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2.16

「悪かったな…」

「別に…ひく…きにしてないもん…ひく…」

「めっちゃ気にしてるだろ…」

「きにしてないもん!」

「たくっ、甘えてもいいから自分一人で悩むな」


そっと傍にかけよりしゃがんでるルルの隣で肩を貸してあげた。

すると、ルルが突然俺を抱きしめ、泣き始めた。

それだけの苦痛を味わっているのだろう。

俺はそんなルルをずっと頭を撫でていた。


数分後。ルルは、泣き止んだ。

ずっと押さえ込んでいた物が解けたことによってルルの表情はいつもより笑顔だった。


「もう大丈夫。でももうちょっとこのまま…」

「ああ…。ルルは、やっぱ甘えん坊だな。昔と変わらない」


近くで足音がこっちに近ずいてくると、心配して飛び出して行ったアリセナが俺達を見つけてきた。


「もう見なれたわ…全く」

「えへへ〜」

「あ、ははは」

「もう家の中入ろ? 風邪引くよ?」

「はーい」


抱きしめていた手を緩め、立とうとするとその手をルルが掴んできた。


「あのルル?」

「手、離しちゃダメ」

「なにその縛り…」

「罰ゲーム」

「あ、はい。すみませんでした…」


当然の結果だと言っていいのだろう。

ルルの表情はいつもより明るく笑顔になっていた。

相変わらず冷たい手だな…。

そんな感想を思うと横にいたルルがにっこり笑ってくれた。

そのまま手を繋ぎまながら図書館に戻ると、エルが何も無かったなのように紅茶を飲んでいた。

こっちのことに気づくエル。


「あ、おかえり。仲直り出来たみたいだな」

「おかげさまで…」


机の椅子に座ると膝にルルが座ってきた。

手は繋いだままだが…。


「ルル。いつまでこうしてるんだ?」

「一日中…ダメ?」

「色々アウトな点があるんですが…」

「うーん。お風呂は一緒に入る!」

「そっちの方がやばいわ!」

「ダメ?」

「だめだろ…」


しょんぼりしてしまうルル。

さすがまずいのでオレは断ったがエルが変なことを言い出した。


「あんなに小さい頃入ってたのに今はダメなんだなぁ〜」

「えッ なにそれいつの話だ!」

「うーん…覚えてない」

「肝心なとこだろ!」


とぼけたエルに俺は何度もツッコミをするが覚えてないの一点張りだった。

そんな中ルルは、ほっぺを膨らませてエルを見つめていた。


「お姉ちゃんのいじわる。紫蓮とお風呂入ったことない。お姉ちゃんは入ってたけど…」

「う…それは、内緒て言ったでしょ!」

「ぷい」


少しルルが怒ってしまった。

俺に撫でられるといつもの笑顔に戻るが…


ここまで読んでくれてありがとうございます

・一人で悩むルル。

・罰ゲーム

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