異世界風炉端焼き
◆会議から撤退して、安い宿に戻ってきてる。王侯どものいる施設を貸してくれるというが、あのクズ連中とは一刻も早く決別したかったので、戻ってきた。
俺:で、そんな計画的に撤退したことで、革命が起きてもぬくぬくと貯めこんだ国庫を持ち去って会合結社をつくりあげた畜生王侯連中。素の性格はあれなのだな。催眠で捻じ曲げたのはあくまで、この世界の戦略的な改変を承認、協力させた、それもこの緩やかな撤退までは。そこからは自由意志で協力してる。
娘:でも皮肉ですねぇ兄さま・・・?
俺:姉さまじゃね・・・。
娘:巨乳なのに短髪ボーイッシュとかわかってますねぇ。そのエロエロボディは母親譲りでしょうか。きっと登場キャラで一番一回り胸でかいですよあなた・・・うへへ。
俺:なんでそういうベクトルに・・・。いや、私は本当に男子意識だからわからん。
娘:触られてもなんとも。
俺:思わない。
母;炉端焼きできたわー。
娘:え?炉端焼き・・・え?なんです、異世界貫通穴から無茶苦茶キモい感じで調理済みの料理がグロテスクに出てきてるんですが・・・ぎぎゃあああああ
母:これで一時期、食糧危機を乗り越えたのよ。
娘:ええええええええ。これがあの有名な・・・。
俺:知ってるのか?!妹
娘:超絶爆乳セックス女の兄さま。そうなのですよ。後でくっころお願いします。
俺:で、どうあったの?
娘:創世記に遡ります。
俺:え。うちの母ってそこにいたの。もう時間軸わからんな。
娘:あなたたちの血統はいろんな時間点に転移して無茶苦茶やってたみたいですね。
まあ、ほぼ、神話レベルの内容である。そりゃ何もないところから現代の飲食店で出される料理がゲル状に無尽蔵にドバドバ出てきたらビビる。残飯より性質が悪い。性質が悪いのはちゃんと超絶おいしいであろう料理のメニュー全てが雑にドババッババと直径1kmの穴から大洪水を起こしたというところだ。
※内容は、飢餓状態であった母の恋人、もとい現地住人を食わせるためだったそうだが、結果、数週間、汚物と異臭に一帯が悩まされたが、死んだ土地がよみがえったそうだ。
俺:そんな歴史・・・いらん。ってかこの先祖たちの軍勢は。
娘:私たちの世界観だと、神話の存在たちですからね。その人たちが地上から領土を奪いに返しに来たとしか。【やはりあの次元線の力】は誰が見てもやばいですよ。
俺:異世界と現実世界を貫通させる次元枠線をこんな武器とか無茶苦茶な使い方するんだもんな・・・。