1.24
「は? 嫌々記憶にないぞそんなこと! 」
「だろうな。意識ないのにも関わらず揉んでいたからな。」
「マジかー。」
「アリ姉がマスターを蹴り飛ばしてベッドに寝かしつけた時に、私がある細工をしたのさ」
「ある細工? エルが俺のベットに入っていたことか? 」
「それは細工した後だな。」
「じゃあ一体なんなんだ? 」
エルは真面目な表情から少し笑ったかのような表情に変わっていた。
「右腕に違和感を感じないのか? 」
何を言ってるのかよく分からなかった。
その時、何の変哲もない右腕にナイフで腕を斬ったかのような痛みが走った。
「お、始まったぽいな」
ナイフで斬られていないのに、傷跡が残っていた。
傷跡が段々と文字のように変わっていった。
「もう、お前はこっちの世界に戻ることが出来ないだろな。」
「どういう事だ! 」
「その紋章は、【シグナル・バーザール】。全知全能の紋章といったほうがいいかな? 」
「全知全能? ゲームとかでよく聴く【アカシックレコード】のことか? 」
「その通りだ。未知なる知識までもが全知全能には詰まっている。悪運が呼び寄せた災害にも対処できるほどの知識をね。」
エルが右腕の紋章に触れた瞬間、辺りの灯りが眩しいと感じ始めた。
スイッチが入ったかのように、未来の事や地球上で起こっている事などが頭の中に入っていった。
◆◆◆
「今のは一体...」
「記憶のブラックホールに行った気分はどう? 」
「最悪だな。こんなこと現実に起きるのかよ」
「当たり前だ。それが世界の理なのだから」
当たり前だと言わんばかりの表情でこちらをじっと見つめてきた。
「て、言われてもなぁ」
まぁとエル。
「その事は後で話すから、椅子に座ったらどうだ? 」
既に座って食パンをちぎって口に入れているアリセナや、ゆっくりと紅茶を飲んでいるルルを観て静かに座った。
ゆっくりと食べていると母さんが突然話しかけてきた。
ここまで読んでくれてありがとうございます
ガチで風邪ひいた。
熱あってやばたんw
・【シグナル・バーザール】
・記憶のブラックホール





