチナの屋根とゴールド(金)一色での造りの五重の塔は圧巻である。


威風堂々と大きな門を蹴り飛ばし入室同時に叫ぶ変態であった!


「オラー!!! 来てやったぞ!でむかいも無いのかよ!こっちは客だぞ!」


「何かと勘違いしてませんか??」

冷たい目線と冷笑する「百鬼夜行」の軍師様である。


「黙れ!!このオラをここまで逆鱗に触れた貴様らの提案に乗っただけでもありがたいと思え!!」

自分勝手な発言をする変態である。それを聞いている一同は(こんなのが一番の頭・・・・。恥ずかしい・・・)と心の中で、はもってしまうのであった。


「ふん!で初戦の相手は?」


「「百鬼夜行」の軍師を努めているこのラセツが相手になります。軍師故に特殊な対戦方法させていただきます事を了承してくださいませ。とりあえずこちらに。」

ラセツに案内される一同がたどり着き目にしたのは?!


「なんだこのマグマの池に小船がそこらに浮いているますね。嫌な予感しかしません・・・・!!って、

おいこら!!なにゆえ毒見をせずに速攻で敵のごちそうに勝手に手を付けしかも獣のようにがついのですか!!」

静が真面目に言っているさなか、食い気の多い野郎どもはマグマの池周りに観覧用の椅子や豪華な満漢全席などなどが並べておりそちらに目を奪われ、静の声など聞こえなかった。故に一同は食い気に完敗するのであった。まさかの静以外・・・ユリカ教団の軍師、参謀よそれでいいのか!!


「・・・こんな奴らに手こずって・・・嘘でしょ。」

目を丸くして呆れてしまうラセツであった。がユリカ教団は食べるに夢中であった。いいのかこれでユリカ教団・・・


「・・まぁいい!!海戦遊戯で勝負をする。あの船を見てろ。」

ラセツがその指定した船を見ているとマグマが噴火して船が沈むのであった。


「ご覧の通り規則せいでマグマが噴火したり海流が、かわったりする。でここからが大事だから!それを踏まえながら当たりを見つけ、無事あそこの旗の所迄行けば貴方方の勝ちです。もちろん外れには罠、そして「百鬼夜行」残り序列・・いや全軍が待ち構えてます。

指示をする人、海戦参加する組に分かれてやる遊戯である。」

とラセツは説明を終えると顔が真っ青になる珍宮さんは徐々に顔を真っ赤にしながら


「その当たり、捕虜や連れ去った人、妖怪全てなのですね。

こいう遊戯好きの鬼がやりそうなのですが、考えて見るといいかもなのです。ここまで生かしおそらく何もされていなく、「百鬼夜行」の全滅か、捕虜の全員救出できるかの命がけの遊戯なのですなのですなのです!」


「ほう!こんな奴を訂正させていただきます。やはり我々の好敵手!その通りです。因みに私は負けても案内約として最期迄います事も付け加えておきます。」

とラセツは少し嬉しいそうに言った。


「猿知恵しか無いのに〜~アリエナイデ〜ス!!」


「わんこ!なのですなのです!」

珍宮がぐるぐる両手を回して突進する光景はいつもの犬猿の仲が勃発するのであった。


「つまり「百鬼夜行」の戦闘員と最期の遊戯たべ。今までの功績を考えてもそうなるか遅かれ早かれ!鬼や組織的ではあるあるだべな」

変な感じで納得する太次であった。


「では、救出組はこの八重櫻、八重桜剣、元鬼側にいた者、そして「天下五大剣」いこう!海戦でなんとかやれるのはこれがいいと思いますが、頭!!」

八重櫻の提案に大きく頷く矢彦であった。


「さて指揮は・・ふ!いいかもサー!!

我らの大幹部である「猿知恵」の珍宮に我らの命運かけようサー!頼むサー!!」

とんでもないことを言うヒミコに驚く一同。一番驚いたのは本人の珍宮さんである。足はぶるぶる震えだし、重圧感で押し潰されそうになる珍宮さんは今にも泡を吐いて倒れそうな勢いである。反対意見が多く出ており内心指揮をやらないくてすむ方に祈る珍宮さんであった。


「珍宮!!今こそ軍師として頑張るだべ!いや、この呂負の軍師ならやり遂げよ!」

太次が激を飛ばすと、珍宮の顔は代わり、軍師の顔となる。


「お任せよ!我が生涯の主様。必ず勝利してみせます!この恩今こそ返すとき!!な〜の〜で〜す!!」

なのですを大声で叫び気合を入れ!!


「指揮は、この珍宮がします。皆様の命お預かりします!負けたら・・・」

まだ不安がある珍宮さんに


「心配するな!負けたならそれが天命!皆許してくれようぞ。だがオラは許す事はできないすまない。オラはユリカに・・」


「なのです!!そんなの分かってます!負けませんなのですよ!ほんとに我が大将は変態で何よりなのです。」

ニコッと笑みを浮かべながら司令室ヘと入っていく珍宮さんであった。


しばらくはマグマの変化を様子を見て経験豊富な八重櫻(聖獣)達の意見を考慮しながら航路を決める。この最初でしくじれば全てが終わる。鬼は悪魔と違ってその辺はしっかりしているので安心して考慮しているが、あまり時間をかけすぎるのもいけない!マグマが噴火する時間を考えてもあり程度割り出し時間ギリギリ迄粘ろうとする珍宮であった。しかしそれが功を称すのであった!


「マグマの渦潮!!そして何故かのスコール!!おそらくこれがなのです!マグマの渦潮が終ったら合図なのです。出港なのです!当たりは分かりませんので正しい航路上にいるのは間違いないなのです!先ずはあの小舟からなのです!ここは外れでも敵を時間内に倒し確実に一つ一つ潰して進んで行くなのです!!その方が鬼にとっても最善だと思うなのです。それにそこまでしか知恵が無いのです。ごめんなのです。もっと凄い軍師なら無駄な小舟等いかず、確実に捕虜の舟に行くなのでが・・・」


「いや!!一つ一つ潰そう。鬼達の為にも。」

珍宮さんが申し訳無さそうに作戦を伝えたのだが八重桜剣は賛成した。??になる珍宮さんに太次はあの負布として激を飛ばす!!


「流石は我が軍師だ!

鬼の事を想いこんな周りくどい作戦を・・・感動したぞ!!鬼どもよ聞いたか!!心残りないように死力を尽くすのじゃー!!」


「「オー!!ちんきゅう!ちんきゅうー!!」」

鬼どものコールが鳴り響くのであった。


(甘いな・・・。軍師としては最低!!参謀や、戦略者の立場でもあり得ない・・鬼道や、武士道や騎士道を優先するなんて馬鹿な・・・しかしありがとうありがとう。個人としては好きだ。)

隠れて様子を伺いながら思う百鬼丸であった。そしてこれなら卑怯なこともないだろうと思い自分はどっしりと持ち場にてどっしりと構えて待つことにした百鬼丸であった。


(部下の心配・・・俺が・・・クク、あいつらと長く戦いすぎたな・・ふっ!!ふふあっははは―ーーーー)

と自分の持ち場へと戻る百鬼丸であった・・・・


遊戯を開始する珍宮さん達の運命は!!


(ほう!!鬼の性質を考えて上で・・・。甘いがありがとう。「百鬼夜行」の武人として終われるのは誉れであるからな。

しかも渦潮を合図に・・完璧だ。小狡い程度の知略者と思ったがとんだ智略者だな。面白くなりそうだ!)

鬼だからかワクワクするラセツであった。

 

「ありがとう御座います。」


「御礼よりも!早く乗って〜!」

鬼丸が迅速に救出し最期の人を乗せ出港すると同時にマグマ頑張るだべ噴火して今までそこにいた小船が一瞬に消え去った。


「時間との勝負だな!」

ヒヤリとしながら言う八重桜剣であった!


「それにしても「百鬼夜行」の一鬼は万騎当千だけあってキ・ツ・イ!」

弱音吐く天邪鬼であった。


「余裕そうですね。天邪鬼故に?」

笑いながら三ヶみかづき言うのであった。はぁの顔をする天邪鬼を見て大笑いする一同であった。



「ここまで完璧です。誤差もなく、まさか今のところ一人も犠牲者出ないとは!この時点で我らの完敗街道まっしぐら。はぁ、遊戯で良かった!達成しなければ貴方方の勝ちにはなりませんから。因みに序列一位〜十二迄しか残って無いので頑張って下さい。勝たなくても時間稼ぎ位はできますよこの鬼達は、さらには序列一位〜五位は別格ですからねぇ~」

とまだまだ余裕のラセツ軍師であったがどこか楽しそうではあった・・・・・・


(やばいな。無茶苦茶楽しい。軍師よりもやはり我も鬼なのだな。)

と心躍るラセツであった。



「なのですーーーー!」

叫ぶ珍宮


「大丈夫!!間一髪でしたよ。」

寿珠が大声で生存していることを伝えた!


「まじで時間稼ぎしていたな。しかも楽しそうにまるで遊んでいるかのような戦闘だった!ふう~これで後は別格の序列一位〜五位だけか〜」

八重桜剣はぜぇぜぇ言いながら、次の事を思うと辛くなるのであった。


「「天下の五大剣」今こそ!!その恥じない異名を見せるなのです!擬人化の貴方方なら万が一でも大丈夫だと思うなのです!この最期戦いでのここでのリタイヤ(番犬のアリサにより多少は英語を知らずに使う珍宮さん。本人自覚無いところがまたいい!余談である)は悔しいかもなのですが相手は強大すぎるなのです。くっ・・・・」

拳を握りしめる珍宮さん。


「いいよ〜!我々にこんな晴れ舞台作って下さってありがとう!!でも万が一は来ないよ〜!!信じてくれると嬉しいよ!!軍師殿!!」

両手で手を振って答えるのは童子切りであった。笑みをこぼす珍宮さんであった。

(ゴクリ。なんとか犠牲者出さずに!こんなのは奇跡いや違うなのです!鬼が生粋だからこそなのですよね。なんか不謹慎だけど清々しいなのです。捕虜を含め皆がいきいきしているのは・・・鬼め・・・グッチョブなのですなのですなのですなのです)


「きたなのです!!船をぶつけて五大剣は敵の船に突入!!そして離脱してそのまま上がりヘ、五分以内で!渦潮、マグマ柱が発生して追尾不能となるのです!!後は五大剣の武運をお祈り申し上げますなのです!」

と最後の指令を出す珍宮だった。


「ここに来て捨て石とはな!?しかしそうはウグ!この序列一位を止めるとは!!」

逃さまいと突進しながら棍棒を振りまわし、その棍棒と突進を止めたのは、五大剣の鬼丸である!!


「捨て石??違うよ!邪魔でしょ!あの人達いたらね!心ゆくまで楽しめないでしょ!それに鬼退治してこの船でアガるよ!!」

無邪気な笑顔で言う鬼丸にたいして鬼達も笑みを浮かべた!


「そうだな!!楽しむかーーーー!」


「まつりだーまつりだーーーー!」

鬼達は歓喜して一対一の勝負を心ゆくまで堪能するであった。


それを見守る一同。あがりの場所から一歩も動こうとしない捕虜達。


「大将の所ヘいかれてもいいのなのです。小さな子迄いるなのですからなのです。」

とあがりの処迄、迎えに来た珍宮さん。


「いいえ!この子にも目に焼き付けて欲しいのです。英雄の勇姿と誇りを!それにこの結末を見届けるのも我々の使命でもあります。」


「うん!がんばー!」

母親に抱きつきながら声援をだす幼女!それに即発され応援する一同だった。


「鬼さんもがんばー!!楽しかったよー!」

鬼の声援する人もでるのであった!


「地獄の鬼に声援ですか。我々も俗世に落ちましたな!」

トボトボと来るラセツ軍師。


「違うな!もとからの性質だろ!差別もなくお互いに理解できたらな。地獄の環境では無理な話か。人間も、妖怪もよそ者でおぞましい地獄の鬼だと思っているからこちらも無理かな。少しはいたが、迫害の歴史が証明している。だからオラは世界を敵にしてもユリカを護る!!兄として!!」

珍しく真面目に言う矢彦であったが、実にまともで、おそらくユリカ教団の根本的な理想でもあるのであろう。大きく頷くラセツ軍師でもあった。


「ふっ、ふふあっはははなるほどだからか!!我々をここまで困らせ、ここまで楽しませてくれるのはあっははは!!なら頼みがある!おそらく地獄ヘ帰りたくないものもいる。野心のある鬼は成敗してくれ!こちらも粛清はある程度するが。だからユリカ教団に善良なる鬼を頼めだろうか。おそらくユリカ教団しか頼めないだろう。かつて天を支配した者の血族崇めるなら信用できる。貴様らを観ていてもそれがひしひしと伝わってくる。ほんとにユリカ様にあっていれば別の意味で・・・」


「当たり前だ!それが我が自慢の妹なのだから!!任せろ!ユリカ教団に種族の壁などない!かつての「輪」のようにな!」


「そっか「輪」はユリカ教団に引き継がれたということか・・・そうかそうか!地獄・・いや三界に変革の時が来るかもな・・心残りは立ち会えないことか・・」


「上は辛いな!責任がつきまとう。」


「仕方が無いだろう!上の努めなのだから!ほれ船がこちらに向かって来る!!「百鬼夜行」の鬼達よ今までありがとう!我もそちらにすぐに逝くからな。それまで我慢しておくれよ!!」


矢彦とラセツはこれからの未来等を語りながら五大剣を乗せた船の帰還を待つのであった・・・・




登場人物


ユリカ教団の皆様


五大剣の皆様の活躍!



ラセツ軍師


「百鬼夜行」の皆様

誤字などで読みにくいかもしれませんがどうか宜しくお願いします。

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