2.22
唱えた瞬間ルルとルリの足元に水色の魔法陣が現れた魔法陣に日本刀で切り込みを入れていく。
切り込みを一周した時、二人の服装が変わっていた。
鎧のようなドレスを身にまとい持っていた日本刀は銃の形に変わっていた。
「なんで銃になってるし…」
「ん? この方が楽じゃん」
「確かに楽だけど…どっからそんな発想が…」
「愛理だけど?」
銃のトリガーを引き前方の敵に向かって銃弾が何千発も一気に発射されている。
魔法で作り出した銃は、その特性と性能を著しくあげ一発の弾は相手に当たるまで止まらないという。
剣で防ごうとも魔法で弾こうとも隙を須坂いなく入ってくるのだ。
銃弾を撃ち込まれた者はもがき苦しむ。
「大体これぐらいかな」
「もういいかも、始末終わり」
「やり過ぎだろ二人共」
「普通だよ?」
「まだまだ足りないかも…」
「おいおい…」
エルを探しつつさらに奥に向かっていくと、戦った後が残されていた。
魔法を使った痕跡…
「このまま先に向かったぽい」
「ていうか、こいつら本陣とかあるのか?」
「あるけど…多分向こうの世界かも」
「わざわざここになんか来ないと思うよ? あの人達は…」
さらに奥に進んでいくと、黒い炎の柱が空に現れていた。
間違いなくエルの気配がする。
「あれは完全に覚醒してるね…」
「あの状態のエルお姉ちゃんなら任せておけば勝手に粉砕されてる…」
「相当な体力とマナを消費してないか?」
「体力は限りあるけどマナの上限ないからね…」
「確かお姉ちゃんいわく大気のマナを肉体に吸収してるからほぼ無限に使えるみたい」
「チートだな、あれだけの魔法バンバン打てるわけか」
「そんなこと言ってる間に4回ぐらい同じの見てる、ほら今も」
ルリが指を指した方向には眩い程の白い光の柱が出来ていた。
その柱を観た途端二人は、急に走り出した。
「どうしたんだ急に…」
「あの光の柱はホーリーピラー、神界の門が開いた時に現れる柱のこと」
「そのまえに見た黒い柱も、魔界の門が開いた時に現れる柱のなの」
「じゃあまさか…」
「うん、お姉ちゃんの目の前にあの人達が現れたてこと」
「急がないとまずいから、マスターはこれ飲んでおいて」
ルリに渡されたのは、錠剤のような物だった。
それを飲んだ途端急に羽が生えたかのように足が早くなり、一気にエルがいる場所にまで着いた。
「見苦しい姿になったな…全く化け物もいいとこだ」
「そのような姿、私達には必要ありません。何しろ貴方は化け物なのですから」
「貴方たちに言われるほど堕ちてない。私はわたしが守りたいものを守るそれだけだ!」
「ほほぉ〜。私達に背くのですか…あれだけ受け入れていたのに」
傷ついたエルの目の前には、すごい魔力を持った悪魔と天使がいた。
あの二人がエル達の親なのだろう。
俺はすかさずこの間に入り、背をエルに向けた。
「親がいい度胸してるよな…捨てたんなら放置しとけばいいだろ?クズ親」
「確かにそうなのだが、なぜか彼女達が必要になったのだよ。しかも君も」
「その通り、君も必要なので着いてきてくれませんか?」
「うぜぇ〜」
「やる気満々のようですね〜私たちを目の前にして…」
「灰にならないように気おつけて下さいよ?」
俺は後ろにいるエル達を気にせずに暗黒に力を貯めた。
ここまで読んでくれてありがとうございます
・銃?
・光と闇の柱





