0.9
こんばんは!
本日から夏休みです^^
すると、テレパシーの様な何かが頭の中に聞こえてきた。
エルの声だ。
「マスターか、アリ姉が私と殺り合えばこの学校...それとも都市一つが壊されてもおかしくないから即効合格だ。おめでとう」
「酷い言われようだな」
「それは、お母さんからのめいれいなんでしょ? エルちゃん」
「ああ、その通りだ。愛理は魔眼を持ってるからな、二人の力がどれほどなのかも分かってるようだ。まぁお喋りはこんなとこにして」
「さぁ順番に懸かってきなさい」
小さな少女が声を出して受験者達を煽る。
受験生たちは、煽られるがまま彼女に攻撃し始めた。
受験生たちの魔法と剣技軽々を避けていき一人の受験生の首に手を寸止めした。
「君 合格。あとそこのきみも」
自分に1度攻撃が当たった者を合格としていた。
傷から湯気を上げながら傷が徐々に塞がっていった。
「あれ? 今のて…。」
「【再生能力】ていうやつか」
【再生能力】それは、不死鳥と呼ばれた鳥が持つと言われている。
死神を倒せば不老不死の力を手に入れることが出来る。
しかし、エルはその力とは少し違う。
地面に落ちた血からは、どこかのスライムのように体に戻っていった。
そんな光景を何千回も見る羽目になると思うと、すごく暇に感じた紫蓮とアリセナ
「なぁ、アリセナ。」
「ん? 暇なの?」
「暇すぎるから久しぶりに稽古しないか?」
「いいよ? また死なないでよね?」
◆◆◆◆
腰につけていたナイフを手に持つとアリセナは、詠唱し始めていた。
地面には地面にはルーン文字の魔法陣が刻まれている。
詠唱が終わった同時に、ナイフと魔法が激突する。
後ろに押されながらも跳ね返そうとしたが、無理に等しい。
アリセナを観ると「本気出してないでしよ?」と言わんばかりな真顔でこっちを見る。
咄嗟に力を解放させようとした瞬間、右腕がもぎ取られるような痛みが走り出す。
「ぐあああああああああぁぁぁ。」
「全く、入試そうそうガチバトルするな! やるんならわたしとやれバカマスター。」
エルが合格者たちを連れ、二人を止めた。
意識が遠のいていき、地面に倒れる。
アリセナがすぐ、光の魔法で癒してくれた。
「合格者達は、あのベルモットについて行ってくれ。私はこやつらの面倒を見る。」
倒れた紫蓮を観ながら炎の壁で高みの見物をしていたベルモットの方に指を指していった。
「エルちゃん、さっき言ってた事て…。」
「それは、後々話すよ。とりあえずはバカマスターを保健室に連れていくだけさ、手伝ってくれる?」
「もちろん、でも私が紫蓮に本気を出してと言ったんですけどね」
「まぁ、それは生徒たちとの決闘まで待ってくれ、その日になれば思い出すだろうよ。あの暗黒の思い出を…。そしてあの子も...。」
「そうだね。あの暗黒のことを…。」
ここまで読んでくれてありがとうございます‼
・エルに合格と言われた(試合なし)
・紫蓮が知らない真実...。