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45話 またまた夢

「ふぁぁぁ」


朝の教室、ホームルームを待ちながらあくびを漏らす…それにしてもまさかあんな光景を観るとは。



「眠そうね、夜ふかしでもしたの?」

「ちょっと寝てなくて」

「そうなの…もしかして悩みごと」

「あーそんな感じ」


詳しいことは話さないでおこう


「先生には伝えておくから保健室で寝てきたら」

「そうする」



近くの保健室へ行くと下半身が蛇の先生が居た。 訳を話してベットを一つ借りて横になる。



「あー眠い、今なら瞑っただけで…スャー」


一瞬で眠りに着く


「ハッ…意識が飛ぶところだった、いやこれで良いだ…あれ?」



もう一度、瞼を閉じようとしたがベッドを囲んでいるカーテンが先程と比べて赤くなっているのに気が付いた。 カーテンを開き窓を見るともう夕方になっていた。

 

一瞬だと思っていたが長い時間寝ていたようだ。 ベッドを最初の状態に整え、先生に挨拶して帰ろうとしたがどうやら留守のようだ。



「うーん帰るか」


扉を開くと夢で毎回出てきたあの廊下が広がっていた。


「・・・」


そっと閉じてもう一度開くと変わらずあの廊下があった。


「はぁ」



そして自分の着ている服を確認するとやはり白衣に代わっていた。 

こう何度も不思議夢体験をしていると、この状況に慣れてきたのが嫌でも分かる。


「はいはい蝶々さんは何処ですか?」


廊下を進んで今回のイベントが起こりそうな部屋を探す。



「それにしてもこの意味深な夢は何なんだろう? あれ明らかに東京なのに星遺物が建ってるし、神谷さんに話してみようかな分かんなくても喜びはしそうだし」



そうこうしていると廊下の端まで着てしまった。 この先にあの部屋があるのは分かっているのでデバイスを使って扉を出し中に入る。


「なんでこの部屋、来る度に雰囲気が変わるんだろう?」


最初に来た時は部屋は汚れていて使われている様子はなく、次に来た時は誰かが使っていて部屋は前よりは綺麗で、今回に至ってはあのパソコン付近に様々コードが繋がっており、床にそのコードが散らばり足場が悪いが部屋は一番新しい気がする。 


「あれかな此処が出来て直ぐなのかな?」


あと部屋が新しい以外に何か違和感を感じた、辺りを見渡すとパソコンに向かっているコードの全て何も無い壁に一箇所に向かっている。 


その壁まで近付きコードの一本を引っ張ってみると壁の向こうに繋がっているのが判った。 


だが壁に穴は空いておらず、何ならコードの先が無くなっていて繋がっている感触しか存在しない。


「不思議…でも夢ってそういうもんだし、大体こういうのは隠し道的なやつでしょ」


他のやることもないので壁をノック感覚で叩くと壁に切れ目が入り扉が開く。


「やっぱそうじゃん」


取り敢えず進もうと真っ暗な空間に足を出すとそこには床は無かった。


「うわっ!はぁはぁ…あっぶな」


慌ててコードを掴み落ちるのを阻止する。


「う〜ん何も無いな」


しゃがみながら扉の先に手を伸ばして調べると歩けるような場所が無いことが判った。


「う〜んもしかして不正解? でも他にそれっぽい所なかったし…あっもしかしてあれかな?」


この空間で光っている何かを見つけた。 多分あれは蝶々で彼処まで行けば夢から覚めるだろうが、問題として此処からかなり下の位置に在り、どう考えても飛び降りる必要がある。


「ヨシッ」


覚悟を決めて飛び降り…ない。


「あーそうだ準備運動しなきゃ」


急に体を動かすと危険だから体をほぐす。


「ヨシッあっそうだ高さ測らないと」


下までの距離を知らないと着地に失敗するかも知れないので机にあったペンライトを付けて下に落として高さを調べる。


「ヨシッかなり深い…あっそドワッ」


次に何かしようとしたら後ろから誰かに押され、下まで突き落とされる。


「ビックリした、夢じゃなかったら死ぬやつじゃん。 誰だろう今の?」


まあ下には来れたので良しとしよう。

落ちているペンライトを拾い、あの光の元へ向かう。 近くまで行くとようやく光の正体が判明する。

 結論だけ先に出すと蝶ではなく、映画で出てくる人工生命体が入って居そうな培養液たっぷりの水槽が並んでいた。


水槽の数は6つ、そしてどの水槽にも液体以外何も入っていなかった。


「相変わらずよく分からない夢だな」


奥の机にあるパソコンまで行こうとすると背中を何かに引っ張られ、振り向くがそこには何も無い。

 気を取り直して進もうとするとまた引っ張られるので、今度は振り向かずに手探りで後ろを調べると何かが背中から生えていた。 

どうやら先程のコードが繋がっていた。 


「これからどうしろと?」


あのパソコンまで行けば多分この夢から覚めることができる、だがコードが引っ張ってこれ以上進むことが出来ない。


これ詰みじゃないかと思っていると、それに応えるかの如く、周りの水槽が突然割れて漏れ出した大量の液体に流され、気が付くと保健室のベッドで寝ていた。


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