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異世界転移の深層

皇帝:それで報告は。


娘:はい、陛下。とりあえず全ての原因を作ったこの男を処刑に。あれ、女だったなお前w


俺:なんでそこなじられないといけないのだ。処刑って。俺がいないと


娘:大丈夫です。私がなんとかしますから・・・ってそんなことできたら俺くん呼ぶ必要がない。


俺:お前がゲーム上で生まれたせいで異世界補正なくなったとか。


娘:そうそうその通り。本当にいい迷惑だよ。


母:ただの甘えよ・・・。


娘:こいついつか絶対に殺す。


皇帝:いずれにしても異世界の使者たちよ。この世界から一刻も早く撤退を。後それと、、、


母:あら。他にも粗相を・・・。


皇帝:なんか、うちの国力が無茶苦茶増強したわ。助かる。


それから更に一連の列強諸侯たちは同じことを言い始めた。

要するに、俺たちの祖父とか先祖が何をやったのか。


俺:【創造的破壊】・・・?


どういうわけか、体制側が容認していた。

それこそ、最悪を極めるものであったが、

体制側はこれを【世界をコントロールし、何よりより【豊かな世界】】

もとい、【現代社会】に近づけると思ったのだ。


母:まあ、これで私の出る幕はもうないわね。


俺:ただのゲーム馬鹿、ゲーム脳ならまだしもこれは・・・。


娘:大量殺戮どころじゃないですね。今、現代で流行ってる感染症もわざと感染者を持ち込んで、更に暴動、内乱、内戦まで扇動してたようですが、いずれの手段も現代で実行されたお手軽な技術なようで。


俺:その誰でもできる、っていう件が吐き気を催す邪悪だな。普通に前例ないだろこんな異世界もの。


母:あなたの仕事、わかった?


俺:すぅー・・・。うちの先祖はまあ・・・。いや、現実に異世界転移したら普通にこうなるのは当然か。


つまるところ、未開の世界に文明化した世界が進入したようなものだ。

未開でなくても、隣国や世界の諸地域でそんな作戦を実行したり、現実世界ではあること。


そして、それはあまりに必然的なプロセスでもあった。


俺:だが、そんなものは認めなーい!ここは異世界ファンタジー!そもそも完全に侵略者のよな真似通りこしてんな。ここまで悪辣なものか。


娘:まぁ・・・シビアすぎますね。


つまるところ、今、この円卓を囲んでる国家元首たちは全員、自らの退位を先に行い、速やかな撤退を行った。

一体、どのように説得したのだろうか。


皇帝:いや、我々は完全に自由意志を喪失していた。


なるほど、催眠術か何かだろうか。そこまでやるか。でもなぜこいつらを抱き込む必要が。


娘:そりゃ、体制側のお墨付きならいくらでも暴れまわれますから。


俺:連中はきっとこの異世界で軍隊作って他の異世界いくんじゃねぇの。


娘:なおさら止めて!


俺:はぁ・・・。


異世界にきて、いやな現実が・・・。まさか現実のそういう真正面な性格を適用するとは。

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